タイトルシュリ
メディアDVD
発売元カルチャー・パブリッシャーズ
発売年1999年(公開)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
コードASBY-2153
ダイジェスト 韓国情報部員ユ・ジュンウォンは、韓国国内でテロや暗殺を繰り返す北朝鮮の女スナ
イパー、イ・バンヒの後を追い続けていた。しかし、ユ達が手がかりを得る度に証人
や情報提供者が次々と消され続け、韓国情報部からの情報漏れが明らかとなった。そ
のさ中、韓国軍部が密かに開発を進めていた強力な特殊液体爆弾『CTX』が、輸送
中に正体不明の武装集団によって強奪された。韓国情報部は、その犯人が北朝鮮の第
8特殊軍団出身の工作員達の仕業である事を突き止めたが、その時、工作員の隊長か
らソウル市内10ヶ所にCTXを仕掛けたとの予告電話が入った。工作員の真の目的
が分からず困惑するユは、独自に捜査を始めたが、やがて彼自身がイ・バンヒに狙わ
れる事に・・・。
コメント 日本を含め、東洋圏制作映画の中で、メディアを購入してまで見たいと思った初めて
の作品です。私は今まで、欧米の映画と比べて東洋の映画が今ひとつ垢抜けていない
ように感じられたのは、東洋人特有の地味な風貌のせいだと思っていました。しかし
本作を見た私は、正直、ハリウッド映画と同等以上の面白さを感じました。私はこれ
まで、映画を見る基準として、出演している俳優を見て選んでいたところがありまし
た。しかし、本作の登場俳優は、誰一人として知っている人物がおらず、しかも、主
役のユ・ジュンウォンを演じるハン・ソッキュにしろ、その相棒のイ・ジャンギル役
のソン・ガンポにしろ、その風貌は、どこにでもいそうな東洋人風でした。にも関わ
らず本作に惹き込まれたのは、彼らの秀逸な演技もさる事ながら、ストーリーや演出
が素晴らしかったからです。作品そのものの出来が良ければ、人種の見た目など関係
ないと言う事を思い知らされました。あと、本作で感銘を受けたのは、出演俳優達が
映画のアクション・シーンの迫力を引き出すため、銃の射撃やアクションに関する徹
底的な訓練を受けていた事です。それが本作のアクション・シーンをハリウッド映画
でもそうそう見られないような大迫力なものにしていましたが、俳優達も無事で済む
分けが無く怪我だらけだったそうです。あそこまでやるからこそ、これほど面白い作
品が出来たのでしょう。それから、本作は悲しいラヴ・ストーリーでもあるのです
が、分かっていても私は泣けてしまいました。