マシン・スペック |
排気量 | 3179cc | 形 式 | V型6気筒DOHC | 吸気方式 | NA |
馬 力 | 280ps | トルク | 31.0kg |
駆動方式 | MR | 車 重 | 1392kg |
0−400m | 13秒142 | 0−1000m | 24秒187 |
言わずと知れたホンダのリーサル・ウエポンであるNSXの'97年型です。ホンダが販売面の妥協
を捨て、速さのみを追求して開発した文句無しのスーパー・スポーツです。2シーター・ミッドシッ
プ、フル・アルミ・モノコック・ボディ、280psを発生させるVTECエンジン等、ホンダの持てる
技術力を投入されたその車体は、国産最高級車であるセンチュリーやプレジデントに匹敵する超高価
な代物となってしまいましたが、このクルマのパフォーマンスを知る者で、その価格に「高い」とケ
チを付ける人は少ないのではないでしょうか。搭載されるホンダのNAエンジン技術の結晶とも言え
る3.2リッターVTECエンジンは、国内最強レヴェルの280psを発生させますが、いかんせんNAで
あるが為、トルク面でGT−Rやスープラが搭載するターボ・エンジンより劣ってしまいますが、両
車より100kg以上軽い車体重量は、そのハンデをカバーしてあり余る戦闘力を本車に与えています。
ゲーム『グラン・ツーリスモ』で本クルマをドライブした時は、テクニックを要求されるMR方式な
らではの過度なオーバー・ステアに悩まされ、テクの無い私は、なかなか攻めの走りが出来ませんで
したが、『GT2』では、かなり扱いやすく安定した走りが出来るようになっていた気がします。そ
れでも、コーナリング中に縁石をカットすると、姿勢を崩してしまう事がしばしばありましたが、こ
れは車体の重量バランスが絶妙に保たれていると言う証なのでしょうか。トルクフルなスープラと比
べると走りのフィーリングは、おとなし目に感じますが、タイムを計って見ると、しっかり「タメ」
を張っているのです。