アキアカネ

(トンボ科)



アキアカネの写真

◆ 秋になるとごく普通に見られるトンボ。暑いのが苦手で、羽化後、夏は涼しい山に移動し、秋になると集団で平地に降りてきます。「アカトンボ」と呼ばれるトンボは何種類もいるのですが、その中でもアキアカネとナツアカネは圧倒的に数が多く、アカトンボの代表格。
 アキアカネとナツアカネはよく似ていますが、胸の模様の微妙な違いが見分けるポイント。また、アキアカネの方がちょっとだけ大きめで、成熟しても赤くなるのは腹の部分だけ。一方ナツアカネは、未成熟のものは黄色っぽい色で、成熟すると顔、目、胸から尾の先まで真っ赤になるのが特徴。また、ナツアカネはアキアカネと違って夏でも高い山に移動することはなく、近くの林の枝などに止まってすごすことが多いようです。

◆ 見られる時期:夏〜秋

◆ 大きさ(頭から尾の先まで):約4cm