謎とき

さて、いよいよ謎ときのページであります。ここでは、皆様からメールを頂いてその中から多い疑問で、なおかつ筆者がなんとか「こうだろう」と推理できそうなもの(^_^;)や、皆様からのお答えなども掲載していきたいとおもいます。できるかぎり更新もまめにおこなっていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。(あくまでも陰陽道的推理になってしまいますので、御理解ください。)

参考文献 吉野裕子著


  • [鬼門]考
  •  [なぜ、丙午(ひのえうま)の迷信は起こったか]

     もう、お気づきの方もおられるかもしれませんが、丙(ひのえ)は火の兄であり陽の陽であります、その上、午も陽の極に位置します。したがって丙午は陽そのものであります、したがってこの年に生まれる子供は陽気が強いということになり、男児であればで問題ないのですが、女児ならば陰なので男まさりの子になると思われたのでしよう。それが男をくってしまうという風になってしまったとおもわれます。

     [なぜ、餅撒きを行うのか]

     これには二重の意味があると思われます。すなわち餅は白いので金気であります。また、その形も丸く、これも金気に配当されます。つまり餅は金気の象徴であり、金気は「金生水」の理で水を生みます。 わが国の建築物は殆ど木で造られておりますので、火は大敵であります、したがって火を剋する水を生む金気の呪物が求められ、それが餅だったと思われます。さらに、「金剋木」の理で金気は木気を傷めるのでその餅を食べるという金気封じも合わせて行われます。しかし火気を封じる必要があるので、撒かれた餅を焼いて食べるのはタブーであります。


    [仲秋の名月]

    なぜ秋なかばの満月を特に「仲秋の名月」として愛でるのでしょうか?

    本来の仲秋の名月は旧暦八月十五日の夜に出る満月のことをいいます。そして、その八月十五日は秋=金気のちょうど真ん中の日に当たります。満月はその形、色から金気に配当されますので、金気のピークの日にでる満月は最高のシンボルとなる訳です。


     今回は、陰陽五行説に密接な関係のある八卦や易についてふれませんでしたが、次の機会にあらためて述べていきたいと思いますので、もし気に入っていただければ応援してくださいませ。f^_^;

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