〜信じていれば夢は必ず叶いますよぉ〜

PS版トゥハート


−To Heart−



ギャルゲー大魔王u-kiより、最新情報を公開しよう!

今回紹介されるのは葉っぱ系ファンが待ちに待った「東鳩」こと「トゥハート」のPS移植版だ。
さぁ、夢が実現しましたよ。幻滅しないかニャー?

#俺とTo Heartとの出会いについてちょっと語ろう

1997年、10月7日。リブレット30に東鳩(To Heart)をインストールした。CD−ROM不要化パッチを当てることでそれはまさにコンピュータブックというべきものと化し、通勤電車の中で読めるVN(ヴィジュアルノベル)として俺をどっぷりその世界にハメたのだった。これに味をしめた俺は以後、『痕』『雫』とLEAFのVN3部作を溯って攻略し、あまつさえデスクトップ機を新規購入してそのHD内にはエロゲーのみという事態に陥り、サターンとプレステのゲームはロボゲーだけだったのがいつのまにか「シミュレーション」と書いた棚においてあるオンナノコの顔がどばーっと書いてるようなソフトばかり購入ということになった。それまでは本家・電脳独房にあるようにAT互換機(Windows95じゃなくDOSね)ではメックウォーリア2、サターンとアーケドでバーチャロン、PSではフロントミッションセカンド、アーマード・コアなどロボゲーが俺の全てだったのだ。(ホントはポリゴンHゲーとか試しにやってたけどさ)
というわけで97年10月7日東鳩プレイは俺にとって革命記念日並みなのだった。ゲーム自体は5月に出たのでネットでの加熱が一息ついたころ、ということになる。ネット上のロボ子評判に目をつけてのプレイだったのもサイバーエイジらしいといえよう。
とにかくロボゲーもメックウォーリアやバーチャロンにはまるまではほとんどやらなかったのでNECの98全盛時代には「ゲームする暇があったら…」なんて言葉をよく口にしたものだ。それが今じゃギャルゲー魔王ですからね、人は変わるものよのぅ。
そんなわけで隠れてこそこそやっていたそれまでのエロゲーに比べて「これって別にやっても恥ずかしくないのでは?」と思わせたLEAFのVNは俺にとって新しい表現の可能性を秘めたまったく新しいメディアとして映ったのであった。もーこれからはVNの時代で俺もエロゲー社長になるぜ、と萌えに燃えまくったのである。
「H抜いてPS移植」はPC版プレイ時、ファンにとっては、というか、俺とその一派にとっては確実に「夢のような」ことだった。「こんなエエ話、エロ抜いてコンシューマ移植して世に広めな、嘘や」って感じだったのだが、いざ実現してしまうとなんともあっけない気もする。夢は夢のままのほうが熱いのかしらん、とも思った。

というわけで結局PC版との比較、ということになってしまう。
全体的に、18禁ゲームからHを抜いてコンシューマ移植したものとしては良い出来であるがそれ以上なのかは判断できんなぁ、という感じ。その点については「もともとエロゲーというよりはよくできた電子読み物であった」ことを思うと当然といえば当然なので他の移植ゲームと比較すること自体が間違いなのかもしれない。
PS版がでたらそいうった「エロゲーとして異色」という部分を差し引いた評価をしようと思っていたのだがちょっと俺には無理っぽいわ。
というのは俺がゲームをあまりやっていない人だからだ。「卒業」とか「弟切草」とか「FF」とかに比べたらどうなんだろう?いうことを語れないのだ。

PC版との違いを中心に各キャラ毎に思ったことをつらつらと書いてみる。
従って、今までの他のゲームのレビューと違って好きなキャラについて書いた分量が多いとか感想が多い、というふうにはなっていない(と思う)。
ネタバレを多分に含んでいますので、一応、やった人を対象にしている文章になってます。
購入にふんぎりがついていない方である程度内容を判断したいという場合に読んでもらって判断材料にしていただければ幸いである。
では心して読め!




<<各キャラについて>>

#神岸あかり

「幼なじみ」=ヒロインはやはりときメモの藤崎詩織が元祖なんだろうか?(ここらへんの研究レポート求ム)
高校生くらいになると親と一緒にいるのも恥ずかしいような感じなのに、幼なじみとはいえ、異性とべたべたしているという設定にはいささか無理があるのではないか?と思うがそれに相当する存在をもたななかった俺には永遠の謎である。朝、玄関前で名前を連呼される以前に一緒にいるところ見られるだけでも恥ずかしい気がしたもんだが。
詩織のように小さい頃は良く遊んだが最近ではすっかり疎遠になって…、という設定のほうがリアルでミッションサクセスフル時の達成感も大きいような気もする。
ある後輩曰く、「幼なじみのいない自分にとってこの設定はメイドロボよりも遠い存在」だそうで、高校時代には「女なんて宇宙人だよ」とか言ってた俺にもその気持ちは良く分かるぞ。でも<小説>=<フィクション>であるからには何も自分の経験にない未知の物語を語ってくれてもいいわけで、「シンクロ率」は下がるかもしれないが、「読み物」として良く出来ていればそれはそれでいいのだと思う。
後発の類似品、長森(『ONE』のヒロイン)にやや劣っているように思っていたんだが、あかりん(かってな呼称)には髪型変形という必殺モードが内蔵されていることをPS版をプレイして思い出した。変形後、男子への人気が急上昇し、思わずジェラシー炸裂から愛に気が付く「結晶効果」の典型なんですごく身に染みマス。少女漫画なんかでは腐るほど使われてる話なのかもしれないが、俺がこれをやったとき、これはエロゲーだったのだ。だからスゲー、と腰を抜かしたんだがPS版で健全なゲームとしてみるとやはりおとなしめに感じるのは仕方のないところか。Hがなくなって「関係の再確認」のインパクトが減ってしまったのは確かであろう。うむむ。
Vサインやなんちゃってポーズというかいわゆる「立ち」姿のバリエーションが増えたわけだけど、一部のファンには「おばさんくさくなった」と言われている。そうなんだよ、おばさんはボディランゲージ使うんだよ。女子高生はよそっちょ向きながら好きとか嫌いの話もできるんだって!
でもラスト付近で「ブランニューハート」がBGMでかかった時にはPC版が骨まで染み付いてることを思い出し、やっぱPC版やらねば駄目かも、とか思ってしまったぜよ。良くも悪くもあかりはこのゲームのヒロインなのだ、と思い知らされた次第。


