俺がやらなくても、キャシャーンがやってくれるかも〜
とか云ってたんですけど、なんとか形だけでもアップ!
本当は俺が真っ先にこーゆーのアップしなけりゃいけなかったんですけどねぇ


DASACON〜接触篇〜99/3/13



「では諸君、いこうか!」
「はい、総統!」

という最後の通信を終えて眠りについた我々スタッフは、その日の午後3時にJR水道橋駅に集結する予定になっていた。

15:00
ドタンバでの申し込みは禁止、とか云ってたのだがドタキャンも発生してたので、そこらへんどうするかの話をしている。予想誤差範囲なのでとりあえず無視。
そうこうしているうちにスタッフ集結。DASACON関西支部のスタッフかつきさんの実体と久々に会う。
確かに久しぶりなのだが、「なんかお久しぶり!」って感じにならないところがサイバーエイジである。
宿にはでかく「歓迎ダサコン様」
うう、我々は歓迎されているぞ!俺が恥ずかしい思いで「カタカナでダ・サ・コ・ン、DEATH!」と言ったのは無駄ではなかったということだ。「他から問い合わせがあったとき、困りますからねぇ」なるほど。そりゃ困るだろう、というモノも結果として色々舞い込むことになるので正解。
宿に荷物を置いて買い出しに行こうとするも、すでに和んでいる。
で、本郷の街をうろうろする。はぁ、思ったより何でも買えそうだ!
特に酒屋は宿の目の前にあるのですげーラッキー!足りなくなってもすぐ買い足せるじゃん。コンビニもあるし問題なしである。では酒とつまみを買うのだ!それが我々の死命だ!とかいってたら、なんと目の前の酒屋は「本日都合によりお休み」
「くぉっ!ヌカったわ!目に見えない第一・第二勢力の陰謀を感じるわい!」
んが、既に別の店があることはわかっていたのであまりあわてなかったッス。

17:00
買い出し終わって、やり残した作業と会場セッティングに移る。
完全ペーパーレス化だ!とかいっていながら、領収書の宛て名書きをやっている風景を見るとまだまだ物資文明の呪いを感じる。
しかも、宿の人から驚くべきモノが手渡される。
「な、なんじゃこりゃぁ!」
しかしそれは我々の勝利が確実なモノになりつつあるという確信を与えてくれる物だった。ニヤリ。
ほっかほか亭の弁当を買ってきて食べていると信じられないくらい時間が迫っている。
もっと早く集結していれば…いや、でれっとする時間が増えるだけだぜ。
とかいってるうちに一番のりのお客様、岡田さんが到着。イカン!受付を設置するのだ!それが我々の死命だ!といってるうちにゲストの山之口さんも到着。

18:00
着々と参加者が集まり、スタッフが右往左往するなか、なんだか俺も右往左往するが実はさっぱり働いていなかったりする。なんだか結婚式場の花嫁の父のような落ち着きの無さだな。
「宴会場の様子を見てくる」
見事に12×4列にならんだ座布団とテーブル。あ、演壇作らなきゃ、と宿の人にお願いする。カラオケマシーンもあったが、「置いておくと酔っぱらった浅暮さんが歌っちゃったりするかも…」と思い、どけてもらう。
空調をONにしてだれもいない宴会場を見渡し、しばし感慨にふける。とうとうここまできたのだ…。まるでアポロとの試合前のロッキーのような心境である。
「そうだ、まだオープニングの挨拶考えてなかったなぁ」
とここで、「げっ、参加者紹介ってページ持ってる人といない人っているんだよな、しかもオープニングにはいない人もけっこういるんだよな。…ヤバイ!」ということに気が付く。ホームページの印刷物が出来上がってる、というので安心してさっぱりそこの段取りを考えていなかった。紙、確か刷った順番のままじゃん。
宴会場へお客さんを誘導するように指示して、あわてて参加者一覧とホームページをつきあわせ、並べ始める。あら?抜けもあるわい、しまったなぁ。おお、人数があわんぞ?!とかスゲーあわてまくり。
で、時計を見るともう19時じゃん!
受付に行って残っている名札を確認、お、残りは10人くらいか。既に40名近く入っていることになる。じゃ、いきますか!

