ウィリアム・シェイクスピア

 1564年〜1616年。『ハムレット』、『オセロー』、『リア王』、『マクベス』などの悲劇の巨匠と
して有名な作家です。処女作は、『ヘンリ六世』三部作(1590年〜92年)。

 私は、ジェイクスピアの作品を読むまで、「悲劇」と言う言葉は形容詞だとばかり思っていたので
すが、喜劇や歌劇のように、ちゃんとした劇のジャンルのひとつである事を今さら知りました。(^^;


タイトルマクベス
出版社岩波文庫
コードISBN4-00-322052-8
定 価460円
コメント シェイクスピア作の四大悲劇の4番目の作品です。本書は小説ではなく、台本のよう
な内容の書物です。登場人物の名前とセリフ、舞台上の人の動きが綴られています。
スコットランドの1武将であるマクベスが、魔女の予言に、そそのかされて自らが仕
える王を暗殺してスコットランド王の座に就き、そして自らが犯した罪に苛まれてな
がら没落して行く様が描かれた悲劇です。短い作品ですが、人間の心の奥に潜む醜い
野心の発露が、毒々しく表現されています。