THE POINT OF NO RETURN  
                作曲:斉藤ケーシン 作詞:志田歩

 

もう 戻れない 帰れない ところまで
もう 悔やむことも かなわない ところまで
過ぎ去った 時が 微笑みかけても 取り返しのつかぬように
船を漕ぎ出せ 嵐の中へと

さあ 狂おしく 雨よ打て この僕を
さあ ずぶぬれの 心だけ 抱きしめて
調子外れの 生身の歌で 僕はきっと生まれ変わる
船をこぎ出せ 嵐の中へと

完璧なだけで 役立たずのフィクション
壊し続けて  追いかけるテンション
瓦礫の下   僕らは生まれ
今夜きっと  あなたと出会う
引き返すことのできぬこの場所で

HERE COMES THE POINT OF NO RETURN ,NO RETURN!



最後のライオン          作詞作曲:志田歩


最後のライオンが この街に逃げ込んだ
金網食い破り   この街に逃げ込んだ
行き交う人へと 微笑みかけても 奴のジョークは通じない
悲鳴と怒号に 追われ続けて サイレンがこだまする

WOW WOW WOW WOW WOW WOW 非常線飛び越えて
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 駆け抜けたその後に
WOW WOW WOW WOW WOW WOW サイレンがこだまする
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 涙のラインが光る

遥かな故郷の かすかな記憶は 飲み込まれそうな 大きな太陽
野草の香りに たてがみを揺らす 同族を求め お前は彷徨う
気高き末裔 最後のライオン 金網の中で 捕らわれるうちに
お前の言葉を 話せる種族は お前を残していなくなっていた

もうすぐ洪水が この街にやって来る
全てを押し流す 洪水がやって来る
行き交う人並み きれいに消え失せ 束の間の解放区
ビルの谷間に 生まれたサバンナ もはや帰る場所もなく

WOW WOW WOW WOW WOW WOW 無人の大都市に
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 遠吠えがこだまする
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 無人の大都市に
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 呼び声がこだまする




ルシファーの嘆き  作曲:斉藤ケーシン 作詞:志田歩

 

この闇のどこか 見えないところで 悪意が蓄積されている
頭の奥のどこか 見えないところで 殺意が蓄積されている
あなたが何かを諦めるたび 奴の力は少しづつ高まっていく
あなたが何かを諦めるたび 報復へのカウント・ダウンは進んでいく
この闇の底に潜む獣に   さぁ名前を与えよう
頭の奥のどこかに潜む獣に さぁ名前を与えよう

それはもうひとりの僕だ もうひとりのあなただ
逃げることは出来ない てなずけることもできない
今日もその犠牲者達は 新聞の三面記事を賑わせている
黙殺した者はその裁きを受け 挑発した者はその怒りにふれた
男は男であることにより引き裂かれ 女は女であることにより切り刻まれた
誰も望んで生まれてきたわけじゃない
それでも生まれたことを悔やみたくはなかったはずなのに
この闇の底に潜む獣に   さぁ名前を与えよう
頭の奥のどこかに潜む獣に さぁ名前を与えよう

この闇のどこか 見えないところで 悪意が蓄積されていたんだ
頭の奥のどこか 見えないところで 殺意が蓄積されていたんだ
昼間と夜の長さが壊れて 僕はずっと独りだった
それは永久に続く悪夢のようで どれほど堪えても決して勝ち目はなかった
ただひとつそれを出し抜けるのは 強烈な不安の中で覚醒する瞬間だった
そのために僕は……   周到な準備をして刃を解き放った

あれは全て僕の妄想なんだ そう思い込んで
忌まわしい記憶から逃れたいと思ったこともある
でも今の僕からその記憶を消してしまったら 一体何が残るっていうんだ
だから今の僕は 自分がしたことを してしまったことを
忘れたくないんだ 忘れたくないんだ 忘れたくないんだ 忘れたくないんだ