#長岡志保

基本的に「やかましい、うっとぉしいぞ、ガルっ!」と承太郎が怒りそうな感じの女子は好きなので評価高いッス。いや、人の噂話ばっかじゃ嫌だけどさ、自分の好きな事とか人生に1mmも役に立たない豆知識とか身の回りの最新情報なんかについては是非一生懸命話して欲しいもんだな。通常の人間相手だと俺は「話す」側に回ってしまってとても損した気分になる(いや、話すの好きなんだけど、俺ばっかーって感じになる)。志保くらいになると「漫才」が出来そうではないか。俺は夫婦漫才とかで一生を送りたいぞ。
俺は唯一のバットエンドというか「痕」のトゥルーエンドのようなダークさを感じるPC版の志保エンドをかなり高く評価していたが、一部の人生のワビサビも分かっておらんオタクどもにはかなり評判が悪かったようで、その悔しみが今回のシナリオにありありと反映されている。
こればっかはHシーンなしではお話にならないのでどうなるんだろう、と思っていた俺は、いうなれば今回はこのシナリオの改変のお手並み拝見、という感じで購入したようなものだったのだ。
結果は超合格!みごとヒロインあかりのシナリオに匹敵する内容に仕上がっていた。正直、狂言回しだけにしておくのは惜しいキャラだったのでスゲー嬉しい。俺の人生に欠けていたのはこーゆー女友達だったのだ。
以前、シナリオ担当だった青紫氏のサイドストーリーがLEAFの創作ボードにあがってて、うーむ、なるほど、とか思っていたんだがそれを見事にとりこみ、Hなしを逆にバッドエンド要素の排除に使うとは…見事、お見事である。
でも、、声はニセさざえさん。
アニメになるともう少し違和感がないと聞いていたが、確かにその通り。ゲームのアフレコ現場って知らないけど、声優がゲーム方式に慣れてなかったせいかもしれんと思う。変に文章くぎっちゃってるし、絵もないし、ってことでアクセントがヘンになっちゃったのかもね。「〜だわよぉん」とか云われたら「姉さんヒドイや!」ってカツオの声が続くトコしか思いうかばんぜよ。
それにしてもPC版エンディング「新しい予感」はあかりの為の歌だ、と思ったがPS版のエンディング「それぞれの未来へ…」は志保の歌というイメージである。やはりこのエンディングへまっすぐつながる志保エンド、セーブして何度も見ちゃうよ…。
(俺も前へ歩いて行きたいけど、今は前ってどっちや?状態だもんな…。情けない)


#来栖川芹香

この先輩の性格というか全体ののほほん&不幸なお姫様的シナリオと妙なHシーンとのアンバランスさが個人的には受けていたのだが、Hシーンを抜くとうーん、ラブコメというよりただのコメディ。だってセバスチャンが…(笑)
本格的に追加された妹、 綾香とのパートも増えて「ドラマ性」は上がっているけどね、両天秤シナリオを別にに用意してもよかったのでは?と思ってしまった。(複合イベントレベルでは存在するので良いは良いけどね)
雨が降った!のイベントはもう俺的に「クララが立った!」並みの感動イベントだね。愛は奇跡を信じる力よ。
黒猫を「殺します」イベントは悶絶。うーん、やっぱおもしれーじゃん。
黒魔術の本を原書であたってるところとか古本屋さんで出会うところなんかも個人的にはポイント高し。文学少女系との恋愛に近いよな、ここらへんは。
オカルト研での「儀式」はちゃんと3パターンやっておきましょう。俺ってばこの手の「おまじない」とかってムー民だった中学生くらいの時かなり真剣にやってたんだよね。うーむ懐かしい。女の子の「マイバースデイ」だのに載っていたのと違ってバリエーション少なかったけども。目にみえないものをGETしたいがためにいろんなものにすがってしまうってのも今にして思えばなんとも子供らしい微笑ましい思い出だ。
身分違い」なんて今の自由恋愛が横行する世の中にそぐってないよん、とか思ってるキミ、甘い!たとえ君や相手はそう思っていなくてもいざ結婚とかになったら家族が、親戚が、いろいろとうるさかったりするんだヨ、そこらへん。愛だけじゃ乗り越えられない障害も世の中にはあるんじゃないかニャー。ということを念頭においてプレイするとシンクロ率は上がるでしょう。
悪霊イベントもお見逃しのないよう。(心霊写真は撮影しておきましょう)


