Osaka Onsen Tour 大阪温泉ご案内


注:「大阪温泉ご案内」におけるすべての情報は1998年5月以前のものに基づき作成されています。 料金改定など時の流れで移りゆく情報は本ページに反映致しません。 ひとっ風呂浴びる前に各自で確認する事をお勧めします。

大阪府告示の公衆浴場料金 (1998年1月現在)

大人 :335円 (12歳以上)
中人 :130円 (6歳以上12歳未満)
小人 : 60円 (6歳未満)
洗髪料: 10円

共通入浴券:3,100円  (10枚綴り、大阪府内有効)

洗髪料について

洗髪料の由来は、頭を洗われた時必ず抜け落ちる頭髪が、排水溝を詰まらせる要因となるためそれを取り除く労働に対する追加料金、ということであるらしい。 ではわれわれは、番台にお金を置く時、「頭洗うから」といって10円余計に払うべきなのか?  私の研究には、どうしても未知の銭湯へ出向くことが必要であって、その場合必ず、いくら払うべきなのか悩むものである。 私はたいてい500円玉を、さも手慣れた常連客のように出すようにしている。 (向こうは常連であるかどうかぐらい顔見れば分かるのだろうが)  そうすると自動的にお釣が返ってくる。 その答えは、場所によって勝手に洗髪料取るところもあれば、取らないところもある、ということである。 取らないところでは、こちらが後日髪を洗うからと言って差し出した10円を「ああどうも」といって貰い受けるところもあれば。「いいや、いいですいいです」といって受け取らないところもあった。 番台のお人柄によるという結論である。


共通入浴券

共通入浴券は銭湯の回数券である。 大阪府の場合、大阪府浴場商業協同組合が発行し、同組合に加盟する銭湯にて購入でき、また使用できる。 通常大人335円の入浴料が、これを用いることにより310円となる。 現在発行中ののものは平成10年2月1日〜平成10年7月31日の有効期限をもつ10回券と呼ばれているものである。

Kaisu-ken 1        Kaisu-ken 2

左: 9回券 (平成9年8月1日〜平成10年1月31日)
右:10回券 (平成10年2月1日〜平成10年7月31日

 1.入浴券の使える銭湯はどんなとこか?
通常の銭湯は組合に加盟しており、共通入浴券を使うことができる。 これらの銭湯は脱衣所もしくは番台周辺に大阪府告示の入浴料金表が張られており、そこには回数券の料金も同時に掲示されている。
では、これが使えないところとは、何処であろう? おそらく前述の掲示がなされていない、組合非加盟の銭湯であろう。 本当のところは店員に聞いてみないと分からないが、現在それらしき振舞をしている銭湯は次が確認されている。

  太陽温泉、 五色湯、 大港湯

この3店舗は大阪府告示の入浴料に非常に近い料金を取りつつも、料金支払い方式はプラスティックチップを自動販売機で購入する方式であり、また店内どこを見回しても前述の料金ポスターは掲示されていない。 また、この3店舗に共通していえることは、いずれも最新型の入浴設備を備えており、「慈善事業ぢゃないわよ」という意気込みが感じられることである。 面白いことに、豊中市が行っている老齢者に対する福祉事業の一環として実施されている、銭湯無料入浴では、その対象浴場が大阪府公衆浴場業環境衛生同業組合豊中支部加盟浴場及び、新千里地区の浴場となっている。 現在のところ、新千里地区に存在する公衆浴場は太陽温泉のみである。
また、五色湯では前述の料金ポスターはないものの脱衣所に入浴料金の看板があり、そこにはたしか「大阪府浴場組合」と書かれてあったのは不思議である。 いったい公衆浴場に関係する組合はいくつあるのであろうか。 大人330円とかいてあった。
なお、当然のことながら、通常の銭湯料金をはるかに超える入浴料を求められる、いわゆる健康ランド、サウナのたぐいにはこの入浴券はつかえないのであろう。


 2.有効期限の切れた入浴券は
興味本位で購入した、港区の9回券は、その購入時期を誤りあっという間に有効期限を過ぎてしまった。 でこれって、ただの紙屑になってしまうのか? 豊中の番台のおばちょん曰く「有効期間内ならば、記述どおり大阪府か一円の組合加盟店で使えますが、それを過ぎると発行された市区内でしか使えなくなります。 理由は組合で換金できなくなるから。 でも今日はまだ組合にもって行く前だから古いのでいいよ。」 なるほど。 ところが、港区の番台のおばちゃんは、「そんなことはない。 でもそんなに心配なら新券に交換したげる」 といって、結局全部新しくしてもらいました。


 3.寂れた銭湯で入浴券をかうと・・・
蜷特で購入した入浴券は明らかに再利用されている物であった。 換金の手間などがいやで、客からもらった券をそのまま束ねて売っているといった風でした。 おかげで私はどさくさに紛れて西区の券の交じった9回券の束を買わされました。 西区ってどこだっけ? (でも前述のとおり、結局新しい券に換えてもらえた。)


サウナ料金について
しゃれた銭湯にはサウナがついていて、追加料金でバスタオルを召して入ることとなる。 これ、なんで別料金なんでしょう?  現在のところ、組合との絡みでのみしか考えられないのですが、 現在分かっていることは、

  *ドライサウナは、別料金をとる。
  *スチームサウナは、銭湯料金で入れものである。

ということだけである。 謎は深まるばかり。

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