■■■AYAの観劇記■■■


2004年1月東京観劇日記




HP主人 森(=SUN)筆。

東京観劇ツアー。
金子さん、ようこそいらっしゃいまし東京へ。

観劇ツアーといえば、 私は東京在住者なので、
ブロードウェイに行きたい。

国内では。
宝塚を宝塚の宝塚大劇場で観たいもんだな、とも思う。
京都南座もいいな。
師走恒例 歌舞伎「吉例顔見せ興行」。

ってなことで、金子さんの観劇日記いってみよう。



<東京観劇日記>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 よく考えれば、毎年1回は東京に上京してなにか観ている。
今年は宙組東京公演に役替わりで安蘭けい(トウコ)がでるというので、
昨年の『雨に唄えば』でころりとトウコファンになった金子、
今回は定価で宙組のチケットが2枚手に入ったので上京した。
ただ、この宙組2回の観る日程に間が開いてしまったので、3泊4日して劇団四季もみた。
ということで、宙組公演については大劇場で書いている し、
四季はあわててプログラムも買わずにみたので、
いつものような長い感想ではなく、雑文を書く。



<〔1〕 1月22日、25日>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

東京宝塚劇場 宙組公演/『白昼の稲妻』『テンプテーション!』

→トウコのことしか書かないが、芝居のほうに関しては
動きをわざとゆったりととって年齢の上のところを表し、
また見得を切るようなところがあってメリハリを着けていたと思う。
しかし、水との決定的な違いは歌で、二バージョン観ると大分違う印象を受けた。

ショーの方は「パーフェクトマン」のシーンなどは「艶」と「大胆さ」で勝負しており、
特出した甲斐はあったし、こちらとしても観にいった値打ちはあった。



<〔2〕 1月23日>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

劇団四季 四季劇場「海」/『マンマ・ミーア!』

→なかなか大阪に来ないので四季の中では一番見たかった演目だ。
全体的にはホームドラマとアバの音楽がよくリンクしているな、と感心した。
しかし、四季はなんというのか、いつも整然としているというのか、お行儀が良いというのか、
きちんと課題をこなしている技術を客に見せるという姿勢が受け取れて、
それが四季のスタンスなのだろうが、このドラマに関しては大阪でやるなら
もう少し版権に引っかからない程度でどたばたしないと1年ロングランは無理かな、と思った。
(大阪のホームコメディのノリは
 今放送中の朝の連続テレビ小説の「てるてる家族」が好例である)

でも、最後のアンコールのスタンディングでのところは
「♪ダンシング・クイーン」など一緒に歌いたくなった。
出演者ではソフィ役の樋口麻美さんの若手とは思えない実力者振りと、
ターニャ役の森似鶴美さんの姉御振りがオーディションで選ぶだけの人選だと思った。



<〔3〕 1月24日>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

劇団四季 四季劇場「秋」/「劇団四季ソング&ダンスPART3〜RUN TO THE FUTURE〜」

→宝塚大劇場2時間30分S席7500円、が常識になっている人間にとって、
110分10500円は正直高いと思ってしまったが、
激しいダンスが繰り出されるので仕方ないか、と一幕は観ていた。
しかし、休憩時間に、ショーとはスターの個性の魅力を見せるもの、
と出演者の持つ芸のレベルを見せるものの二つあるのだな、という考えが生まれた。
前者が宝塚で、後者が四季だ、と納得して劇場を後にした次第である。
どちらがいいかは、それこそ観る人の好みだろうが、
27年間宝塚どっぷりの金子としては、やはり前者の方がいいなあ、というところである。
しかし、加藤敬二さんのダンスというのは、
現在の日本のミュージカル界において宝だなと釘付けになって観ていた。 

 と、以上こんなところで終わる。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□劇評■筆者□□□□
金子亜矢
bacew609@jttk.zaq.ne.jp
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