独りだけのGROOVE
       
作曲:斉藤ケーシン、志田歩、荒武靖 作詞:志田歩


手のひらの 温もりから 伝わるかな
誰にもいえなかった 独りだけの 独りだけのGROOVE

水槽で 無邪気に 泳いでいる
君を汚し続けた 独りだけの 独りだけのGROOVE

素っ裸で 世界を  抱きしめてたあの人を
撃ち殺してしまった 独りだけの 独りだけのGROOVE

鏡張りの  部屋で 乱反射 繰り返し
あふれだした GROOVEは メロディに 焦がれては
完璧な  一瞬を 刻み付け 流れてく

Ah 誰か 教えてくれないか
どんなに酷い事件が あった日も あった日でも
夕陽が 美しい そのわけを そのわけを

LOVE or HATE? (LOVE & HATE)
LOVE or HATE? (LOVE & HATE)
LOVE or HATE? (LOVE & HATE)
LOVE or HATE? (LOVE & HATE)

手のひらの 温もりなら 受け取れるかな
誰にもいえなかった 独りだけの 独りだけのGROOVE


 


周回遅れのトップ・ランナー   
           作曲:斉藤ケーシン 作詞:志田歩

 

欲しいものは届かない場所にあり ダラダラと毎日が過ぎていく
周回遅れの長距離走者 時間切れになるのを待つように走る
近すぎるゴールに蹴りを入れ たどり着いた場所は地図にない国
一本道の迷路の中で あと何度同じ輪を描くのか 描くのか

グルグルと グルグルと グルグルと 回って 回って
グルグルと グルグルと グルグルと 回って

答を知るのが怖いから 傷もつかぬまま腐っていく
周回遅れの長距離走者 時間切れになるのを待つように走る

グルグルと グルグルと グルグルと 回って 回って
グルグルと グルグルと グルグルと 回って



LOST REVOLUTION      作詞作曲:志田歩

Hey,Man 悲しい歌なら 歌わないで 聴かせないで
またひとつ門をくぐり抜け 声を無くす 君の叫び

当たり前だと装って 離れていった仲間たち
望みを持たないお前に 伝えることは何もない
当たり前だと装って 姿を消した男たち
はぐれてしまったお前に 伝えることは何もない

Hello,Lost Revolution 俺を吊せ 高く高く
Hello,Lost Revolution 俺を吊せ 高く高く

Hey,Man 諦めてしまえば すぐにでも楽になれる
ひとつずつ夢を破り捨て  顔に刻む紅い皺

空っぽになった街角の 白々しいざわめきが
無口になったお前に  伝えることは何もない
処刑の時を告げるよに 打ち鳴らされる鐘の音
明日を見限るお前に  伝えることは何もない

Hello,Lost Revolution 俺を吊せ 高く高く
Hello,Lost Revolution 俺を吊せ 高く高く

正しいけれどそれだけさ お前のFiction
悲しいけれどそれだけさ お前のFiction
正しいけれどそれだけさ お前のFiction
悲しいけれどそれだけさ お前のFiction

Hello,Lost Revolution Hello,Lost Revolution
Hello,Lost Revolution Hello,Lost Revolution
Hello!


BOYS ON THE EDGE       作詞作曲:志田歩

 

あの夏の真ん中で   僕は空を泳いだ
何もかもが自由に   選び取れる気がしていた
まぶしすぎる陽射しが なぜかとても怖くて 僕は雲に隠れた
BOYS ON THE EDGE BOYS ON THE EDGE
BOYS ON THE EDGE BOYS…

あの夏の真ん中で 君は空を泳いだ
さようなら友達よ そして僕は立ち尽くす
かごの中の獣が  幻の旗を振り そっと君の名を呼ぶ
BOYS ON THE EDGE BOYS ON THE EDGE BOYS ON THE EDGE

こんなはずじゃない   こんなはずじゃない
こんなはずじゃない   こんなはずじゃない

6月の王国は      いつの間にか消え失せて
誰も居ない海辺で    砂の数を数えている
これが僕らの世界    壊れたオモチャみたいだ   

こんなはずじゃない   こんなはずじゃない
こんなはずじゃない   こんなはずじゃない

あの夏のざわめきが止んだ後 この場所に立ち尽くす苛立ちよ
限りある輝きの果てしなさ 朝焼けを待ち切れぬ鳥の声



BLUE BOY        作詞作曲:志田歩

 

近すぎるゴールに 蹴りを入れ  毎日毎日 走り続けた
上にも下にも 行けないところで  遠く呼ぶ声を 聞いていた
BLUE BOY YOU’RE SO YOUNG 5年前と 同じ空の色
BLUE BOY  NEVER TOO LATE  生まれた時と同じ星の数