#保科智子

お、おそろしい。PC・PSでまったく変更なしでHだけ抜いたのに唯一下半身を刺激されたのがこのシナリオだとは…。
俺だけじゃ、俺だけじゃないよなね?ミンナこーゆー部分に「」感じてるよね?「トキメキ」感じるよね?ムラムラしてくるよね?ヴィーナス・ラヴ・ミー・チェーン炸裂だよね?
最初は馬路で「ケッ、かわいくねぇ女。相手してやらん」とか云ってたんだけどまさかああなるとは…。基本的にツンケン女がほれてなびくというのに弱いのわかっちゃいるけどさ、うむ、うますぎ。
PC版をやったとき「家で雨宿りさせる」くらいまでならマジでありそうだ、Hシーンだけ分離!とかいっていたのだが。やっぱ一番地味なシナリオが一番リアリティを持ってるわけで、そこが一番頭の中を刺激するんだなぁ、と思った。シンクロ率400%
なによりPS版は「私服」がぁぁぁぁ、、卑劣だよ、卑怯だよ、ずるいよ、俺を誘っているよ、挑発してるよ!!「誘っているんだぁ!ポルナレフッ、挑発にのるなぁ〜っ!」って花京院が横で叫んでいるのになんだか突っ込んでいっちゃいましたヨ、ボク。冷静に見れば「メガネはずすと実は美人」というベタな内容だということになるのだが、だってだってPC版にないんだもン、聞いてないよ、って感じでうーむ、完全敗北。
絶対肩もみシーンで俺だったら勢いあまって乳もんでるって!
後輩も云っていたが、あかりの「幼なじみ」にシンクロできない以上、委員長シナリオが筆頭にくるのはしかたないかも、と思う。
俺的には関西人女にネイティブ関西声優・久川綾を起用してる時点でもう音声ON!
「ヤックゆうたらヤッキントッシュゆーパソコンのことですばい。ヤクドゆうたらヤクト・ドーガのことですたい!」
「ひぐぅ、すいません」

って感じで悶絶してました。あうー。誰か次は京都弁しゃべるゲーム作ってくれ〜。(舞妓さんは名探偵でも可)
委員長シナリオの教訓。やっぱ勉強はそこそこにしときな!


#宮内レミィ

弓道、パツキン、巨乳、へんな日本語など俺的にポイントの高いパーツを持っていながら肝心のシナリオもHシーンもイマイチでかなり悲しい思いをしたPC版レミィ。彼女はカラフルパンチラと分岐シナリオでCG100%を困難にしたので話題だった。あと殺人弓道(笑)。
さて、俺から見ても力不足だったシナリオは充分に練り直されていた。正直、家族が全員出てくるというのは意外や意外。しかもお父さんの方がガイジンだなんて…。しかも俺的には姉のシンディさんがいっぱい出てきて超感激。
シンディさんは食えないんデスカ?
子供の頃の思い出のオンナノコ、と迷子キーワードにして志保をからめたのはなかなかであるが、「恋愛」って感じじゃなくてハウスコメディになっちゃってるよなぁ。
「Heart by Heart」からのフィードバックだろうか?「一回の弦音で三本の矢!これがレミィのスタンド?!」が正式採用されていて個人的にはスゲーウケた。
ハーフであること=グラマーであるという部分にしか魅力を感じられないような描写はシナリオの力不足以外の何者でもない。太陽のような底抜けの明るさがレミィの魅力なんであってそこに「思い出の少女」という要素まで持ち込んでおきながらどうしてこうもラブのない話になってしまったのか。
前にどこかで書いたかもしれないんだが、言葉の不自由な外人の女性とのコミュニケーションにおいてはその言葉にならない人間的な部分によるコミュニケーションの必要性からもっと奥深いものを感じることができるはずなのだ。だからシナリオ書く人も外人と付き合いがあったりとか、帰国子女であったりとか、東南アジアで支社の立ち上げに協力したことがあるとか、そーゆー人の話や経験を生かしたもっと味わいのある話を描いて欲しかった、と俺は思う。これでは単に滑稽なだけではないか。スタッフに外国人ホステスのいるお店に通ってみるくらいのことはして欲しかったッス。
ヘンな日本語(俺用語でチャイネシア語)についてもかなり不満が残る。これは声優さんの声じゃなくて脳の中でカタカナとひらがなの混ざった状態で受け止めるのが正しかろう。
あー、あとキバがじゃまかな、キバが。(実物の八重歯は超萌えなんだが)オープニングアニメの手をふるレミィのあの笑顔はなんだかとっても心に染みるもんだからさ。惜しくてしかたない。


