バイストン・ウェル征服をもくろむ『ア』の国の国王ドレイク・ルフトは、バイストン・ウェルと
現世をつなぐ道を開く特別な能力を持つフェラリオを使ってショット・ウエポンなる科学者を現世か
ら呼び寄せ、オーラ・バトラーと呼ばれる人型兵器を開発させていたが、パイロットのオーラ・エネ
ルギーで稼働するこの兵器を動かすのにバイストン・ウェルの人々ではオーラ・エネルギーが不充分
だったため、ショウを含む数人の現世人を呼び込んだのだった。
事情が飲み込めないままドレイク軍のオーラ・バトラー『ダンバイン』に乗り出撃するショウだっ
たが、ドレイクの野望を打ち砕くべく立ち上がったロムン・ギブンの軍勢と交戦した際に出会った、
やはり現世から呼び込まれていたマーベル・フローズンにドレイクの非道な野望に荷担しないよう説
得され、やがてドレイク軍を脱走してギブンの軍勢に合流する。
ショウとダンバインを失ったドレイクだったが、着実に軍備を増強し、ショウたちの抵抗にかかわ
らず次々と国々を支配下に治め、ついにバイストン・ウェルをふたつに割っての戦争が勃発した。
【コメント】
ガンダムのモビルスーツ、イデオンの重機動メカ、ザブングルのウォーカー・マシンと来て、果た
してそれに続くロボット・ネタがあるのかと思っていたら、オーラ・バトラーとはなかなかやってく
れました。
戦闘がバイストン・ウェルの4大国を巻き込んで拡大して行った物語の後半は、毎回大チャンバラ
をやってどちらかが損害を受けて引き上げると言うマンネリ・パターンに陥っていましたが、戦闘が
地上に移った後、米艦隊がゲア・ガリングに対して特攻をかけた回はなかなかの見ものでした。
このアニメのラスト・シーンは今でも忘れる事が出来ません。
『聖戦士ダンバイン/サウンドトラック』LPレコード
(キング・レコード:K22G-71322:1983年)
『聖戦士ダンバイン/シンセサイザー・ファンタジー』LPレコード
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