19:10
参加者の皆さんが暇をもてあました挙げ句に「なんで始まらねーんだよ!」「酒はどうした!」という映画のモブシーン真っ青の状態になっていたらどうしよう、とか思ったが、無論そんなことにはなっておらず既に幾つかのグループに分かれて歓談がなされているようだった。ま、夜は長いぜ。10分20分気にしないでいこう。と自分に云い聞かせていきなり開始宣言します宣言。皆さんピタッと配置についてくれたので嬉しい。
しまったヨ、挨拶考えてねぇじゃん、俺。まぁ、動き出した歯車というのはなんとか仕事をしてしまうもんだ、いくぜ!
というわけで、選手宣誓みたいな感じで第1回DASACON開始宣言!
何しゃべったか自分では覚えていません(苦笑)
「総統ではなく、u-kiと呼ぶがよい!」とか寒いギャグをかましたが、終始<総統>あつかいだったからには皆、俺の云うことなんざ聞いちゃいねぇということか(苦笑)。
あんまり俺が長くしゃべってもしかたないなぁ、というのと「次回は合宿形式でやりたい」という漠然とした希望が現実になったことが嬉しいのと、思いがけず素敵なゲストが呼べて嬉しい、というようなことを話したと思う。あとスタッフが優秀だったということかな。とにかく「やると云ったことは大体やっつけている」という有言実行型ライフが実践できているという事が個人的には嬉しいのであった。
もともと紙を読み上げる、なんてこたぁ子供の頃からやったことのねぇ俺だが、今、こうしてレポートを書くにあたって、せめてメモくらいはあった方がよかったかな、と思う。
で、溝口さんにA3版にプリントアウトされたページを掲げてもらって、軽く参加者の紹介。一人1分でも40分だ!と思っていたのですごくそっけなく済ませてしまった。
時計を見るとまだ19時30分。こりゃ飛ばしすぎたわい!ここでもスタート時に全員そろってはいない、という考慮が抜けていたのだ。
ここで祝電を読み上げる。内容はこちら
まずは喜多哲士さんのまともなモノを読み上げて感動を誘う。
続いて謎のトロフィーによって送られた銀河の荒鷲シーフォートさんからの短いモノ。但し正体が不明であることを強調して置く。
そして最後に、「ヤマトの諸君…」で始まる冬樹さんのモノで締める。こちらはかなりウケました。偶然にも我々の宴会場が「やまと」だったっつーのもナイス。

19:40
で、間を置かずにゲスト対談へ。ゲスト3人、行進して入場・演壇に着席。
涼元さん、悶えてる絵しかなくてゴメンなさい

オルガニスト・コーナー!
『オルガニスト』は人間=>音楽という強いベクトルを表現したい。という山之口さんの解説で話は始まった。
んが、ここで早くも最大にして最悪のスタッフチョンボが発覚。用意するように云われていたホワイトボードの替わりの模造紙、すっかり買うの忘れていました。コイツだけは当日調達になっていたんすよ。うわー、しまったぁぁああぁ、と冷や汗だくだく。山之口さんが「この大きなベクトルを」と全身で大きな縦矢印を描くたびに「スンマセン!」と身悶えしていたです。反省してます!
で、氏曰く、パイプオルガンに触れたのは実は作品を書き上げたあとで、「実物に触れてみてホッした」というのが印象的。机上のお勉強だけであれだけ書けちゃうのか、スゴイなぁ、と感心。しかも現代のパイプオルガンは凄くマシナイズされているそうで、フロッピィを突っ込むと機械的に<ストップ>が調整されるというのにわくわくしてしまった。山之口さん、次はロボットが出てくる話書きませんか?(超個人的希望)
炸裂する浅暮さんの「テキストの×××ページ!」
こ、これはNHK教育講座なのかぁ?!
(笑)
で、企画としてぽしゃったという幻の「オルガニスト・サントラCD」がお目見え。うお、カッチョイイよ、サイバーだよ!
そしてバッハの『四つのデュエット』についての説明が入る。うーん、実はこの曲だけは聞いてみたかったのだ。渡りに船。で、実際聞いてみると…。
うーん、江戸川乱歩『地獄の道化師』みてーというか、ずばり聞いたことある曲としては、 「不思議ソング」じゃん!と音楽の才のなさを発揮。<タナトス>って感じじゃないですねぇ、と突っ込みたかったけどだまってよぅっと。そう思ってたら涼元さんがそのことを口にされたので答えを期待すると。
「うーん、ここでは迂闊にお応えできません」とのこと。残念。
で、山之口さんのクラッシックとのなれそめの話に移る。人にはそれぞれ好きな音楽の傾向があり、バッハ=バッカス・ディオニソス的な人=山之口さんなのだそうだが、ここでいきなりワーグナー=アポロン的な人=u-ki総統みたいな人とふられる。なぜ?(苦笑)そりゃ好きですけどね、ワルキューレの騎行とかワルキューレの騎行とか(笑)どっちかっていったらアポロンというよりかダイアポロンって感じですよ。むしろナルシスか?ってそいつは神様じゃねぇよ。で、良く考えると、ああ、あのちょび髭のモノホンの総統のこと云ってたのね、と納得。
モーツァルトは、で言葉を切ると「オレ、すっごい好きなんですけど、モーツアルト好きなのはどんな人ですか?」と涼元さんが突っ込む。
「うーん、モーツアルトやルノワールが好きな人はねぇ、スッゴイ女好きですよ!」で一同爆笑。
で、『オルガニスト』ラスト核心部分への浅暮さんからの質問に対して、涼元さん
「なんか、もろネタばれじゃないッスか?」
「もー、しゃーないやん!このままいかしてもらいます!」
というわけでオルガニストコーナー閉幕。

青猫の街・コーナー
浅暮さん、いきなり青猫暗号にせまる!ここでも
「えー、テキストの×××ページ!」
ホント、本持ってきたんだから手元に持ってくりゃ良かったわいっ!
主人公・神野が青猫暗号の秘密を追って地下BBSへ潜るくだりの暗号合戦について、涼元さんに解説を求める。
丁度、p178 p180のあたりである。
「快楽ってのはエヴァ関係なんですけど、わかる人います?」何!エヴァ関係?全然わからんぞ?と思っているとあれよあれよという間に謎が明かされてゆく。ああ、いくらでも深読みできるじゃん、と口をあんぐり。
ここでも模造紙がなかったことが悔やまれます。ゴメンナサイ。
&hが16進数の頭につくことやAやBが数字だというのが一般民間人にはなかなかわかってもらえないのだ、という事実に涼元さん悶絶。いや、ここにHEXダンプでデータチェックやってる男がいますからねぇ、と思っていると、山之口さんの16256に反応している人も世の中にはいますからねぇ」で会場沸き立つ(笑)。
浅暮さんからの依頼で涼元さん、物語の核心部分p155の朗読。
もう泣きそうになってる俺。しかも作者自身による朗読だよ!感無量!生きててよかったよ!
この部分における主人公・神野と作者・涼元さんの「世界観」が違っている、というのが意外だった。もし俺が作家になったら自分の気持ちしか書けないよなぁ、みたいなのがあったから。
山之口さんも21世紀へ向けての世界観を語る。昔、俺が思っていた考え方と近いので、思わず口を開きそうになるがぐっと我慢。

