GUNDAM0079 The War For Earth



「うおー、なんだこのいかがわしいソフトは?」
第一印象がそれだった。
だって見てよ、このシャア。こぉーんな怪しいコスプレは見たことねぇぜ!
「ここはロスのジャパニメーション研究所か?!」って思わざるをえないじゃん。
とりあえずロボットゲームではないけれど、「ガンダム」ってことで無理矢理レビュー載せます。
ファミ通PS(6・6号)のレビューで書かれている通りの評価である。
操作タイミングがシビアで難しく、規定の操作以外を行うと即死。
15年くらい前に8ビットパソコン全盛期に流行ったアドベンチャーゲーム(間違うと即死)、あるいはアーケードゲーム「タイムギャル」(選択タイミングがシビア)等と同じ感触である。
よーするにインタラクティブ&マルチエンディングといいう90年代のゲームのウリ文句から大幅にはずれたゲーム構成なのだ。だけど、選択肢は3つのボタン&4つの方向キー&武器4種だ。つまりワンシーン多くても10回やり直せばなんとか先には進めるのだ。ゲーセンで100円払ってるわけでなし、やってみりゃいいのだ。そう思わせるだけ、ムービーはきれいでカッコイイ。
Appleの技術であるQuickTimeVRなどが使用できる画面もありけっこう遊び心は満点。
だが、ようするにすいすいすすまねーし、間違うと即死だしで、ガンダムのかっちょいいムービーが見てー!っていう動機が弱い人はダメなゲームかもしれない。
シャアザクとのどつきあいをリアルタイムに選択しなければならないのはかなり辛いかも。
ま、覚えてしまうと逆に「ああっ、赤い彗星と互角にどつきあってるっ!!」という雰囲気がかなり味わえるとは思うけど。あと、間にはさまってるミニゲームがしょぼいうえに、これをクリアーしないと先に進めないのは泣きが入る。ドップをハイパーバズーカで打ち落とせるかってーの!!


だが見てくれ、このヒゲ!マサルさんでなくてもシビれるぜ!
このザクのおやじには0距離からバルカンをぶち込み、
「あ、あんなところにバルカンが・・・・!」
の名セリフを吐かせることが可能です!

このザクパイロットの他にも怪しい登場人物が満載だ。
黒人のリュウさん、プエルトリカンのカイ、ババァのジャブロー司令官。
パイオツのスケールだけはアメリカンなセイラさんもどき?
おそらくバーチャモデラーで作成したと思われる
「ガンプラ」のCGムービーは
アミーガのビデオトースターで作成された「バビロン5」とは
また違ったテイストであり、きっとオールMacでつくられているんだなぁ、
と思うと感動もひとしおである。
ガンプラで人形アニメでしかもCG。
うーむ、やはりロボジョックスなみに貴重だ。
俳優は全員外人ですが、
台詞はオール吹き替え&ガンダム声優なので燃え燃えDeath!



ストーリーとしては、TVのガンダムに比較的忠実で、ガルマが死んでギレンが演説をぶつ
第12話まで(映画の1に相当)といったところか。
ムービーは通しで見て35分といったところか。
アニメに忠実なストーリー展開とセリフまわしでありながら、
ガルマにビームサーベル突き刺したり、ホワイトベースの艦橋にバズーカをぶちこんだり、足をガンタンクに変えたりとなかなかアキさせない展開である。
池田秀一も例によってノリノリだが、永井一郎、飯塚昭三などの重鎮を惜しげもなく使っているところが嬉しい。声優さんもこの企画に興味があったのかな?

・声:飯塚昭三(ハカイダー)のグフ


というわけで、クソゲーではあるが十分楽しめました。
こりゃ、ガンダムファンならクソゲーとわかっていても買ってやるっきゃないでしょう!





・コレがブライトさん。

 お隣がジャブローの人。
 まさかマチルダさんのかわりだなんていわねーだろーな??









「国際救助隊はまだか・・・?」


・メカはかっちょいいんだよな、メカはよ。


・コレはロボジョックスなのか?!

(これは現在Macにて使用しています。あまりにハングするのでプレステ用を近々購入予定)


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