1998年11月17/18日、33年ぶりに流星雨が見られるかも、と期待された流星群です。実際には極大が予想よりも大幅にずれ、日本からは流星雨は見られませんでしたが、それでも1時間に100個近くが観測できました。
流星1
18日の明け方近く、やまねこ座とぎょしゃ座の境界付近に流れたしし座群の流星です。長さは10度ほどで、写真は流星の部分のみ拡大しました。バックの星が露出不足だったため、同じ条件・同じ構図で直後に撮った写真と合成してあります。
撮影データ
撮影日時:1998年11月18日04時43分 (JST)
撮影地:千葉県某所
オリンパスOM-1
ズイコー 28mm F2.8(絞りF2.8)
フジクローム プロビア1600
タカハシP-2でガイド
露出1分+1分
流星2
冬の大三角形を狙っていたところ、おおいぬ座シリウス付近に流れた流星です。写真では下の方にしょぼく写ってます。バックが青白いのは薄雲があったため。
撮影データ
撮影日時:1998年11月18日02時29分 (JST)
撮影地:千葉県某所
キャノンEOS 100
EF 28mm F1.8(絞りF1.8)
コダック エクタクローム1600P
タカハシP-2でガイド
露出2分
流星痕
04時14分
04時15分
04時16分
18日4時13分頃、マイナス10等級くらいの火球がおうし座付近に流れました。写真はその流星痕を1分ごとに捉えたものです。最初は直線状だったのが、上空の気流に流されてS字状になり、更に複雑な形状に変化していきました。流れたのは輻射点と反対の西空で、流星自体は見ることは出来ませんでしたが、誰かがフラッシュをたいたと思ったほど周囲が明るくなりました。
撮影データ
撮影日時:1998年11月18日04時14分、04時15分、04時16分 (JST)
撮影地:千葉県某所
キャノンEOS 100
EF 28mm F1.8(絞りF1.8)
コダック エクタクローム1600P
タカハシP-2でガイド
露出約30秒