で、最後にゲストの方々の小説感についての話になる。
家族小説や恋愛小説はもう古い、これからはオトコの友情だ!
努力・友情・勝利・根性路線が新しいんだ!みたいな話になる。
小説がゲーム的になっている、現実はゲームじゃねぇんだ!みたいなことで御三方意気投合。
で、次回作は?
涼元さんは、インターネットミステリーみたいな小説…と歯切れ悪く答えた次の瞬間、
「もしくは高校を舞台にした恋愛モノ
もろ、ゲームやんか!(笑) で、山之口さんは、
地ビール小説(嘘)」
嘘つかないでぇ〜(笑)。本当は中世の最大にして謎のフランス詩人の一人称小説だそうで、ぐぉ、凄そう!ヴィヨン?太宰の短編で「ヴィヨンの妻」ってなかったっけ?とか勝手に思う。

というわけで1時間でお願いします、という予定時間ピッタリに終わって軽く質疑応答。
す、スバラしいです、浅暮さん!
というわけで一発目にして最大の企画、日本ファンタジーノベル大賞受賞作家対談は無事終了。お疲れ様でした!

ここでトイレ休憩はさんで酒の用意。

21:10
なんと、参加者はもちろん、参加していない方からのお酒の差し入れがあり、かなり感謝大。そのお酒の紹介をして、 ダサコンに乾杯!(ああ、芸がない)
遅れてくる人には宴会場へ来てもらうような感じにして腰を落ち着けると、さっそく涼元さんと語らう。いや、対談の最後の方、宇宙に行きたいけどいかないだろーな、みたいな部分にも痺れた感じ。というわけでノストラダムスとか第三次世界大戦とか、そんなもんをダモクレスの剣みたいにぶらぶらさせられて思春期を送った我々の世代に明るい未来なんてありえないッスよ!みたいな叫びから始まり、青猫の街からゼラズニイの話などをして開始5秒後にはもう和みモードへ突入。
ゲームと小説の接点みたいな話をしているところへ、『プリンセス・プラスティック』(うぁあ、まだ読んでません)の米田淳一さんが登場。おお、涼元さんと二人してモバギが光っている。やはり作家はモバギなのかぁ?と最近CE版モバギを入手した俺は目を光らせる。比較的マジメな話をしていたので、なんだかここらへんの記憶はおぼろげである。どうせ俺のことだからいつものようなことをいつもの如く語っていたのであろう。
山之口さんもやってきて掲示板でも云っていたキューブリックの話などを振られるが、例によって何故か俺のせいで気が付くとスターシップトゥルーパーズのバカさ加減についての話になっていた。すみませんねぇ、山之口さん。そういえばキューブリックはクラッシクを使う監督でしたもんね、(ルドビコ療法にもベートーベンが!)そこらへん今気が付きました。思慮不足。ホーガンあたりでSFから離れてしまったのだ、ということで、なんだかみんないったんSFから離れた時期があるんですねぇ、とかいってるうちに…。

22:00
第一回、ネットSFクイズの準備が整ったようでおもむろに開始される。
実は各小企画の進行は「その場の雰囲気」とかいってて俺はまーったく把握していないあげくに考えてもいなかったのだ。(ヒラノさんに「なんだかもう、何にもやんないで話してるだけで俺はイイ」とかゆーリーダー失格発言をして発泡酒をガブガブやっていたのだ)
おお、俺が何もしなくてもそれらしい雰囲気になってきたじゃん!
この第一回目のクイズはかなりスタッフの予想と違った動きになり、難易度高めに設定されていたものでも生残った人が多かったりして、○×で運もあろうが、皆さん他の人のページを見てるんだなぁ、と感心してしまった。
で、ラストはニムさんと安田ママさんの一騎打ち。実はこの後のクイズでもそうだが、最後残り二人になると、後から答える方が先に答えた人とあえて違う答えを出す、という潔い行為が見受けられた。これを<ダサコン決闘法>と命名し、その潔さを後世に伝えたいと思う(嘘)。ここはニムさんが勝利しました。
で、実はクイズ後、「あんまりSFなクイズじゃなかったですね」という意見を何人かの方からいただいたが、実は当初このクイズはいろんなコンベンションでいつも勝ちまくっている山岸真さんなんかを負かすために企画されてたりします。山岸さんは今回欠席されてましたが、一歩間違えば 「SFクイズ・ダイジマンを倒せ!」とかになっていた可能性もあるんですねぇ。恐ろしいですねぇ>ダイジマンさん(笑)。
で、丁度クイズ終了したところで最後の参加者・大森望さんが登場。一瞬前に大森さんのページの「超軽量リンク集」リンク数表記の誤りを指摘する設問があったばかりなので、クイズの再開が要求されるが、とりあえず一端クイズは終了。この時点での参加者は46名になっていたのでした。

