■■■宝塚歌劇 観劇記■■■


宙 組

2000年1月1日〜2月8日 宝塚大劇場

レビュー・アラビアンナイト
砂漠の黒薔薇


スペシャル・レビュー
GLORIOUS!!



観劇日:1月7日(金)
      11:00〜
      2階席11列L1番

劇場 :宝塚大劇場



レビュー・アラビアンナイト
砂漠の黒薔薇


作・演出:酒井澄夫


アリシャール王子:姿月あさと
  マリヤーナ姫:花總まり
     ヤワン:和央ようか
         宙組組生




こいつぁはるからえんぎがいいわい
的めでた舞台。
もうすぐアップするからまたれい。


と書いてから、早..というか観劇から20日も過ぎている。
ともかく2000年初観劇なんだ。

故郷の友人との再会も兼ねての観劇。
姿月あさとのサヨナラだ。つまり花總まりとのコンビ見納め。
東京じゃきっと観ることが出来ないだろうから、観れてよかった。
(前売りとかね、買えないの。予定の立てれないこの身体)
毎公演観たいと思っているんだが、
ここんとこ年に2、3回の観劇になりましたな。
ミュージカルにも行けてないし。
職場柄ストレートプレイに行けるとしたら行ってしまっているこの頃。

「エリザベート」を演じたコンビのラストがこれですか?
いや、悪いけど・・・。

パンフレットで作・演出の酒井澄夫氏は
「近頃は宝塚らしい伝統が薄れてきている・・
 僕達のような昔を知るものが伝統を伝えることも
 必要なのではないかと考えます」と言っている。

しかし、もう宙組ファンは、宝塚ファンは、
「エリザベート」を観てしまったのだよ。
別に宙組ファンじゃないけど・・「エリザベート」は素晴らしいよ。

お伽話的お約束ハッピーエンド物語りが悪いわけではない。
宙組の御披露目公演「エクスカリバー」
(作・演出/小池修一郎)好きだもの。

小池修一郎氏のお伽話的世界
(例えば「PUCK」
 =これはまだ私が宝塚を知る前の作品なので
 映像でしか観たことはないが、見事な「夏の夜の夢」の翻案だと思う)
は、キャラクターが描けているから、単純な物語りが
それでもリアリティを持つ。
ある人間の象徴のキャラクターとして、在る。
象徴だから、単純と言ってしまえばそうだけど、
それは歌舞伎的単純さってことだ。

と、色々ボヤクが、冒頭の通り
「こいつぁはるからえんぎがいいわい」
にて、2000年の年の初めでござりました。




スペシャル・レビュー
GLORIOUS!!


作・演出:藤井大介

     宙組組生




初めて観ました藤井大介氏。大劇場デビュー。
ダンサーなんですね、この方は。
日本の踊れるミュージカル演出家としては、
宮本亜門氏、謝珠栄氏に続く。
謝珠栄氏も宝塚で演出されているが、
座付作家ではないので宝塚の作家として初めてのタイプ。
あ、でもこの「GLORIOUS!!」はレビューだから・・
まあ、いいか。
藤井大介氏のミュージカルの作・演出も
大劇場で観ることが出来るでしょう。

アメリカでした。
ブルース、ジャズ、ロック、フォーク、ディスコ、ラップ・・
群集の配置というか、ダンスの構成が宝塚的でなくって面白かった。
わざと、ハズシてるか、な? 今までのこと。
でもひとつだけ、お約束でもいいからやってほしかったことがある。
卒業するトップコンビのデュエット。
魅惑的なジャズで魅せてほしかった。
それだけ残念。

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