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観劇日：１９９７年７月１７日（木） １７：３０〜（３階 イ列 ３１番） １９９７年７月２６日（土） １７：３０〜（１階 ヌ列 １４番） 劇場 ：東宝宝塚劇場 作・演出：三木章雄 作曲・編曲：高橋 城 吉田優子／その他・・・ 振付：喜多 弘 羽山紀代美／その他・・・ 高嶺ふぶき 花總まり 轟 悠 和央ようか 星奈優里 安蘭けい 貴咲美里 その他／宝塚雪組一同 さて、ユキちゃん（高嶺ふぶき）のサヨナラ・グランド・レビューだ。 ユキちゃん、疲れていたね。 銀橋から下手袖に暗転で戻るとき、 とりあえず、銀橋の端までは走って戻ったものの、 そこから袖までよろけるように歩いたのにはさすがに驚いた。 出しすぎでしょう、小分けにトップを。ねえ、三木章雄さん。 濃厚なシーンでガツン、ガツンとトップを、 そのトップコンビのデュエットを見せてほしかった。 音楽は、私の好きなジャズにブロードウェイ物でご機嫌であったものの。 しかし、物足りなさは残るのです。 ショーなのに、トップの絡みが「エリザベート」のフランツ・ヨーゼフ（＝高嶺ふぶき）とエリザベート（＝花總まり）との、「あなたがいれば、嵐もこわくない」と唄う『嵐もこわくない』や、「帰っておいで、シシィ」とフランツが懇願する『夜のボート』ほどの密度がないのは問題です。 ユキちゃんも、ハナもかわいそうだ。 まあ、トップ・サヨナラだけの公演ではないのだから、 そういうとこを抜けば（通常公演として）上出来なショーでありました。 なんかとってもえらそうな物言いになってしまった。 いいのだ、これも宝塚を好きなればこそ、である。 |