22:30
ここで突如、森太郎さんが伝令のように巻き物を手に登場。何かと思っていると、NIFTYのFAX配信サービスを使って謎の祝電が届いているという。内容はこちら。ああ、<伝説のサイト>とかもじってるじゃん。あげくに『エドガー@サプライズ』ネタまで。
すげーサイバーな珍事に一同ウケまくる。それにしても、いったい何者なんだ、おまえら!みたいな感じ。(今は正体がわかっております)顔文字の音読というのも初めて聞いたゾ。
続いてせっせと古本屋さんのようにオークションの準備を進めていた溝口さん、かつきさんによって古本オークションが宴会場の前方で開始される。ちらっと見ると、「おいおい、いったいコリャさばききれんのかい?!」ってくらい本が山積み。掲示板で宣言してた人が少なかったのは杞憂でありました。
今回は掲示板に挙がっていたオークション本の中で欲しいな、と思っていたのは『星虫』と『SF九つの犯罪』だけだったので、前回のSF者オフの時みたいに身を乗り出すこたぁねーなーと思い少し離れて様子をうかがう。結局今回もオークションで出てきた珍本が皆の肴になってたみたいなので、これからもこいつは目玉企画になるのかなぁ?とか思う。新刊の話題でなく、古い本の売り買いでオモイデ話をするコンベンション。いいねぇ。やはり溝口さんのところに出入りしてる人が中心だから自然とそーゆーカラーになるのかしらん?新刊の話題はネットで電子のスピードで出回ったりするわけでいいんじゃないかしらん?そして本という実体を伴ったものが電子情報を元に集った連中でやりとりされる、ああ、この中途半端に寸断された感じこそまさにサイバーエイジではないか!
で、オークション開催と同時に宴会場の後ろの方では森太郎さんがSFカルタの第1戦目を催している。最初、人が集まるかどうか心配だったけど、こちらはどうやらSF力自慢をしたい人が腕まくり状態なので、集まったメンツを見てとりあえず安心する。進め方は森さんなので大丈夫でしょう。
で、オークションの方は木戸さんが「オークションにはそれなりの解説ってもんがあるんだ、俺がお手本を見せてやる!」となんだかおもしろげーなススメ方をしている。「オークションは出物の解説とかで盛り上げたいのでよろしく」とか云われていたのだが、なんだかあっちも大丈夫そうだ、という感じ。
ちぇろ子さんやokkoさん、後はあまりネット者ではない私の後輩などと話しながら発泡酒をかっくらって赤くなっていると、銀背の『ヒューゴー賞傑作集No.1』がパッと目に入る。瞬間、俺の脳内のタスクにソレが超特権優先順位で食い込んできたので、カラダはサイボーグのように条件反射的に機能してそちらへ横っ飛び。
「それは世紀の誤植SF、「ちんぷんかんぷん」が入っているので、読まなきゃ駄目!ってゆうか読んでない人は死んでください。あと、エリスンともみあげオヤジの熱いバトルも語られているので買うしかないです。ってゆうか買え!」
と叫んでいました。やはり自分の好きな本に安値が付くのは許せないでしょう。というわけで「じゃ、その本はなんと、50万円から!さぁ、いってみよう!」とかいったら嵐のような批難を受け、あえなく轟沈。以後、同じようにいくつかの「口を出さずにはおれない作品」について機械のように反応する、ということを繰り返していると、「安値をつけたくない」という俺の思いに反してさっぱり値が上がらないという状態が続発。何故だ!ミンナ勉強不足だゾ!俺のインチキ解説などにびびってどうする!
ま、「ソムトウ先生の短編が読めるのは『タイムトラベラー』だけ!」という少年ジャンプの広告みたいな叫びでイイ値がついたので、よしとするか。
で、気が付いたら『星虫』は争うまでもなく安田ママさんにやられる。いいんだい、自分で探すモン!
で、気が付いたら『SF九つの犯罪』も売れてる。いいんだい、もともともみあげオヤジの話なんて好きじゃねぇやい!
で、『オットーと魔術師』、山尾悠子の本、ってゆうか作品一行も読んだことないので欲しいニャー、とか思っていたら「もーあんたら大戦前のドイツかい!!」ってぐらいインフレ。実はさらにこの後、ゲスト作家二人による恐ろしいバトルが繰り広げられることになるとは夢にも思わなかった。
で、思いがけずジーターの『マンティス』をGET。ああ、学生時代に読んでもう読めない本と再会だね!『悪魔の機械』なんかも欲しいんだけどねぇ。なにしろ学生の頃は貧乏だったので、本当にイカス!と思った本以外買わなかったし、SF研の部屋にはいろんな人が読み終えた本を転がしていたので、それで済ませていたのだ。で、今の状態に至る、と。
みらい子さん提供のかがみあきら3冊セットをGET。「いやー、おいらアニメック読者だったからさぁ、感慨深いよぉ」とかいってしみじみしてると、SFカルタの第二戦目に招集される。あまり自信がなかったのだが、うむ、メンツを見ると第1戦目よりは濃くなさそうだぞ、と思って挑む。
もはや好きな作品だけとれれば良い!と思っていたのだが、タイトルだけみるとあれもこれも取りたい奴ばっかりでけっこう燃えてしまった。わかるとやっぱ、嬉しいしね。『光の王』は最初の単語でGETできましたぜ、へっへ。
『虎よ、虎よ!』が取れなかったのはそれなりに悔しかったが、『プリズナー』を大森先生に取られた時はもう悔しさのあまり血涙を流してその場から退場しようかと思ったくらいだ。
で、読んでない奴もわかんないなりに取りにいこうとするから始末が悪い。「これかぁ?!」と半信半疑で手を出すと必ず『ユービック』に手が伸びてしまい、隣にいたカワカミさんに「u-kiさん、『ユービック』好きなんですか?」と誤解される。知らないんですってば。
で、結構取った!と思ってたけど、大森先生にはかなわず。
海外篇に続いて国内篇に移る。「取れへんなー」とぼやいていた浅暮先生も自分の作品が読まれた時はすばやく取っていたのが印象的。海外作品に比べて全然自信がなかったのだが、懐かしい作品や最近読んだ作品が多くて結局海外篇よりも多く取れてしまった。
で、国内篇も大森さんが勝者になったのでした。
というところで、顔を上げるとオークションでは山本さんの放出した山尾悠子本による「山尾悠子ショック」のあとで恍惚とした涼元さんの顔がうかがえたのであった。
というわけでそんなことをやっているうちにとっくにテレホタイムをすぎて日付も変わろうとしているのだった。夜は長いが、時が経つのも早いぜ!というわけで続く。