#HMX−12・マルチ

私服姿、嬉しくなかったなぁ。メイド服とかにするとゲームが違っちゃうから駄目だったのかなぁ?
遊園地にいかなくてもよかったと思う。あれはプロトタイプ・メイドロボの彼女が本来の使用目的をまっとうできたってところに感動があるんだからさ、家にやってきて「ご主人様」契約して終わり、のままで良かったように思うんだが。
わずか一週間のシナリオを膨らますのは難しかったんだろうなぁ、と思った。
それにしてもマルチ、やっぱ一週間かい?!って感じだよな。この一週間のために涙し、喜び、ゲームの噂をひろめまくった人々の思いがこのゲームをここまで引っ張ってきたわけであり、今回のPS版とアニメを生み出す結果になったわけでどう考えてもあなどるわけにはイカンシナリオである。
Hシーン自体が冗長だと思っていたシナリオだったのでPC版の感動はPS版でも間違いなく味わえる。ラピュタでロボがシータを守ってやられちゃうシーンや帝都物語で使命をまっとうして爆破されてしまう学天則のシーンで涙した俺がこの話で泣かないわけないじゃん!プロトタイプの悲劇って基本的に好きなんだよ。それがロボ子の形してて中身がアレじゃぁ、そーゆー特殊な嗜好がない人だってメロメロさ!ってゆうかうん、メカ免疫ない人にはえれぇキク話だよな。絶対ファイブスターのファティマなんかよりイカスって。
Hしなくなって「ご主人様」連呼もなくなって、「ダッチロボ」としてのテーマを展開しにくくなったのもちょっと個人的には残念。PS版だとあかりとマルチが仲良くやってる図とかも容易に想像できちゃうしね。某所で公開されてるサイドストーリーのように「ヒロユキちゃんはあたしよりロボットの方がいいの?」とか、マルチが泊っていった時の事を来栖川の研究者モニタされちゃうとか、そもそもそーゆー機能の要・不要だとか、ここから発生する「広がり」が人気の一つだったと思うのでPS版もお涙頂戴がうまくいけばそれでいいのか?という疑問もある。(ま、PS販売元はそーゆー想像力を働かせる対象をターゲットとして見ていないのは確かだが)
まぁ、俺がPC版やったとき最初にクリアしたのがこのシナリオで「えっ、こんな早く終わっちゃうの?あの期末試験とかはいったい何のために…」とゲームシステムにいきなり疑問を抱いてしまったのでマルチ目的で買う人は注意が必要だ。あくまでも彼女はサブキャラでシナリオも一番短いんだってことをお忘れなく。


#姫川琴音

「あなたに不幸が…」「俺には悪霊が取り付いている」「滅殺です」「実は××だった」など、PC版特有のキーワードが使用不可になっており、かなりPC版との互換性が低くなっている。レミィもそうだったけどね。
しかし、琴音ちゃん、フラナガン機関だかムラサメ研究所だかに送られて今度はサイコミュ使いになってるし、クラッグショット撃つし、これはテラ戦士ψボーイなのかぁ?って描写がバリバリ全開だし、あまつさえイルカSFっぽいエピソードが入っていてなんともGOOD!「前よりパワーアップしてんじゃねぇのか…」というわけでますますイロモノの要素が強くなってしまい、やはり恋愛度低し。「コロッケあ〜んイベント」がなくっちゃねぇ、愛がないわよ、愛が(;_;)。
美術系女子、という設定が急遽追加されてる琴音ちゃん。でもね、付け焼き刃ですなぁ。ゲージュツについては片桐さん(ああ、「彩どりのラブソング」まだやってねぇ)とかトゥルラブののぞみとかやっちゃうと全然物足りないので駄目。(のぞみのスケッチブックイベントとか最高デス)俺としてはあのつまんないデッサン用石膏像とかもオープニングでちらっと見ても涙が出そうなくらいなつかしかったので美術室のシーンとか追加してくれりゃよかったのに、と思う。理科準備室や美術室(人によっては音楽室や体育館倉庫)にはそれ独自の「匂い」があっていかにも学校、って気分になるからね。
どうせならオマケシナリオ作って、「ヒロユキさん、今度は6つDEATH!」とか叫びながらファンネルを同時に飛ばしてくるとか、「危ない!」とか言ってピラミッドフィールド作るとか、インド人の友達を出して「ああ、時が見える」とかやってほしかったなぁ。というわけで色々やって欲しいことだらけだが、これはつまり「お前たち自分でヤレ!」というLEAFからのパロディマニアへの熱いメッセージなのかぁ?といいつつ夏コミのネタを考えに入る。
にしてもだなぁ、フツー飼い犬に好きな人の名前付けるかぁ?(小説とか漫画では見たことあるけど…「めぞん一刻」かお前はぁ!)


#松原葵

これもPC版からH抜いただけのそのまま移植、って感じですな。ただしCGは追加多数&書き直してるので好感が持てる。
スポーツって俺は嫌いなんだけど、はたから見ていても応援したくなるような情熱をもってるヤツには男女問わずに応援したくなるのも事実なわけで。俺も高校生の時の後輩(無論、野郎)で一生懸命でかつ才能があるやつが居たが故に単なる自己鍛練のレベルを超えて部活に打ち込めたんだよなぁ。そういう意味ではそういった経験のない人に「情熱」(いうなればパッションあるいはイタリア語でパッショーネ)のスバらしさを訴えかけてくるこのシナリオに好感を持った人も多いのではなかろうか。うーんでも俺としてはその対象が女の子だったからといって安易に恋愛感情に移行するか、といった部分に疑問もあるが、まぁ一緒に居る時間が多い女子に情が移ってしまうような単純な俺のことであるからこーゆーことになったらそーゆーことになるであろう。(結局ソレかい!)
葵ちゃんはねぇ、髪が青いんデスよ。いや、洒落じゃなくて、髪の毛青い系少女に入れ込む輩も居るのであなどれませんな。スポーツ・弁当=虹野とか連想しちゃうし。(なぜ清川さんじゃないのだ?)あ、葵ちゃんの弁当イベント忘れていたので新鮮だったッス。やっぱ男は弁当で簡単に餌付けされてしまうものよのう、とか思ったり。「手作りクッキーよ」とか云われると「ケッ、俺はラブコメくんかよぅ!」とかその場では云いつつも家に帰ってからフワフワ感にひたっていたりするんだよなぁ…。(って何回想モードに浸っているんだ>俺)
後輩で弁当というと「由美っぺの超激マズ弁当」イベントを思い出す。ああ、由美っぺ、いじめてゴメンよ。でも心意気だけよりも「実」が伴ってる方が男だって嬉しいのさ。(そーゆー意味ではあかりの晩飯イベントも感動があるよな)
でもさー、坂下先輩の怒涛のラッシュのように、自分の気持ちに気づいて怒涛のHシーンへなだれこみ、って部分に入れ込んでた輩も多いんじゃないのかな?
それにしても、に塗り替えたら別キャラと区別つかない度、増してるよなぁ…。


