■■■AYAの観劇記■■■



TCAスペシャル2002

宝塚大劇場


2002年6月6,7日

宝塚大劇場と東京宝塚劇場に各組トップらスターを集めた特別公演。
東西の劇場で通常公演を休んで開かれる特別公演は、同歌劇団史上初めて。
同時に札幌、東京、名古屋、神戸、福岡の五会場に中継された。

宝塚大劇場には、
東京公演を病気休演している花組の男役トップ、匠ひびきさんを除く、
月、雪、星、宙(そら)、花各組のトップ9人が勢ぞろいした。




HP主人 森(=SUN)筆。

いいなあ金子さん TCA。

さて、TCAとは何か。
私もまだ劇場で観たことはありません。
伝え聞くだけの幻の舞台!!!

なんていう大層なもんじゃないんですけどね、
ようは宝塚の文化祭みたいなもんでしょうか。
公演3回しかしないので俄然観られない率向上なのです。
私は新人公演っていうのも観た事ない。
ようはそういう情熱が不足してるってこと?
不足っていうか そういうファンではないってことだけの話しだな。

ああ、しかし宝塚の熱い”良い”ファンに出会う度に、
「文学座支持会にゲットしたいんだが」
と必ず思う私は何なんだろう。
支持会に限らず、舞台(宝塚外の)ファンに
こういう熱い人達たくさんほしいなあと思うのだよ。

こういう熱きファンの思いをかき立てる宝塚ってのは
やっぱり凄いトコなんだねえ。

チャーリー(匠ひびき)部分的に復帰らしい。
同情するなんて本人に失礼なので、
「残り、やるだけやってこい!!」
と声援を贈ることとする。

ってなことで、金子さんの劇評いってみよう。




 行ってきました。TCA。
正直100分一万円は高いかな、と思いましたが、
もうあと何年もチケットなんて手にはいらないでしょうから、ミーハーしてきました。

 一番印象に残ったのが最初で最後のブンちゃん(絵麻緒ゆう)。
TCA恒例のおちゃらけ場面があるのですが、
今回は素人のど自慢、ということでトップから専科まで
だいたい同期別になにかに扮して歌うのですが、
サラリーマンに扮したブンちゃん(絵麻緒ゆう)
「同僚が(チャーリーのこと=匠ひびき)いないので・・・・」と
超小心者で物怖じしているのですが、
いきなり曲が流れるとダサイスーツの裾翻して、大胆に男役バリバリで踊るんですよ。
こりゃ笑えました。
で、ラストソングがチャップリンの「スマイル」。
シンプルな白い衣装の上に、割とアップテンポで、シンプルに「笑って」と歌うんです。
これは、涙腺が弱くない金子でもぐっときました。
「プンちゃんフォーエーバー」って感じで。
チャーリー(匠ひびき)これもやれないんだもの。
気持ち察するに余りあります。

 次に笑っちゃいけないのだが、笑わざるをえないのが、
女帝のオスカル&渚アンドレ。
(女帝=花總まり・渚=渚あき)
いきなり競り上がりしてきて

「なんか小さいオスカルだな」

と思ったらこの2人。
「愛あればこそ」のキーはあわないわ、なんだか変だわ、
でまさに「様にならない」状態でした。

 3番目にタータン(香寿たつき)の選曲。
難曲ばかりでした。
「望郷の琵琶歌」(上月晃)
「花夢幻」(一路真輝)ときて、
締めが「愛!」(真帆志ぶき)ときました。
特に最後の「愛!」は長い曲なのでフルコーラス聞かせてもらえなくて残念でした。
一度じっくり歌って欲しいものです。

 あとはミーハーにやはりタカコさん(和央ようか)カッコいい!
トップ4人並んでも格段のスタイルのよさ。
問題の余興は全然でしたが、締めの歌が「ベルバラ」からで、
ナツメ(大浦みずき)さんよりも(ファンでしたけど)上手かった。
何か、トップになって、歌の核みたいなものがよくわかるようになって、
とうとう今年1回の宙組大劇場、そのあと「ぴあ」に並んで千秋楽手に入れました。
この公演、母と8月1日に行くんですけどね。

 また、個人的な思いいれとして、オッチョン(成瀬こうき)。
最初で最後のTCAでのソロがあったのですが、
マオちゃん(大地真央)がやめるときに歌っていた曲で、
プログラムを見たとき「マオさんを汚すなよ」と思いましたが、とんでもない。
当時のマオちゃんより声量があって、
伸ばすところなどタメが効いていて、なかなかでした。
「はあー、アンタなんて宝塚見限る」と思ってしまいまいた。

その後、宝塚ホテルにて、大枚はたいて、ディナーショーのチケット買ってきました。
予約はしていたのですが、まだ残席があるそうです。
演出が正塚先生。
そう、彼女はこの先生のノンちゃん(久世星佳)につぐお気に入りでしたものね。

近いので、夜が遅くなってもバス(帰宅用の)はまだあるでしょう(笑)

 あと気になったのが、自前衣装の多さ。
トップで以前着ていた衣装だったのはタカコさんだけでした。
やめる人がおニュウでもいいのでしょうが、どうもあんまり多いとね。
あとどうするんでしょうか。

 色々書きましたが、この辺りで感想を終わります。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□劇評■筆者□□□□
金子亜矢
bacew609@jttk.zaq.ne.jp
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