DASACON〜発動篇〜99/3/14


で、オークションに復帰。自分の持ち込み分を売る番になったので正式に売りモンの解説を行う。
特に力を入れて説明した『キャッチワールド』が何故か200円!おい、これ、欲しがってる人が聞いたら怒るで!!『サンドキングズ』も同様だッ!!!
俺的には今回のダサコンの宣伝をするに当って俺のページのトップに貼り付けたい感じのあった『鉄の夢』、2冊あったとはいえ、あまりにも引きが弱すぎるぞ!そんなに俺の解説が悪いのか?!
思うにねぇ、即売会で自分の本を売ってる時と近いものがありましたね。作った本、猛烈にプッシュして手に取らせることに成功したあげくに、客は中を見てくすりと、あるいはゲラゲラと笑ってくれるんだけど、「ども、ごちそうさまでした」って感じで本を置いて買っていってはくれないのだ。くそぅ!お笑いで食っていくには色々厳しい、というわけか?!(なんのこっちゃ)
思うにAMEQさんや木戸さんのツッコミが激しかったのは彼等がその作品についてちゃんと知っているからなんだよねぇ。俺の解説はその作品について俺が特に感銘を受けた1%をあたかもその作品の100%の様に解説するからそれだと「違うだろ!」になるわけで。知らない人に食いつかせるのにはあれでいいんだと思うけどなぁ。で、その方法で読ませたあと感想を聞くと、「まぁ、間違っちゃいないんですけどね、モゴモゴ」とかになって、そのモゴモゴ、がいいのになぁ。
okkoさん、ダイジマンさん、涼元さんがブツを売る。ああ、涼元さんのデビュー作とか読みたかったのに、コバルト・チェッカーのジョニイたかはしさんが2冊ともGET。くぁっ、悔しいゼッ!
すでにオークションの一番のヤマであった山尾悠子争奪戦が終わって、ダレてきたのか、疲れちゃったのか、眠まってきたのか、ダイジマンさん持参のSFMバックナンバーのほとんどを俺が50円〜100円でGET。ダイジマンさんゴメンナサイ、ってゆうか、バチ当るで、ホンマ!続くのださんの本やお給仕犬さんの本も「もったいない根性」が出てきて色々GETしてしまった。気が付くと購入本が山のように…。
ああ、欲しいのは文庫2冊だけだったのに!ま、どうせ安く買ったんだからま、いいっか、とか思っていると、清算タイムがやってきてダイジマンさんにニコヤカに「u-kiさん、2700円と云われる。「え”〜ッ??」そうだ、ついつい勢いに乗って『SFの本1〜4』を2千円で落としていたのだ。これ、家に帰ってから読んだらごっつ面白かったです。80年代初頭の京フェスやSFセミナーのういういしいレポートとこの第1回ダサコンを比較したり、レビューされてる本がオークションで飛び交ってる本ばっかりだったりしてとてもナイス。って、そう思うと前回のSF者オフのオークションでNWSFやSFイズムを根性出して落としておかなかったことを死ぬほど後悔。あああぁ、半端はいかんよな、半端はッ!!
オークションリストを見て俺がいなかった時のブツの動きを見る。山本さんとカナザワさんとニムさんのときに俺は離脱していたのか。ふむふむ…。
なに!!『突然の目覚め』と『H・A・R・L・I・E』がっっ!この値段とは!!!いったい君たち何をやっとるんだね?!!オレガ買ウヨ!ゼロもう一個つけてな!!!(じたばた>暴れてる音)
やはり次回は事前にリスト作るとか、突然値段が4000円とかにならないようにするとか、色々改善しないと駄目ですな。このままだと次回は飲み会付きオークションになってしまうかも、だし。
で、果てしなく続いたオークションが終わり時計を見ると3時半。程よく脱力していると、お目々をキラキラと輝かせて元気一杯の森太郎さんが「よぉーし、ネットSFクイズ第2回、いってみよー!」と云っている。
そーいえば、だいぶ前に浅暮さんに「ゲストの小企画ってどうすんねん?」と聞かれていたのだ。実は宴会場と同じ階に(寝部屋は2階)一つ部屋を用意してあり、対談後、ネタバレ含みの濃い「オルガニスト談義」や「青猫の街談義」はそこでやってもらおうと思ってたのだが、すっかり忘れていたのだった。すんませんです。
で、問題数は充分あるはずだ!と、第2回、第3回と連続してクイズを行う。
このころになると参加者の脳がアルコール汚染されているのか、眠くなっているのか、最初の一撃で半数以上が撃沈!とかゆー楽しい事態も起っていた。
結果、第2回勝者は浅暮さん、第3回は大森さんでした。おめでとうございます。
本読みさんは画像をOFFにしてサーフィンしてるであろう、というひっかけ問題や、ごく最近変更されたコーナー名をつかったりしたクイズに翻弄される参加者を見ているのは作った側からするとしてやったり、という感じでよかったです。
このクイズも前回はできなかったこと。複数の人で考えないと出題傾向が偏ってしまうしね。というわけでまたしてもスタッフの存在に感謝する俺であった。
単なるSFのクイズでないところもこの集まりに対してはよかったのではないかと思っている。それ系のツワモノはそれ系のイベントにうようよしているわけだし、SF根性勝負とかの色があんまり強すぎてもこのイベントの主旨にそぐわない気がしたし。そういえばこのイベントの主旨ってなんじゃろ?俺の意味不明な総統挨拶文じゃさっぱり伝わらねぇよなぁ。(そのうちイベント全体について思うことはレポート以外の形式でまとめたいとは思ってますが、期待しないでください)

