入植した地球人類は、この宇宙船とメカを調査すると共に改造を加えて稼働出来るようにしつつあ
った。
そこへ同じ文明の遺跡を探しに来た異星人バッフ・クランの探査艦隊が現れ、宇宙船とロボットの
奪取試みたバッフ・クランとソロ星防衛部隊は交戦状態に入ったが、重機動メカを擁するバッフ・ク
ラン軍にソロ星防衛部隊は圧倒されてしまう。
そのさ中、飛翔能力を持つ大型メカの１機に飛び乗った少年コスモは、メカを起動してバッフ・ク
ランの攻撃を撃退した。
その３機の大型メカは、合体して巨大ロボットとなる機能を持っていたのである。ソロ星の住人達
は、バッフ・クランの執ような攻撃によって廃虚となったソロ星を捨て、『ソロ・シップ』と命名し
た第６文明人の船に乗って宇宙へと脱出した。
【コメント】
ストーリーが全体的に重く、アニメ・フリークの間でも好き嫌いの分かれる作品でしたが、私は好
きでした。
制御できない未知の強大パワーに振り回される地球人達と、それを奪おうとする異星人の戦いと言
う、従来の合体ロボ・アニメとは全く異質であり、人のエゴ、怒り、そして純粋さを問う思想性の高
い作品でありました。
劇場版『伝説巨人イデオン／発動編』ビデオ
（ＣＢＳソニー：00QF42：1983年）
『交響曲イデオン』ＬＰレコード
（キング・レコード：K25G-7038：1981年）
『伝説巨人イデオン／シンセサイザー・ファンタジー』ＬＰレコード
（日本コロンビア：CX-7101：1983年）