#雛山理緒

びんぼーゆえにカラダ売って弟のために「バトるっち」GET、というオマケながらも涙なしには語れない内容だった理緒ちゃん。こぉーんなん安永航一郎にネタにされるためだけに存在するようなモンじゃん!という感じだったPC版に対してレギュラー並みの扱いに昇格したのは良い。
しかも個人的にはマルチよりもこーゆードジっぽい人間のほうが好感が持てるぞ。ロボ子は本来セリオのようであるべきなんだよね、俺にとっては。(しかし、マルチシナリオはうまいので許すんだけどね)
家族のために一生懸命なところも心惹かれマスが、なんといっても先制攻撃という思ってもみなかった展開が俺の心にぐらぐらっとキた!
普段髪結ってるのが風呂上がりでおろしてる、という設定だけで色々思い出して評価レベルゲージ・マキシマムオーバーキル!って感じだったッス。
苦労話聞かされて俺、泣いてるし。涙もろくなったのは年取った証拠ネ!


#来栖川綾香

piaキャロのみるく、トゥルラブのみさきなど、妹ゆえに攻略不能なキャラに入れ込む輩は多い。綾香は自分の妹でないのに攻略できず、しかもHなCGは入ってるのにシナリオがなかったというのでかなりマニア魂に火と油を注ぎまくっていたようだが、今回は正式な「追加キャラ」になったようでなにより。ふつーの18禁ゲーのコンシューマ移植で追加されるのはこのタイプのシナリオである。
まぁ、エクストリーム外伝、って感じ。セリオも出てくるのでサービス、サービスゥ、というところか。
やっぱ膝枕はオトコの夢なのでいいんじゃないでしょうか?お嬢様に立ち食いのラーメンをくわせるというありがちなことを先輩にはできなかったのを替りに消化してやってるのも良し。
綾香の性格描写はある意味志保と並ぶ「現代の女子高生」を実践してるので好感がもてる。ルーズソックスがバリバリに流行っているとき校則で禁止されてたらどうなるか?お嬢様学校だからそれはないでしょ、ってのは甘い。そーゆー時、彼女たちは学校出たら靴下を履き替えるが正解です。都市部の娘なら愛用のコインロッカーがあるのは当たり前って感じですな。お願いだから電車の中で着替えたりしないでくれ〜と、おぢさんをうれしはずかしで困らせてくれたりするわけやね。ま、そんなバイタリティにあふれた生き物だってこと社会人になると忘れちゃったりするんだよな。(脱線終わり)
綾香の性格はさっぱりしてて好感がもてるが、最近のお姉さんはみーんなこんな感じでさっぱりしてるので彼女を「新鮮だ!」と思ってる諸君は勉強が足りないかもしれない。おっぱい触っても「おやじみてーなことすんなっつーの」って笑ってすまされたりするんだぞ、うむむ。(でも主人公みたいなことやったらフツー殺されマスな)
「自分を理解してくれる存在」として主人公を受け入れる、そーゆー部分の描き方は好感がもてる。青春だね。


#HMXー13・セリオ

ボクハせりおオネエサントイロイロナコトガシタカッタデス。
ッテユウカ、レンカバンせりおヲツクッテホシイデス。ソシタラゼッタイカイマス。
ッテユウカ、せりおノしなりおヲツクッテホシカッタデス。


#佐藤雅史

後輩の佐藤君が嘆いていたが、野郎キャラは実名プレイヤーに備えてありがちな名前にしたらあかんのや!ってことですな。これはPC版作成時に気にしていただきたかったこと。
PS版はPC版から流れてくる客を捕まえるためこのキャラも安易に名前変えるわけにいかなかったんだろうけど彼の名前も変更可能にして欲しいと密かに思っていた。
ちなみに俺のように名前だけで反応してしまう奇特なモノもいるはずなので「ギャルの名称も変更可能」なゲームとか作ったらどうなんだろう?いや、他のプレイヤーと話合わせるためにデフォ名はついてるんだけどさ、どうせ攻略終わったらやることは一つじゃん。やっぱ好きな娘の名前を連呼しながら実名プレイ。これだろ、これっっ!!
しかし雅史もLEAF FIGTH '97からのフィードバックであろうか、ずいぶんたくましい感じになっている。(声優のせいもあるだろうけど)「PC版では受けだった雅史、今回は絶対主人公の上に乗ってるよぉ〜」といって喜んでました。あぁ、雅史!今でこそ雅史エンドはバッドエンドの代名詞だがANALMANネタ向けに雅史ハッピーエンド作ってもよかったんじゃないのか?ONEの氷上シュンのように!(でも同人誌では腐るほどあったのでま、いいっか)