HASTERさんと濃いアレ系の話をしたり、OMYのCDを聞かせてもらったり、谷田貝さんと五島勉の悪口を云ったりしてると、あれ、なんだか人がだいぶ減ってきた様子。
前の方の机では電子出版や海外作品の話をしているようで、後ろの方では印刷された各ホームページを肴にページデザインやネットの話題について盛り上がっているようだ。
ふと我に返って涼元さんと山之口さんにサインをもらおう、と思うが山之口さんは寝てしまったようだ。(で、結局もらいそびれてしまったです。また次回にチャレンジだ(;_;))
地球人類にとって最も重要な飲み物であるコーヒーを飲んでいないから、俺の脳は死にかけているのだ!ということに気が付き、持参のコーヒーメーカーを起動しようとするが、皆、宿に据え付けのお茶をがぶがぶやっているようなので俺もなんだか面胴臭いのでそれでいいやとか思ってだれていると、かつきさんが遠方で地道にアニソンイントロクイズの準備をしている。この企画もかつきさんが大阪市大の学園祭でやった企画なので彼まかせでまるでノータッチなのであった。
スピーカーとMDの調整が終わったみたいで「それじゃ、アニソンイントロクイズ始めます」と宣言。見ると前述の二つの固まりに参加してない人は寝ており、あまり動いてくる人もいない。ありゃりゃ、あんまり参加者いないのね、でも俺かつきさんの学祭のレポート読んでこれ、猛烈に参加したかったのよね、と思ったのでずずずっ、と前に出る。
ラインナップの傾向がつかめなかったので、難易度が高いといわれていた「ミクロイドSだのガッタイガー(円盤大戦争)とかがイイなぁ〜」とかつぶやいていると隣にいた一歩さんに「それはちょっと…」と困った顔をされる。谷田貝さんは前傾姿勢を取っておりやる気マンマンだ。
よし、スタート!
其の時、俺は音楽サイボーグになった。
「は、速い!」と周囲にびびられるが、俺としてはまだまだな感じ。
それに『エルガ仏』とか谷田貝さんもわかる奴においては完全に腕を上げる速度で負けている。
「くそっ!誰か俺をヘイバーマンにしてくれ!そしてダイヤルを高速度にしてくれッ!」
あるいは、「僕はアニソンになりたい」(嘘)
やがてかつきさんの出題傾向がつかめてくる。「基本的にSFなアニメのオープニングです」って、魔女ものはSFなのかぁ?!『マシンハヤブサ』はSFなのかぁ?!というのはおいといて、ロボットモノが多いのだな、というのがわかる。逆回しやエンディング、特撮モノはない、と。するとだね、90年以降のアニメはまったく反応できない、ということだけがわかった。それ以前のものについてはもう体が勝手に反応。曲名ではなく、作品名でいい、といわれてるのに、「ええっとそれはね、星のピアス虹のバンダナだからねぇ」と脳内で猛烈に早送り再生していたりするのだった。アルベガスとかは最後の方で名前をがでてくるので「えーと、あーっと」とか云ってるうちに早回ししていたのだ。ちょっとずるである。しかしねぇ、昔のアニソンはイイ。歌ってりゃ作品名やロボ名が出てきてあまつさえ必殺技やロボのスペックまで覚えられるんだからねぇ。最近の売れないアイドルの歌みたいのはやっぱZガンダムの森口あたりからの悪い伝統なんだろうか。
それにしてもかつきさんが持ってるCDとかと俺が覚えてるテレビサイズのとかでヴァージョンが微妙に異なるはずなのに瞬時にマッチングが可能、というのはやっぱ人間の脳が優秀なせいだろうな。それとも昔の音楽が単純なのか。最近のやつはCDになると歌が始まるまでがえらく長かったりするからねぇ。