言葉は熱く 心は凍え 瞳を閉ざした 季節の終わりに
街の姿は クルクル変わり お前の影など 残しちゃいない
BLUE BOY YOU’RE SO YOUNG 5年前と 同じ空の色
BLUE BOY  NEVER TOO LATE 生まれた時と同じ星の数

お前の悔しさを忘れたくない  お前の虚しさに負けたくはない
BLUE BOY 5年前と 同じ空の色 BLUE BOY  生まれた時と同じ星の数
お前の悔しさを忘れたくない  お前の虚しさに負けたくはない
BLUE BOY BLUE BOY

 


 


コレクション       作曲:荒武靖 作詞:志田歩

 

遠く離れてく 君の姿は 時の流れにも 変わること無く
独り年老いる 僕を見つめて 二十歳こさぬまま微笑んでいる
誰もが誤解したまま 花を飾りたてる
封印された叫びは  何処にも届かない

あぁ僕のコレクション そう君のぬけがらに
いま白い羽根を付け  空に帰してあげたい

何もできないと 言わぬ狡さを 苦く噛みしめて 僕は歩こう
閉じたカレンダーしるす月日を 鼻歌まじりで独り歩こう

僕らは誤解したまま 花を飾りたてる
見よう見まねの手つきで 花を飾りたてた

あぁ僕のコレクション そう君のぬけがらに
いま白い羽根を付け  空に帰してあげたい
あぁ僕のコレクション そう君のぬけがらに
いま白い羽根を付け  空に帰してあげたい


 


バディ            作詞作曲:志田歩

 

深い海の底 水に揺られ     やすやすと生きているお前
気のふれたような スピードの中 目を覚ましたばかりのお前

陸に上がらないかいバディ 一緒に鳥を見ないかバディ
陸に上がらないかいバディ 一緒に鳥を見ないかバディ

なにものにも染まりきれず    瑠璃色の瞳を持つお前
舟より大きな雲に乗り      はしゃぎ続けているお前

陸に上がらないかいバディ 一緒に鳥を見ないかバディ
陸に上がらないかいバディ 一緒に鳥を見ないかバディ

赤い星を川に流し     花を散らしちまいそうさバディ
赤い星を川に流し     花を散らしちまいそうさバディ

陸に上がらないかいバディ 一緒に鳥を見ないかバディ
陸に上がらないかいバディ 一緒に鳥を見ないかバディ



四月のINNOCENCE          作詞作曲:志田歩

 

ぼくが あなたに 惹かれる そのわけは
欲望の 形が たまらなく 純粋だから
ぼくが あなたに 焦がれる そのわけは
魂の  形が たまらなく 美しいから

臆病者の知恵を捨て去り  何度ワナにとらわれようと
光と影のはざまで     羽ばたき続ける
子犬のように無邪気なまま 堕天使のように淫らなまま
手のひらに溜めた君の涙が 僕を洗ってく

ぼくは 時間を 出し抜こうと あがく愚か者
感じた 全てを 信じる勇気が 欲しくて
あなたのその胸に 触れた時  初めて
世界が こんなに 広いと   気付いた

本当の事は分からないから 真実なんてさわれないから
もどかしく服を脱ぎ捨てながら もつれあっていく
4月の風に髪をなびかす  君の香りは俺を狂わせ
心の鍵を開け放つたびに  歌が生まれてく

4月のINNOCENCE 心を揺らして 4月のINNOCENCE 体を揺らして
4月のINNOCENCE 心を揺らして 4月のINNOCENCE 体を揺られて



サンシャイン・ガール          作詞作曲:志田歩

 

あの娘はいつも俺にいう 空を泳いでみたいなら
必要なのは羽じゃない ちょっと邪魔な荷物を捨てる事
あの娘はいつも俺にいう 楽しい夢を見たいなら
私はずっとここにいる だけどつなぎ止めても無駄なこと

ときめきも閃きもただ花を咲かすだけ
法律も道徳も関係ないのよ

Oh,サンシャイン・ガール サンシャイン・ガール その胸に触れた時
Oh,サンシャイン・ガール サンシャイン・ガール 世界は踊り出す

遠い国から飛んできた  白く輝く風船を
人から人へ回すだけ 流れのままに回すだけ
遠い国から飛んできた  白く輝く風船を
人から人へ回すだけ 流れのままに回すだけ