#主人公・藤田浩之

実は知り合いにヒロユキさんが多くて困っていまス。妹のダンナもヒロユキちゃんだしね!うーむ、デフォ名の方はありがちな名前でいいような気もするが、やっぱイヤだ。
今回はデフォ名だと名前を呼んでくれるのですべてデフォ名でプレイしている。一度プレイしてるのでシンクロ率上げる必要もないと思ったんでね。
主人公がしゃべるか否かで発売前はずいぶん騒いだが他のゲームでも野郎の音声はナシ、というのが多いみたいなので俺はしゃべることを想像してなかったけどね。
アニメでは主人公がしゃべる。他のキャラが違和感なくなっていただけにショックでかかったなぁ。モノローグ部分の誠実さが見えないのでダルさだけが目立ってしまってるし。まぁ実名シンクロプレイしたいならアニメは見ないことですな。
「センチメンタル・ジャーニー」はゲームがクソだ、ということでアニメだけ見たがこれは充分楽しめた。野郎キャラは出てこない、というところが憎く、さすがサンライズ、ということだろうか。
東鳩は各キャラのシナリオに入れ込んでいるゆえ、アニメ版はトバさんでくれぃ、という感じ。ビデオクリップであれば良いです。漫画版もなかなかうまくいってるけど、「違うだろ!」みたいな部分がゼロってわけじゃないんで。


#その他の人々(主に声について)

セバスチャン&長瀬主任。うーむ、同じ人なのか。まるでBGMと一緒だな。ま、出番や役どころが違うとはいえ、セバスチャンのバリバリ全開ぶりに比べて長瀬主任のほうは「合っていない」感じすらうけた。うーん、どうせちょい役なんだけどね。「痕」の長瀬刑事とかはやめてほしいな。
「ジジィではなぁぁあああぁあああい!」とか思わず笑っちゃったよ、ホント。
坂下先輩とか委員長の敵3人娘とか突然追加になったメガネっ娘とかはわりとフツー。
あかりママはもっとママな別声優を使うべき。大人志保はあれで良い。レミィファミリー&良太も問題なしですばい。木林先生はどうでもいいです。
声優のお友達が身近にいるのでこーゆーチョイ役ほど声が気になったりして。



<<総評>>

ホワイト・アルバムでおまけサウンドトラックをMDに落として死ぬほど聞いていたため、オープニングのFeeling Heart、とても良い歌なのだが、「偶然が、いーくつもー」の箇所で「できんのや〜」という魂の叫びがオーバーラップして失笑。いかん、これは悪影響だ。

で、PC版との比較。
HゲーからH抜いても東鳩は各所で危惧されてるほど気抜けの炭酸ジュースのようにはなっていない気はしますな。
エロがなければ「作業とシナリオ」にすぎないか、うまいことを云う。まぁ、かつてラ・ムーのボーカリスト菊池桃子「愛は心の仕事よ」って云ってるしな。そういうとらえ方もある。エロ=御褒美を求めるか否かは人によるだろう。作業やシナリオを楽しめる人もいると思う。エロゲーだけでなくフツーの恋愛においてもそうだ。SEXを目的にしてる人もいるわけで、そうでない人もいる。俺はこの絵柄に御褒美を求めなかったのでPS版でもOKな人、ということになる。
しかし、ふつー声付けて、1キャラ足して、Hシーン差し替えてハイ、出来上がりってのがこの手のゲームのコンシューマ移植なんだろうけど、はっきりいってもともと18禁にする必要なしというか境界線上のゲームであったとはいえ、ここまで頑張って移植してるゲームって後にも先にも出ないんじゃないかな?今後出るゲームは移植をあらかじめ意識して作られるだろうし。(PCゲームラインを東京の分室に任せて元のスタッフが全員こっちにかかりきりになっただけの出来ではある)
とりあえず俺的に不要と感じたパンチラだのHシーンだのがなくなってスッキリしたのでオススメです。
で、一部にシナリオについてはHなしでは成り立たないこともあり、これは相当変更が必要であろう、と俺なりのPS版イメージというものもあったんだが、言葉にできないところをみると意外と具体的なイメージってのは持っていなかったようだ。
結局出来上がったものを見た第一印象は基本的にはまったく同じで、革命的な変更は音声がついたことくらいかぁ、という感じだった。
んが、全体を通してみた今ではそれはヒロインあかりとブームの火付け役マルチのシナリオに限って云えば、という言葉を追加せざるを得ない。もともとイマイチ感のあった他のキャラについてはかなり変更されていて完成度も良い方向へ向いている。絵もほとんど描き直しだ。普通は線画はそのまんまで彩色し直し、ってだけなんだけどね。
「普通ここまで変えないだろう」ってくらい手を加えながら元々の持ち味を出しきる、という荒業をLEAFスタッフが渾身の力を込めて行ったということである。