そんなわけで曲によって反応するかしないかがきっぱり別れてしまった以上はあとは自己能力測定以外ないわけで、ほどよくブレンドされた100曲のおおよそ3割について超人的な反応を見せギャラリーをわかせたのでありました。うむ、勝つことではなく参加することに意義があるのだ。
ちなみにゲーセンで2丁拳銃でバーチャコップとかをやると得点はイマイチでもギャラリーが大喜びするので結構それに近かったですな。
いやはや、よくも100曲やったよね、ちょほほ、とか云ってると森さんが目を輝かせて「やっぱり総統は凄い人だったんですね!感動しちゃいました」といってくれる。うーん、老兵見直される、って感じか(笑)。
ってゆうか、わざわざ大阪からかつきさんに俺の能力測定をやってもらいに来たような感じがしてとっても悪かったです。でも、うん、自分の戦闘能力がわかったもんね。衰えてないところは衰えてないしということで。あー、多分特撮ならスペクトルマン、アニメはマジンガーZくらいまでOKなはず。戦隊ものはたぶんジェットマン止まりかな?というわけで、密かに次回も期待していたり(笑)。
あー、全力。全力。とかいってまた涼元さんや谷田貝さんと話をする。
脳内麻薬と眠気のせいか、だんだん<スゲー正直な話>になってくる(秘密)。
タニグチさんがテレビの電源を入れてゴーゴーファイブとか見始めている。ゲッ、もーそんな時間か!
まぁ、それまでは「魔女モノはナノマシンで解決でしょ、リンダ・ナガタに書かせましょ」とか、わりと理性的だった俺も『燃えろロボコン』が始まってロビーナちゃんを見たとたん、
「やっぱあと50年のうちにホンダP3に海洋堂のガワつけた介護ロボットとかのお世話になるんだろうな、アレの世話とかもしてもらうんだろうな、泣けてくるぜ」
「アレってなんですか?」
俺がアレって云ったら(以下略)」
「u-kiさん、ロビーナちゃんのどこがいいんだか、わかんないっすよ」
今ごろマルチとか云ってる奴は死ね!そしてロビーナちゃんに50分1万4(以下略)」
やはりね、徹夜すると生命の危機的な状態に陥ってるわけで、遺伝子がもー、情報残したがって騒ぐ、騒ぐ(笑)
危うく総統としての品位が崩れるところだったわい。
と、いう話を一緒にしていた谷田貝さんは次の瞬間、
「今は『おジャ魔女どれみ』を見るのだ!それが我がティターンズの死命だ!」
バスク・オムもケツまくって逃げ出すほどの勢いでテレビの前にダッシュ。これが、ってもんですねぇ。というわけでTLSRの話をしているうちに結構良い時間に。
で、寝起きでスカっとオーフェンやネオランガのオープニングを当てていた大森さんを見てダサコン賞の賞状を準備していないことを思い出す。
うげー、やばい!
書式とかを相談しようとおもったら、スタッフも最高に眠そうなかつきさんと林さんしかいねぇや。というわけでスタッフ部屋に駆け込んでもー、スラスラっと書いちゃえ!と思うもこちらも眠まって筆の運びがおぼつかない。
ああ、さっきまで目玉をキラキラさせていた森さんが轟沈している!ずるい!その上をまたぐと、「…賞状…準備した?…」「ああ、今書くよ」ってゆうかそこまで気にしてるなら書いておいておくれよう!(;_;)スタッフ根性に痺れる。
で、9時。寝ていた人の分のオークション精算などが行われている、ってゆうか、ほとんどの人が起きてきて宴会場に集まっている。
遅刻&寝坊王の俺としては、「ミンナ、良くあんな半端な睡眠で起きてこられるなぁ」だった。
特に宿の人からは何時までにチェックアウトしてくれ、とはいわれていなかったが、我々スタッフが後始末して出て行く時間を考えるとそうぐずぐずはしていられないのだった。
で、とりあえず、ダサコン賞を厳かでも堂々とでもなくずばばーっと発表!(なんとムゲな…)