ときめきも閃きもただ花を咲かすだけ
法律も道徳も関係ないのよ

Oh,サンシャイン・ガール サンシャイン・ガール その胸に触れた時
Oh,サンシャイン・ガール サンシャイン・ガール 世界は踊り出す
Oh,サンシャイン・ガール サンシャイン・ガール その胸に触れた時
Oh,サンシャイン・ガール サンシャイン・ガール 世界は踊り出す
GREEN FIELDS 新緑の草原を    あの娘が駆けてきて 世界が踊り出す
GREEN FIELDS 出し惜しみない愛を あの娘がまき散らし 世界が踊り出す



I LOVE YOU          作詞作曲?d志田歩

 

大切な 大切な 大切な お前のことを
誰よりも 何よりも いつまでも 大事にしたいけど
大好きな 大好きな 大好きな お前の声に
堕ちてしまいたい 溺れてしまいたい 崩れてしまいたい 狂ってしまいたい

大切で 大切で 大切で たまらないのに
けがしてしまいたい 壊してしまいたい それでもこの俺を 許してくれるかい
猥褻な 猥褻な 猥褻な 想いのままに
けがしてしまいたい よごしてしまいたい それでもこの俺を 愛してくれるかい

神様は何故 愛する人を 困らせたがる 気持ちを持たす
哀しい目つきで 天使が笑い 僕らの耳に 囁きかける
それはきっと 世界を作る 時に仕組んだ 悪戯なのさ
僕らはみんな 離ればなれで 想い想いに 生きてくだけ
本当のことは 分からないまま 生まれ落ちては 消えていくけど
ただひとつだけ 確かなことは 目の前にいる お前が欲しい

I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU



LESSON1          作曲:斉藤ケーシン 作詞:志田歩

 

器用になんて なれなくていい  利口になんて なれなくていい
駆け引きの下手な あなたは   無様なままで 最高なんだ
自惚れたままで かまわない   後ろ指なんて 気にしない
他人を妬む ヒマはない     何より今が  大事だから

Hi! Hi! Hi! Hi! YOU! (YOU!)
Hi! Hi! Hi! Hi! YOU! (YOU!)
お前の声を 聴かせてくれよ

手を汚すのが怖くても      淀んだ河を 泳ぎ切れ
カマトトぶってちゃ つまらない UP&DOWN 繰り返し
感じること  信じること    選ぶ自由は 常にある
裸足で歩いた 地面の 温かさを 覚えているか 覚えているかい?

Hi! Hi! Hi! Hi!
あなたが一番最後に 笑ったのは  どんな時?
あなたが一番最後に 傷ついたのは どんな時?
ちっぽけなプライドのため がんじがらめにされるより
手放しで歩く自由を 誇りたいと 思わないか?

Hi! Hi! Hi! Hi! YOU! (YOU!)
Hi! Hi! Hi! Hi! YOU! (YOU!)
お前の声を 聴かせてくれよ

忘れないで 今の君を 忘れないで 今の僕を
踊り方など気にしない 自分のリズムで ステップを踏め
忘れないで 今の君を 忘れないで 今の僕を
踊り方など気にしない 自分のリズムで ステップを踏め ステップを踏め!

答が欲しい訳じゃないのさ   だって僕らはここにいるだろ
明日のことは分からないけれど 離ればなれになる前に

Hi! Hi! Hi! Hi! YOU! (YOU!)
Hi! Hi! Hi! Hi! YOU! (YOU!)
お前の声を 聴かせてくれよ

忘れないで 今の君を 忘れないで 今の僕を
踊り方など気にしない 自分のリズムで ステップを踏め
忘れないで 今の君を 忘れないで 今の僕を
踊り方など気にしない 自分のリズムで ステップを踏め



電気仕掛けの夜の精霊    作曲:荒武靖 作詞:志田歩

 

波の引いたビルの谷間 月が照らし 深夜のタクシーも姿を消す頃
誰も居ないオフィス モニターに浮かぶ 電気仕掛けの夜の精霊
ファイバーケーブルの中くぐり抜けて
影なき者達が饗宴を始める 真昼には閉じた回路潜り込み
隠れている 夜の精霊   電気仕掛けの夜の精霊

