SABACC
セット内容


■ゲーム概要

 何と、ルーカス・フィルム "公認" の『サバック』が実在していました。何でも、カード・ゲーム
誌の付録かなんかだそうですが、プロデュースは、かのウエスト・エンド・ゲームズ社でありますか
ら、決して "パチもん"(←大阪弁で言うところの「インチキ物」)などではありません。

 付録であるため、セットはパッケージの形態にはなっておらず、両面印刷のA4版マニュアルのペ
ラ1枚と、42枚から成るカード・シート2枚がバラであるだけです。

 スター・ウォーズをよくご存じない方のために少し解説致しますと、『サバック』と言うのは、S
W世界において "ポーカー" のように遊ばれる "賭け" カード・ゲームです。

 カードは、各15枚ずつの「サーベル」、「杖」、「小瓶」、「コイン」のカード、および2枚ずつ
8種類ある「絵札」の計76枚で構成されています。

 ゲームは、手持ちカードの数字の合計が23に近い者が勝者となり、ピタリ23を揃えると「ピュア・
サバック」と呼ばれます。

 その他に、「ザ・イディオット」のカード1枚と、2および3の数字カードを1枚ずつ集めると、
「イディオット・アレイ」と呼ばれる最強の "手" になります。

 SW世界における "実在" のサバックは、ゲーム中にディーラーの操作により、カードの絵柄がラ
ンダムに変わるため、例え最強の手を揃えていても、一瞬後には、その手が "ブタ" になってしまう
可能性があります。

 プレイヤーは、手札として残したいカードを、サバック・テーブルの干渉フィールドに置く事によ
り、ディーラー操作のカード変化をブロックする事が出来ます。

 ハン・ソロやランド・カルリジアンは、この『サバック』に目が無く、ハンの愛船『ミレニアム・
ファルコン』は、元々はランドの船だったのですが、ハンが『サバック』の勝負で勝ってランドから
召し上げました。

 余談ですが、本コーナーで紹介する "実在している"『サバック』は、おそらく、あまた有るスタ
ー・ウォーズ・ゲームの中で、唯一、「スター・ウォーズ」の名を冠しないゲームと言えるでしょう。


■カード



 上は、『サバック』の全カードです。15枚ずつある「サーベル」、「杖」、「小瓶」、「コイン」
の各カードには、1〜15までの数字が描いてあり、さらに12のカードには「Commander」、13のカー
ドには「Mistress」、14のカードには「Master」、15のカードには「Ace」と描かれています。

 上は、左から「サーベル」、「杖」、「小瓶」、「コイン」のカードです。各カードは15枚ずつあ
り、それぞれ1〜15までナンバーが振られています。

 上は、『サバック』では「絵札」と呼ばれるカードで、左から「ザ・イディオット」、「空と闇の
女王」、「忍耐」、「バランス」です。各カードは2枚ずつあります。

 「絵札」の続きです。上は、左から「消滅」、「節度」、「ザ・エヴィル・ワン」、「ザ・スター」
のカードです・これらも2枚ずつあります。

 上の左側は、何に使うかまだリサーチしていない "クラゲ"(おそらくプローブ・ドロイド)のカ
ード、右は全カードの裏面のデザインです。