スティーブン・L・トンプソン


◆『鉄血作戦を阻止せよ』(新潮文庫・600円)

  個人的ハマリ度:A(AA、A、B、Cの4ランク評価)

  祖国の再統合を目指す東西両ドイツ軍の一部の将兵が、お互いの陣営内にあるソ連とアメリカの
  短距離弾道ミサイル(SRBM)部隊を奪取した。同時に反乱部隊は、地上監視能力が強化され
  た新型早期警戒機E−3G『セントリー』も奪取し、米ソ両軍の奪還行動に対する監視体制整え
  た。反乱部隊の指揮官であるフォン・グラバウ准将は、東西ドイツに駐留する米英仏ソ4国軍が
  24時間以内に国外に完全撤退する事を要求した。

  【コメント】
   SRBMが現役である当時ならではの軍事スリラーです。


◆『ワイルド・ブルー』(早川書房・上、中、下巻各520円)

  個人的ハマリ度:A(AA、A、B、Cの4ランク評価)

  第二次大戦後、陸軍から独立したアメリカ空軍に入隊した6人の男達が、朝鮮戦争、ベトナム戦
  争を経験しつつ、巨大な空軍の組織の中で、それぞれの道を歩みつつ空軍の伝統を築き上げてい
  く。1945年から1970年代までのアメリカ空軍の歴史を6人の男達の視点から描いた作品。(フィ
  クションです)

  【コメント】
   この小説を読むと、アメリカ空軍と言う組織の巨大さを感じる事が出来ました。