二進法の文字で 愛を語り合い 二進法の文字で 支配者を呼び出す
プログラムの中 泳ぎ回る欲望
忘れないで 僕らは闇に住む 電気仕掛けの夜の精霊
忘れないで 僕らは闇に住む 電気仕掛けの夜の精霊

朝がくれば あとかたもなく 過去と未来封じ込められ ここはユートピア
貸し切りの遊園地の中 スーパースター涙を流す ここはユートピア
朝がくれば あとかたもなく 過去と未来封じ込められ ここはユートピア


 


いつものように     作曲:荒武靖 作詞:志田歩

 

Sometimes I'm so Angry. Sometimes It's so Hard.
Sometimes I Feel Sad. But,I Love my Life.
Sometimes I'm so Delighted. Sometimes It's so Fine.
Sometimes I Feel Happy. Yes,I Love my Life.

まるでいつもと同じ 人混みの中を
ゆっくりと僕は歩いてみる 味わうように歩いてみる

今朝目が覚めると聞こえてきたのさ 臨時ニュースの泣き叫ぶ声
今日で地球は終わってしまうと…  繰り返す

Sometimes I'm so Angry. Sometimes It's so Hard.
Sometimes I Feel Sad. But,I Love my Life.
Sometimes I'm so Delighted. Sometimes It's so Fine.
Sometimes I Feel Happy. Yes,I Love my Life.

どんな季節がこようと   変わるはずがないさと
思い込んでいたこの街並み 思い込んでいた WOWWOW!

こんな日だからお喋りしようよ いつものように遊びに行こうよ
いい天気だから寄り道しないか…いつものように

いきつけの店では キャット・フードとシェービン・クリーム
ガソリンは満タンに 君を迎えに出かけよう
チケットも忘れずに 楽しみにしてた
デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ

まるでいつもと同じ 人混みの中を
ゆっくりと僕は歩いてみる 味わうように歩いてみる

今朝目が覚めると聞こえてきたのさ 臨時ニュースの泣き叫ぶ声
今日で地球は終わってしまうと 臨時ニュースの泣き叫ぶ声




寿唄(ほぎうた)
             作曲:斉藤ケーシン、志田歩 作詞:志田歩

 

日ごと 膨らむ 不埒な 想いを
しゃぶって おくれよ お願い だから
すべての欲望を 解き放て 解き放て

行き場を 無くした 魂 どもは
天に ツバ吐き ぐしょ濡れ だから
あらゆる妄想を 解き放て 解き放て

どうにも ならない それでも ハッピー
踏みにじ られても 生きてりゃ ラッキー
寿唄 歌うぜ あんたの ために

最高 ですかと 近付く 輩に
最低 ですねと うそぶき ながら
寿唄 歌うぜ あんたの ために
すべての 欲望を 解き放て 解き放て
あらゆる 妄想を 解き放て 解き放て



HOME SWEET HOME   作詞作曲:志田歩

 

酸性雨の中 出会った私達
長いこと月を見ていない
君の生まれた街は 地図で消されてる
どんな景色か思い出せるかい

地上の明かりが 消えてゆく
それでも何も困りはしないけど
ホロスコープに モニターでアクセス
明日のラッキー・ナンバー教えておくれよ

ここはシェルター 防腐剤入りのハムみたいに清潔だよ
ここはシェルター 原子力発電所みたいに安全だよ

紫外線の嵐 吹き荒れる星の
地下に隠れたHOME SWEET HOME
逃げ遅れたやつらを 冷ややかに見つめてる
地下に隠れたHOME SWEET HOME

ここはシェルター 防腐剤入りのハムみたいに清潔だよ
ここはシェルター 原子力発電所みたいに安全だよ

来訪者に銃を 君には口づけを
文明のゴールHOME SWEET HOME 文明のゴールHOME SWEET HOME
文明のゴールHOME SWEET HOME



約束の丘     作曲:荒武靖 作詞:志田歩(inspired by くるり)

はしゃぎ過ぎた夜 祭りが終われば 色褪せた朝
どんな励ましも 届かないよ ここは霧の中
もう昨日の魔法は もう昨日の魔法は 解けてしまったの? 
もう一度 足を踏み出そう 忘れてた呪文を 思い出すまで

もっと もっと もっと遠くまで
きっと きっと きっと行けるはずだから

手探りで触れた 見えない絆を 信じられるかい
ずっと目指してた 約束の丘へ バラバラに登る
もう迷わない恐れない もう迷わずに恐れずに 雲を突き抜けて
独りきり 掘り下げた心の 深さだけ僕らは 繋がりあえる 