ゲームシステムで今回一番変わったのは移動時にどこに誰がいるかわかるようになったところ。この手のゲームはキャラの全イベントを通してみないと「シナリオ」として堪能できないため、単にエンディングを見た、というよりは如何にして全イベントをこなすか、になってくるんだけどこのシステムならそれが容易に可能なわけだ。シナリオを堪能するためにはゲーム性がなくなっても今回の「誰がどこにいるかわかる」システムのほうが向いている気はする。
ただね、これも選択できても良かったかもしれない。初回プレイ時、ときメモ以外は本格的なギャルゲーやったことなかったので誰が何日にはどこにいるという所在マトリクスを地道に作りながら様々なイベントをしらみつぶしにしてゆく、という作業も楽しかった気もする。セリフなんかがつまらないとこうはならなかったと思う。
ま、誰がどこにいるかがわかっても同時攻略を進めないと発生しないイベントや攻略そのものもできないキャラもいるのでま、そこそこゲーム性も保たれているかな、という気はする。
あとはPC版では日付+場所でイベント(会話)が固定だったのだが、序盤のイベントは出会った回数で順送りになるシステムを採用している。TLSなんかのレギュラーイベントの方式に近くなったといえよう。ヌケがあったとき気が付いていいかもしれない。
一度見た文章を飛ばす機能、一度に1ページ見せる機能などは健在で相変わらず凄く便利。『痕』『雫』と溯ってやったときはやりづらいったらありゃしなかった。MacOS8から7、漢字トーク7へと溯っていったような感じ。他のエロゲー(例:「放課後恋愛クラブ」)なんかもこういう機能があればなぁ、もっとちゃんとやったのにという気もする。
この機能を使って全キャラ制覇後は、あきらかにまずそうな選択肢も選んでみることをオススメする。意外な発見があると思うし、全テキスト楽しめることは間違いない。

PS版からやる人には関係ないことだが、音声(声優)について。
声優に関しては誰がどうやったって原作漫画付きのアニメには違和感を感じるが慣れてしまうということと同じように思う。俺ってやっぱ昔から気にいってる漫画のアニメ化の際は激しく怒り、気落ちしていたものだった。今回も例外にあらず。でも、結局慣れちゃうんだよな。ゲームセンターあらしの時ですら慣れてしまった。
嫌なら音声オフにすればいい。アニメはそういうわけにイカンが。近い将来、デジタル放送が本格始動すると、番組連動の文字放送やクローズドキャプションやデータ放送など採用される。VNってそーゆう利用が可能かな?と思うが俺が思ったところで商売にならん。あー俺が社長だったらなぁー。
読むスピードと読み上げるスピードの不一致から音声はOFF。基本的に聞き入りたい山場なんかは覚えておいて(もしくは予想して)直前に音声ONするようにしていた。ラストシーンやへんなギャグの箇所(あかりはやけに追加になってたなぁ)は聞いてみた。つまりPC版の影響がない部分は聞いた、ということかな。つまり俺にとってPC版の影響はそこまででかかったのだ。
ちなみに音声OFFならCD1枚でプレイ可能。PSゲームは基本的に1枚目にも2枚目にもシステムは同じ物が焼いてあるとのこと(同じゲームだと認識できなくなるため)。ムービーや音声などを含むデータ部が違うだけなのだそうだ。4/20からの音声は2枚目に入っているので使い分けると良いだろう。
ゲーム中にラジオ番組が入っているが、これは東鳩ラジオのパロディらしい。東鳩ラジオも開始時には後輩が録音したものを聞いて喜んでいたがいまさら声優ラジオみたいなのに興味はなかったので聞かなくなった。で、その聞かなくなったもののパロディを延々聞く気はないのですっとばしてしまった。一回「聞く」選択するとキャンセルできんのは何とかして欲しい。(それによる隠しイベントがあるにしてもだ。あんまり嬉しくない)

で、まぁ、PS東鳩総評。うーむ、なかなかに難しい。
買って損したとか、買う必要なし、ということはまったくない出来であった。なによりもスタッフの愛とやる気を感じる。本来純粋にゲームとして評価する項目じゃないけどね。
一応「葉っぱ系ファン」になってしまった以上は素直に喜ぶことにする。
小さなパソコンゲーム屋のサクセスストーリーとしてはスゲー感大。(商業的に成功したかどうかはまた別の話でそこらへんは独自リサーチかける予定)
1週間で10万本ってのは商業的に成功なんだろうか?東鳩電車だのマサーキ・京本代金だのに見合ってるのか?おまけ目的に買った奴とかも勘定してるんだろうけどな。
やはり良くも悪くもこの手のゲームはときメモが元祖ということになるんだろうか?俺が最初にやったというのもあるが、「恋愛」ゲームというとこれと比較せざるを得ない。東鳩はときメモのような商品になるのだろうか?おそらく今売れたのはPC版ユーザーとその口コミによるものが大半だろう。ゲーム屋のかたすみでいつまでも細々と売れて関連グッズなどが延々と売れて行くような商品になるだろうか?またどういった層にアピールし、買われるのか。
どっかのプレステ雑誌であかりの声の人が「25,6歳の人に一番やってほしい」というようなことを言っていて、ほほう、と思った。「あの頃」の日々の「匂い」みたいなものを感じられるソフト、という意味では確かにその通り。だが後輩が云っていたけど、「かつて学生だった人向け」か?というと、「今学生な人」にも充分楽しめる内容だとは思う。
恋愛だの青春だのの「匂い」を照れずに楽しめる人ならこのソフトは売れるんじゃないだろうか、というところである。

