すべてのパソコンユーザーに

おめでとう!

MSIE4.0P2に致命的なセキュリティホールが見つかったそうですね。
しかも、Javaの標準化でさんざんもめてる部分で起きた問題です。
仕事中にアクティブデスクトップからディスクアクセスされてファイルが消される前にばれて大正解。
すべてのIEに共通だとか。早く見つかってよかったですね。
なんでもMS側の回答が「Javaの使用を禁止することで回避できるので問題ない」とか。
あーそーかい。じゃーJava使ったおもしろいページはネスケで見ようっと。

最近はJavaのクラスライブラリを独自化しようとするゲイツ帝国(MS)とそれに反対するJavaファウンデーション(Java Foundation Classesを開発しようとしている企業の集まりを勝手にこう呼ぶ(笑))との戦いに注目していたんですが、ついにやってくれたか、という感じです。The 100% Pure Java Program キャンペーンとかゆーわけのわからん状態も早くすっきりして欲しいと思うのです。
今回問題になった点はJava自体に問題があるのではなく、MSがかってにくっつけた独自仕様の部分がJavaのサンドボックス(Javaがローカルディスクへの干渉を避けるために設けた仕組みみたいなもの。)を乗り越える梯子の役割をしてしまっているというところにあります。
(Javaはネット上からの不意の干渉を指摘されていたが、ローカルディスクへアクセスさせないことで「安全」を明言していた)
コレが「我々には我々のやり方がある」の結果である。Microsoft SDK for Javaで組んだものはにはすべてこのホールが存在するそうなので、警告の意を込めて、MSのJava製品にアクティブに攻撃するスクリプトをマニアの方にはばんばんUPしてもらいたいですな。

あ、そーいやJavaの標準化の問題について、MSの広報の人が「選択権はユーザーにある」とかいってたなー。
MSファンの人は一緒に心中してください。ってことなのかなー?
私はたとえAppleが無くなってもMac使う気でいますが、Appleと心中する気はないので、バンドルされたIEは使いません。
前々から感じてたことですが、IEについては「ただでくばってやってんだから文句あっか」的な姿勢があるんじゃないでしょうか。
MSは作って、売って、はいそれまでヨ、の会社です。OSのサポートは売ったメーカーにやらせてる会社です。それはそれで商売上手なんだろうけど、コンピュータの世界全体に悪影響を及ぼすのはやめて欲しい。アホのAppleのせいで、コモンハードウェア(CHRP、PReP)マシンの夢が崩れかかった今、Javaはコンピュータ環境の共通化の最後の砦です。新しモノ好きでその上自分勝手なゲイツにはやはり死んでもらいたい


(97.9.9)
(ま、オレが一番乗りのはずは無いんだけど、中村正三郎さんのMS Watchにも97/9/7付けで書いてありましたね)