もっと もっと もっと高み目指して
もっと もっと もっと遠いところまで
もっと もっと もっと高み目指して
きっと きっと きっと君にたどり着く 

 



終わりなきノイズ     作詞作曲:志田歩

ここは森 ここは海 夜更けの街に 点滅する赤ランプが 光を投げて
それは明日 それは今 見知らぬ日々の 見知らぬ景色が浮かんで消える
乾いた靴音がこだまする中 誰かが呼ぶ声を聞いた気がした

吹き抜ける 青い風 口笛をのせ この俺を どこまで 誘い出すんだ
彷徨える魂と 6月の月 行き場所も知らぬまま 歳を取れない
WOO 夜明け前の 仮の姿で  季節を失くして
WOO 胸の奥の ドアを叩く  呼び声は止まない
崩れかけた ドアを叩く 呼び声は止まない

終わりなきノイズ 果てしなきノイズ 終わりなきノイズ 真夜中のノイズ
終わりなきノイズ



9月のカナリア      作詞作曲:志田歩

終わりは突然やって来たらしい
今日は明日へ続きそうにない
君にできるのはさえずることだけ
きっとそのために生まれてきたんだね

だらしないカナリア
わがままなカナリア
9月のカナリア
カナリア カナリア

不機嫌な僕はTVの前で
不吉なニュースをじっと待っている
それでも君はずっと歌ってる
世界のルールを出し抜いた声で

だらしないカナリア
わがままなカナリア
9月のカナリア
カナリア カナリア

今夜は  今夜は  思いきり美しい歌を聴かせて
今夜は  今夜は  思いきり不埒な歌を聴かせて
カナリア カナリア 思いきり美しい声を聴かせて
カナリア カナリア 思いきり不埒な声を聴かせて
カナリア!



光の中へ   作曲:志田歩、斉藤ケーシン 作詞:志田歩

笑顔は一度 出会いの場所で
あどけなく咲いては 無邪気に消える
懐かしい恋人 あの時の奇跡を
追いかけてわたしは 旅を続ける
懐かしい友達 あの時の奇跡を
追いかけてわたしは 旅を続ける
花よ 大地よ 月よ 銀河よ
あなたの行方に 恵みの雨を

果てしなき日々の 疲れを知らぬように
流れゆく星達を  わたしは見てきた
夢の中の夢の 終わり無き宴に
酔いしれて私は 旅を続ける
虹に腰掛けて 振り向けば彼方に
丸い地平線   わたしを包む
花よ 大地よ 月よ 銀河よ
われらの行方に 恵みの雨を
行きて帰らぬ 旅人のように 時は移ろう

花よ 大地よ 月よ 銀河よ
われらの行方に 恵みの雨を
花よ 大地よ 月よ 銀河よ
われらの行方に 恵みの雨を
行きて帰らぬ 旅人たちは 光の中へ


音のない国    作詞作曲:志田歩

夕陽を見るのが 怖くなったのは
朝日を待つには 疲れすぎたから
散った花びら  木陰に積もり
じっと見つめる 剥がれ落ちた月

永遠なんて 分かんない
一瞬だけじゃ 味気ない
歓びの森を抜け 僕は君になる

待ちこがれた人よ 待ち疲れた日々よ
次の一歩を   何に託そう
知りたくないこと 知りすぎた心
どうでもいいことさ もう戻れない

永遠なんて 分かんない
一瞬だけじゃ 味気ない
歓びの森を抜け 僕は君になる

永遠なんて 分かんない
一瞬だけじゃ 味気ない
哀しみの丘を越え  君は僕になる

音の無い国へ 音の無い国へ



ダークホース (dedicated to Goorge Harrison)

                作曲:斉藤ケーシン 作詞:志田歩

悲しい時は ギターが泣いた 僕はいつでも ダーク・ホースだ
時代の力  慈愛の光    谷間で放つ  ダーク・ホースだ
天才は大変だ カリスマはくたびれる 第三の男だぜ
そんな・ヤ・リ・カ・タ・で〜 
終りはちょっと早すぎたけど 楽しんでくれたかな
最後の言葉も 歌にのせるよ 今までありがとう