東鳩はLEAFゲームの中でも「奇跡的な出来」の作品だと思う。このPS版が商業的に成功を収めるか否かにかかわらず、これ以上のものはもうでない可能性もある。ま、でる可能性もあるから期待しちゃうんだけど。某FFとかも後から出たやつほど初期のものより味が落ちてるみたいな話も聞くしね。
いんどめたしん氏の同人誌からの受け売りだが、東鳩が他の単なる恋愛シミュレーションとかオンナノコがたくさんでてくるギャルゲーとかと一線を画してこれだけ支持されている理由の一つとして、幼なじみ、オカルト、超能力、ロボット、格闘技、外国人への偏見、特定地域への差別、貧困からくるいじめ、志保ちゃんニュースなど、我々が子供の頃の興味津々だった懐かしいものがいっぱいにつまったオモチャ箱である、という説がある。ま、舞台は高校だが、みんなが入れ込んでる要素は小中学生の頃のモノで、各々勝手に盛り上がれる要素を見つけて盛り上がっている、というわけである。結構この意見に俺は肯定的であるのだが、いかがなものか?

東鳩まだ未プレイの人の場合PCとPSどっちを先にプレイすべきか、だが、俺にはどちらとも云えない。
俺としてはできればPC・PS両方やって欲しいし、両方の環境がない人はどちらか一方でもやって欲しいというのが正直なトコロ。いまさらPC版をやるのも悪くないでしょう。PS版だけやってる人ともある程度話はできるはずですからね。
すでにPC版をやっている人にとって買いか否か?うむ、これは買いだといっておきましょう。比較するだけでも充分楽しい。
まぁ、そんなわけでPS版東鳩、俺は買ってよかったですよ、ハイ。




<<PS版のお気に入り>>

クマチュウ、ラッコ男、ミニさおりん、ハトのマネ、社長秘書、
ハイかイエスか?



<<おまけゲーム>>

ときメモでは「ツインビー」みたいなシューティングができたり、リーフファイトみたいなミニゲーのができたりしてなかなかギャルゲーも奥が深い、と思ったものだ。今回は「初音のないしょ!」のゲーム+αって感じですな。
ゲームごとにSELECTとSTARTの使い方やメニューでの○×、抜け方が統一されていないのはソフト作成者として見ると美しくないッス。あとバグとして確認されていますが、おまけゲームから復帰するときにフリーズしちゃうときがあります。いかんですな、コンシューマなんだからパッチあてられないわけでしょ。しっかりデバッグしてほしかったッス。本体プレイ中も1回だけフリーズこいたぞい。
ま、どのゲームも完成度高くて充分単体で遊べますよ〜。

・お嬢様は魔女

ダメ。駄目DEATH。死ぬほどやってしまって東鳩本体よりも多くやってんじゃねーか?
久々に単純なシューティングをやったってことだ。
中ボスの「装甲が!」とかのサンプリングもGOOD!
最後の巨大クマ型のボスの「殺ス」が卑劣すぎる〜。
ノーミスで熊を倒すと楽しい続きがあるらしい?!(絶対勝てないよ、、)
シナリオ中でレミィがプレイしてるのも良し。
BGMのムーンシューターが頭の中で踊ってるー。


・Heart By Heart

くぅ、PC版では完璧にリブレット上でやっていてそこそこ自信があったのにー、パッドじゃ全然ダメ!バーチャロンとかもパッドじゃ全然駄目だったけどなぁ、御褒美画像とかがないので一生懸命やってないッス。追加キャラで綾香がいて葵ちゃんの強化版のような動きになっている。
しかし、犬ドッグ使いの俺はやはり琴音チャンじゃないとゲーム中、志保に勝てないのだった。あのさざえさん声で「ららら〜」とか歌われながら負けるのは死ぬほどの屈辱!リン・ミンメイの歌で殺られるゼントラーディ兵士の悔しみとはこーゆーものだったのか?
しかも後半、突然ミサイルが飛んできて何事かと思えばセリオ。こ、これはオッパイミサイルなのか?!
ってわけで「最終ステージ」のアレは別のゲームだと思うぞ!(笑)
やはりノーミスでクリアすると…?


・○△□×

オチゲーってやっぱうまい人が不思議です。
よってこのゲームは「解説」だけ聞いてゲラゲラ笑ってます。家にある唯一のオチゲーになるのか?
うーん、まだ一つキャラセレクトが「?」のままなんですけど…バグですか?って思ってたらああ、なるほど、それであの人が使えるわけね。納得。そーいや雅史が使ってたもんな。
キャラごとに難易度も違うような気もするが、それもよくわからん。


・ウォーターサバイバル

うーん、ガンコンとか使えないと斜め上に来た時にすばやく照準できんぞい。
志保以外も出てきて「アクアシャワー!!」とか「エメラルド・スプラッシュ!」とかできた方がうれしかったのだが。


・肩もみマルチ

バイブレータ、早く入手しなきゃ。
なーんだかいいかげんにしろ!ってくらいもんでもらうと違う人が…(これでその他CGが100%かい、、)


・サウンドテスト

「ちょっと変わってる?」と思う部分もあるものの、基本的に音感がないのでなんも云わんです。ハイ。
というか、
「ほぉ〜ら、ほら、いつまでねてるんや、もぉ朝やで!」
だ、駄目だ。もーだーめーだぁ〜〜 (x_x)/




(99/4/15 wrote.)
(99/4/17 mod.)