■■■宝塚歌劇 観劇記■■■


月 組

2000年5月12日〜6月26日 1000days Theater

ミュージカル・ファンタジー
LUNA

−月の伝言−


ショー・イリュージョン
BLUE・MOON・BLUE

−月明かりの赤い花−


観劇日:6月吉日 B席

劇場 :1000days Theater



ミュージカル・ファンタジー
LUNA

−月の伝言−

作・演出:小池修一郎


アレックス/月読:真琴つばさ
   アイリーン:檀 れい
   ブライアン:初風 緑

         月組組生




ベルリン公演組がいないのね。
紫吹淳がいないってのは、寂しいものがある。
あの爬虫類系の色気(プリンスと同類)
というか、何と言うか・・・。
あの強烈なカラーは、好むと好まざると 迫ってくるものがある。
彼女の役を、初風 緑がやってるんだよね。
「これが紫吹淳だったら・・もっと・・」
と、1000daysを観た人はみんな思ったんだろう。

久方ぶりの更新が、またも宝塚。
でもって、観劇日から何日経過していることか・・・。
他にも観劇してるだろー。
コクーンの「奇跡の人」やら
新国の「夜への長い旅路」(Iさん 感謝です)やら
って、それくらいか(?)まだあるはずだ・・まあいい。
どちらもよい舞台でした。

観劇記更新は・・・まあいいや。
いや、しますします。
とりあえず、1000days今年の初宝塚観劇ってことで。
トップ娘役に「おい!」って感じだったもので。
そんなわけで、今年2回目の宝塚観劇。
当日券。

檀 れい=不可。
あれがトップの娘役なのか?
見てくれがキレイってだけでは舞台は出来ないんだ!
ガックリきた。
美人だけどね、それだけだね あの娘役は。
彼女の他の舞台は知らないから、
この「LUNA」という舞台においては、の話しだけど。
「不可」ですよ、彼女は。
あんなにメインの役(もちろんトップだからさ)貰っておいて、
見事なまでに存在がないのは何なんだ?
生身の人間(役者)が目の前にいるのにさ、
何で その気配というか熱が来ないの? こっち(客席)に。
檀れい 駄目。
全然うつくしくない。

真琴つばさが可哀想だ。
コンビってのは「1+1=2」になるもんだろうに。
「1−1=0」にしてどうするのさ 檀れい。

言いたい放題だな・・
怒ったってより、驚いたのですよ。
檀れいに。

あ・・でも、たまたま私の観劇日が檀れいにとって
「むっちゃ不幸」
なことがあった日だったのかもしれないなぁ・・・
今、不安になった。
そんくらい「ちょっと、どうよ」だったもので。

小池修一郎氏のことに話しを変えよう。

遺伝子操作もインターネットも古代伝説も企業間抗争も
何でもかんでも盛り込みすぎだー!
と、小池修一郎氏が現代ものを書く時このところ思う。
期待大! なだけに、小池氏の作品に。

「パック」(ビデオでしか観てないけど)と
「ローン・ウルフ」を足した作品。
ってことだな、この「LUNA」は。






ショー・イリュージョン
BLUE・MOON・BLUE

−月明かりの赤い花−


作・演出:齋藤吉正

     月組組生




齋藤吉正氏。大劇場デビュー。

パンフレットで
『「カッコイイ非日常」が僕の演出のコンセプト』
と言っている。
好きだなあ、この人。

それと、ヒットだったのは
『ただ、「瞬間視聴率1位」は是非取りたい』
という一言。
これは『ショーよりも脚光を浴びるのは芝居』
への(自分で言っておいて)言葉。

で、ショーはですな。
「紫吹淳と真琴でのデュエットで観たかった」
代わりに初風が踊っていた。
多分、紫吹淳だったら「瞬間視聴率1位」は、そのデュエットシーンだったでしょう。

あれ?
紫吹淳 そんな好きでもないのにな。
いないと寂しいからかな。

なんてったって 大和悠河。
芝居も歌も、まだだけれど。
この人のダンスは最初っから色気がある。

この公演の宣伝美術は横尾忠則氏だった。
横尾氏がやるって知らずに、正月に宝塚にてチラシを観た時
「これは・・!」
と驚いてしまったものです。
で、1000days用に新しいのも作っている。
これはベルリン公演組がいない為。
(紫吹淳の写真が大劇場ポスターにはレイアウトされてるので)
横尾さんに宣伝美術やってもらえる宝塚も羨ましいけど、
宝塚の宣伝美術をやれる横尾さんのこともうらやましい。

おいおい、宣伝美術のことを羨ましがるな、君は演出だろう。
自分でツッコンでおく。

横尾忠則かぁ。
宝塚もガッツがあるなあ。

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