戦闘開始だーッ!

とりあえずFは16進数だろうな。
キーボードのFを表紙にデザインしたのはデザイナーのミスだな。
でもすべて、ってなんだ?まぁ、まだ事件も起ってない。焦ってはイカン。


「7の計算が遅いようね」
うげげ、変態だ。いや、そんなこといったら彼女らから見た俺も変態だな。
自分と異質なものを排斥してはイカン。
俺は2桁の計算ができない。彼女らは電卓並みに計算が出来る。それだけだ。
演算能力の高さは知性の高さを示すものではない。
記憶能力の高さは知性の高さを示すものではない。
でも、四季博士は記憶力も凄そうだな。
うーん、ぞくぞくしてきたぞ。


7が孤独。BDも。
でもBD7は少年探偵団で孤独じゃないぞ。
こういったことに対する俺の頭の回転の速さは萌絵の計算速度なみに早い。


多重人格モノか。それでFまでいるのかな?
じつは7までだったら俺も学生時代に「セブン」という話を書いている。
「6」は友達が多いんだよな。でも「7」は孤高なの。で、「0」と戦うんだけど。
だれしも階層的な多重人格性を持ってる、ってことの婉曲表現のつもりだったが、
部内では受けがわるかったので俺が特殊なんだろう、と思っていたが、
後で犀川先生、人間の人格の多重性を肯定してるじゃん。
なんか嬉しい、って感じ。


か、かっこいいなぁ、この施設。俺も勤めてぇ。


うご、す、すごいアニメかB級ホラーじゃな、この死体。
菊人形の頭が生首ってのに近いぞ。
しかし。。。両手両足のないウエディングドレス、移動はワゴンロボット・・・
じ、ジオングやぁ!まぎれもなくジオング!
「偉い人にはそれがわからんのですよ」(笑)


UNIX、レッドマジック、あー、ワークステーションのメーカーが気になる。
これだけの施設ならAステーションかシグマだろうな。富士通製品なら(笑)。
TRONとかが採用になってたらもっとうれしかったのに(笑)。

レッドマジックバージョン6!・・・やっぱまた6かよ。


登場人物紹介を見直す。
おお、俺はなんとマヌケだ!
「真賀田四季の同居人」って、人格のことじゃん。
でも、予想より全然数が足りないなぁ・・・


デリカシィの意味を知っているか?「珍味のことでしょう」
おお、萌絵、計算だけじゃないじゃん。


げ、マリンバとマラカスを勘違いすることまで見抜かれているッ!


ミチル、いいよ、俺も数年前にこの程度の人工知能AI作りたかったんだよな。


15年。おお、Fだな。数字に囚われた人間は悲しい。
俺は6に囚われている。
四季 博士は16進数でF、10進なら15だ。
俺は一桁のアラビア数字。これが666とかだったらどんなに楽だったろう。
一桁なので666では3倍反応してしまうのだ。


島田さん、ガンダムとゴジラ好きなの?マック使い(あ、こりゃ仕事か)だしなぁ。
「シャアが好きなんだ」イイゾ!(悶絶)。


なに!萌絵、弓道部!げ、島田さんも!・・・死ぬしかないな、これは。
ってゆうか、オレをこの研究所に詰め込め!


VRカート。うまい。うまい描写だ。


オモイデと記憶。扱いが俺と逆だな。
人間はすべての経験を記憶している。思い出せないだけだ、というのが俺の持論。
そして思い出せないことがシアワセな内容が人生には多い。
シアワセだけを霞のように食っていける人生などない。


時間の価値は命に限りなく近いか。身につまされるね。
関係ないけど、重力は核力よりも貴重だというのは駄目かな?


うお、萌絵と犀川が半ラブラブに。高校生の頃の俺の対応にそっくり>犀川先生。
ま、俺もそのまま30過ぎるんだろうなぁ。ああ、悲しい。


犀川のなかのもう一人が暴れている。俺も昔はあった。
便宜上、彼の名は「我王」。最近御無沙汰だったけど、たまに出てくるよね。
「ぼくはね、ほんのちょと気が狂っていたんだ」
自己の多重性、内包する狂気。あっさりと認めている犀川に親近感が増す。


一年前、空巣に入られて、警察に部屋を見られた。
「コンピュータのお仕事ですか」「これは何に使う機械ですか」
「全部でいくらしました」「自分はどうも、ワープロも苦手で」
「本当に一銭も現金をおいていないんですか」
「そりゃ、1、2円はあるかもしれませんよ。部屋の隅に」
ふぅ、自分が警官とはからずも事情聴取の経験がったのでリアルだった。
そうだよ、警官だってコンピュータに関しちゃ一般民間人だよな。


機械がなんでもすれば、人間は何もしなくていいことになる。
これはプラトンの理想だ。
「仕事は奴隷がやればいい、人間はもっと思弁的なことに没頭すべきだ」。


ああ、山根さんも死んじゃった。ますますわからん。
面白いのでとりあえずなぞ解きはもうどうでもいいや。
あと、たばこを吸いたがってる萌絵、かわいい(笑)


時計の話。9千円で清水の舞台から飛降りる気持ち、の犀川に一票。
でも俺も変った。20万で安い、という萌絵までには至っていないが。


「if文、グローバルのスタティックのインテジャーだわ」
俺の仕事の日常会話。常人には魔法のスペルだろう。
思うに、『マイクロチップの魔術師』でもそうだったが、
WindowsやMacが出る前はDOSのコマンド使えるのは「魔術師」だったのだ。
そしてプログラマはいまだにマジックスペルを使える魔術師なのだ。
ビル・ゲイツのヴィジュアル開発ツールのおかげで「新のスペルユーザー」が
激減している。これはその筋の人にとっては大打撃なのだ、と
生粋のPG会社の社長と憂いていた。
このままでは本当のコンピュータウイザードはMSのせいで滅びてしまうのだ。
ま、我々にはどうしょうもない。せいぜい2000年問題で泣いてくれ。


で、つまびらかになる真実。
あいた口がふさがらないが、好意的に解釈すると筋はとおっている。
狼少女ならぬサイバー少女をあの環境で作れるかはなはだ疑問だ。


で、ラストの四季と犀川の会話。非常に感慨深い。意識がある状態が異常か。
ならばおれもずっと眠っていたい。
だが、生きることには意味がある。俺はそう信じたい。


最後まで天才だった、四季博士。俺は彼女に会いたい。
願わくば、これが一連の作品群なら、いずれまた、彼女には復活して欲しい。
でも、レクター博士もあれでよかったと思う。無駄な蛇足は不要なのかもな。


で、儀同世津子、彼女の正体も見抜けなかった。ぎゃふん!


実は気になって『今はもうない』とかの冒頭で犀川と萌絵の関係をつまんでみる。
では、萌絵と犀川がこの先、ラブラブになることを祈って。終る。


あー、なんだか全然対決にならなかったなー(笑)


1998.8.12 wrote.