全投票数は91票でした。(無記名票除く)いや、参加者の人数いくかいかないか、とかやきもきしたんですが、けっこうな数値になりました。参加者で投票してない人も結構いたので次回は投票してくれるとうれしかったりします。

まずは「面白いサイト部門」

1位 59点 A Ray of Hope(冬樹蛉)
2位 58点 倉田わたるのミクロコスモス(倉田わたる)
3位 55点 nozomi Ohmori SF page(大森望)

この場にいない冬樹さんに代わって森さんに8インチFDを渡す。
おお、結構ウケている。寒い反応だったらどうしよう、とか思っていたんだが。ま、どうせミンナ睡眠不足からくるナチュラル・ハイだろうけどねぇ。
しかし、今思うと偶然とはいえ、祝電をいただいた冬樹さんのページが一位だったんですよね。できすぎな感じがしますなぁ。

続いて「役に立つサイト部門」

1位 61点 nozomi Ohmori SF page(大森望)
2位 43点 倉田わたるのミクロコスモス(倉田わたる)
3位 37点 独断と偏見のSF&科学書評(森山和道)

「くそー、俺は面白いサイトを目指していたんであって、非常に心外だぁ!」とぼやく大森さん。
まぁ、ダントツで一位なんですから、気を落ち着けて。きっと超軽量リンク集なんかが出来てしまったのも原因かな?っと。あと両方に指定可能とはいえどちらの部門に入れるかで迷って票が割れてしまった可能性もありますねぇ。
とまぁ、嘆く大森さんに追い討ちをかけるように「ダサコン大将」も授与。これは当日スタッフが<勝利者>あるいは<一番>を見かけたら首にお菓子の付いた首飾りをかけ、それがもっとも多かった人に送られる賞です。
ああ、いらん8インチディスク2枚ももらってやるせないでしょうなぁ、大森さん。笑って許してやってください。

本当は細かい分析や投票の経過の様子も伝えたかったんですが、時間を気にして、詳しい内容はweb上で見てくれるようにお願いする。あわただしくてすんませんでした皆さん。
ここで投票中の様子を軽く書くと、まず最初、全然票が集まらずスタッフ全員にすげー危機感が漂っていたので、投票用フォームを用意したり、ウチの掲示板で投票を催促したりしたところ、瞬間的にノミネート対象外のウチのページに票が集まり(3票でしたけど(^^;)、すげー気にしていたところ、続いて倉田わたるさんが「はい、ウチのページを一位にチェックしてすぐ投票」という記述をしたとたん、ものすげー勢いで投票が増えまして、これまたスタッフ一同大騒ぎ。これを<倉田わたるショック>と呼んでいました。それまで地道に票を稼いでいた大森さんのページをぐぐぐっと引き離したんですな。で、このままいくのかなぁ〜?と思っていると今度は締め切り間際に今回唯一の自薦となった細田さんのページでも「俺のおかげでアクセスが増えたページは俺に投票すること」という日記が載った瞬間、どばーっと票が増えまして、ぐぐぐっと上位めがけて突き進んできたわけですねな。で、どうなる?と思った最終日、1ポイント差で冬樹さんが一位になっていて、うっひゃー、蓋は開けてみないとわからんや!という感じだったです。
今回ノミネート制にして、かつ自薦のみ許したのにはダサコンの開催準備期間がすごーく短かったせいであります。よって次回はもう少し制度や投票期間、部門などについて見直して行きたいと思います。
毎回やる意味があるのか?(同じサイトが受賞する可能性が高い)ということも含めて課題は多いです。なにはともあれ第1回です。

終了間際に謎の第一・第二勢力のイベント、「SFセミナー」と「京フェス」の宣伝をしてもらう。おお、そういえばいったい何を指して第一・第二なのか?と思ってる方、それは地球人類永遠の謎です。ってゆうかダサコンが第三勢力なのでそれ以外は第一・第二勢力です。深く考えないように。

と、いうわけで、やっぱしこの時点でもエンディングの挨拶を一言も想像さえしていなかった俺は最高に眠まって、思考能力維持度0だったので、すげーカッチョイイ言葉なぞ思いつかずに
「とにかくまたやるからよろしく!忘れ物すんなよ!んじゃ!解散!
という8時だよ!全員集合も真っ青の超カッチョ悪い挨拶で締めくくったのでした。
いやほんと、ちょほほだよ。次回はもっとビシッと決めるんで皆さん、どうかよろしく!

しかし、ホントに大人の集まりだよなぁ、と感心するくらい皆さんの撤収は鮮やかでした。おかげで我々もかなりちゃっちゃと後片付けをして帰ることができました。
それにこぉーんな得体のしれない集まりに対し、一言も文句をいわず、温かく迎え入れてくれた朝陽館さんにも大感謝。持ち込んだゴミをそのままにしていっていいといわれた時はかなり嬉しかったです。(ホントに大丈夫だったのかな?SFセミナーなんかはどうしてるんでしょう?)

ちょっとだけ事後報告すると、お酒が凄くあまって、ソフトドリンクが不足したという結果になりました。これは持ち込みのお酒が予想以上に多かったことと、参加者の下戸率が高かったことを意味しています。喫煙については特に問題はなかったけど、喫煙者は少なかったんじゃないかなぁ、と思います。
外に出ると林さんのお友達の藤澤さんのピカチュウ号がでーんと鎮座。こりゃイカス!(爆笑)

で、自業自得で大量に仕入れてしまった本はともかく、あまったお酒、キティちゃん人形などを一身に背負って帰路についたわけですが、重いのなんのってもう半分拷問(笑)。
「朝ご飯を食べよう!」といわれるも、眠いよぉ、腹なんか減ってないぞぉ、ともうヘロヘロに消耗しきっていた俺であった。
で、最寄りのルノアールにいくと、なんだよ、さっぱり解散してねぇじゃん(笑)
参加者全員いるのでは?と思う繁盛ぶりで、これはお店の人もびびったのではなかろうか。

で、我々スタッフ一同は奥のテーブルに着席。反省円卓会議でも開こうか、という雰囲気。
今回の反省をする前に「総統、次回は9月がいいなぁ」とSFイベントカレンダーを説明される。どうも第一・第二の勢力の間隙をつくにはその辺がいいらしい。
というわけで、「まったく優秀な人材が集まりすぎても苦労するよ!」
という感じで嬉しげな悲鳴をあげて、以下、次回に続く。

<<未完!>>(次もあるってことだよ!笑)

―1999/03/17―