■■徒然散歩記 2001■■■■■■■




     1月 8日[2001]

     4月29日[手向け]


1月8日(月)

[2001]

2001年。
21世紀を迎えた。

「高慢で、夢みたいなことばかり言っている、クールなロマンチスト」

と、世間ではどう思われているかしらないが、
こう自己評価(そうありたいってことか?)している私は、
相変わらずこういう存在でありたいと思っている。

己が己に失望したり退屈などしている暇などない
今年を過ごせる人間でありますように。
そうして、お互い様に、
楽しく真剣で愉快な本年でありますように。

上記は 1999年、2000年と同じ新年の挨拶。
(徒然散歩記にて)
世紀末から新世紀と、時は移っても同じものは同じ。
今世紀も宜しゅう。




4月29日(日)

[手向け]

雪柳と菜の花。春の枝物。
墓前に春の色が咲いた。

実家に帰っていた。
法事だった。
祖父の七回忌。
春分の少し前の頃。

とっても元気だった祖父は、いきなり倒れて、
その数週間後に、とっても穏やかに亡くなった。
父方のその祖父が亡くなって、
私の祖父母は、みんな逝ってしまったことになる。

ずっと一緒に暮らしてきた祖父は、私達兄弟の一番の遊び仲間だった。
遊んで「もらっている」のではない。「一緒に」遊んでいる。
時に、彼のほうが夢中になっているという。

そんなふうに、もっぱら川で一緒に魚を捕った。
釣りではない。
タモや四つ手網で捕る。
狩猟系。

法事。
親戚達が集まった。
各々の思い出話に、お経の後は爆笑の連続。

そんな法事だった。
その法事の前に、母と墓に参った。
母は、庭花木や野花を手折って持参した。

家中を家外を庭を、
母は、花でいつも埋める。
墓前にも、その同じ春の花を手向ける。

実家にはいつも花が、部屋毎に廊下の角毎に咲いている。
昔も今も これからもずっとそうだろう。

だから私は、誰かの家に初めて行く時には、
花を持参するようになったのだろう きっと。
何時の間にやら、もう何年も前から。

しかし、こんなに花を愛でているのに、
今年度はとうとう花粉症にやられた。(かるーくネ)
その気はあったんだけどね、前から。

「こんなに愛でているのに・・・何故・・・」
って、違うだろうそういうこととは。相手は杉なんだし。
ん? 杉じゃない場合もあるのか?
まあいい細かいことは。
この症状さえ何とかなればよいのだ。




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