勝手気ままな 世の中だけど  僕はいつでも ダーク・ホースだ
こんな立場も ちょっと粋だろ 谷間を駆けた ダーク・ホースだ
天才は大変だ カリスマはくたびれる 第三の男だぜ
だから・シ・ア・ワ・セ・さ〜

終りはちょっと早すぎたけど 楽しんでくれたかな
最後の言葉も 歌にのせるよ 今までありがとう
別れはちょっと切ないけれど 楽しんでくれたかな
最後の言葉も 歌にのせるよ ご静聴ありがとう

バイバイ バイバイ バイバイ


BOYS ON THE EDGE 2003       作詞作曲:志田歩

あの夏の真ん中で   僕は空を泳いだ
何もかもが自由に   選び取れる気がしていた
まぶしすぎる陽射しが なぜかとても怖くて 僕は雲に隠れた
BOYS ON THE EDGE BOYS ON THE EDGE
BOYS ON THE EDGE BOYS…

あの夏の真ん中で 君は空を泳いだ
さようなら友達よ そして僕は立ち尽くす
かごの中の獣が  幻の旗を振り そっと君の名を呼ぶ
BOYS ON THE EDGE BOYS ON THE EDGE BOYS ON THE EDGE

こんなはずじゃない   こんなはずじゃない
こんなはずじゃない   こんなはずじゃない

6月の王国は      いつの間にか消え失せて
誰も居ない海辺で    砂の数を数えている
これが僕らの世界    壊れたオモチャみたいだ   

こんなはずじゃない   こんなはずじゃない
こんなはずじゃない   こんなはずじゃない


あの夏のざわめきが止んだ後
この場所に立ち尽くす苛立ちよ
限りある輝きの果てしなさ
朝焼けを待ち切れぬ鳥の声

君が消え 20年の時が経ち いま僕は こんな歌を歌っている
仲間とはぐれ ただ闇雲に動き続けたのは 他にできることがなかったから
こんなはずじゃないと 月に吠えながら
近すぎるゴールを 拒みながら
どっちが前で どっちが後ろなのか もう分かりはしない
一本道の迷路の中で 周回遅れのトラックで
グルグルと輪を描くように 白い闇を歩き続けた
そこで出会ったのは 同じ闇をさまよう あの頃の 仲間だった
ならばもう一度 僕らは呼びかけ合おう 今度こそ 回復の歌を歌うために
花よ 大地よ 月よ 銀河よ 我らの行方に 恵みの雨を



スターダストに見とれたい       作詞作曲:志田歩


エンジンが強すぎて 壊れてく 君の機体(ボディ)
世界で一番速く飛べたのに
運命のひとひねり すれ違い 砕け散った星の群
宇宙(そら)の果てまで 行けたはずなのに

大切なものは 透明なカガヤキ
僕も君もいなくなっちゃうね
大切なものは 透明なカガヤキ
みんなみんないなくなっちゃうね

ちっぽけな体から はみ出した 君の魂(ソウル)
かつてはあれほど 恐れていたのに
運命のひとひねり もつれ合い ハジケ飛んだ星の下
時間(とき)の果てまで 行きたかったのに

そこに見えたのは 透明なカガヤキ
僕も君もいなくなっちゃうね
愛も憎しみも つかの間のカガヤキ
みんなみんないなくなっちゃうね

大切なものは 透明なカガヤキ
キレイに壊れる あなたを看取りたい
大切なものは 透明なカガヤキ
キレイに壊れた  あなたに見とれたい

スターダストに見とれたい
スターダストに見とれたい



地上のリンカク             作詞:志田歩

昨日の 足音は 雨に溶かされて
今見えてきたのは 僕らのリンカク

羽をなくした僕らが 無邪気に遊んだ
どこより懐かしい 地上のリンカク

百億の太古から 繰り返し続けた
水の流れが僕らに 伝えたものは
時には美しい 地上のリンカク
はるかに懐かしい 地上のリンカク

大地を洗って 流れ続ける
大海の水は  天に舞い戻る



世界で一番間の悪い男
                作曲:斉藤ケーシン 作詞:志田歩

Ah,大事なことは  いつも言いそびれていた
Ah,無くさなければ 分からないことばかりさ
間の悪いこの俺は  その度に悔やんでみても
同じ過ちを     気がつけば繰り返すばかり
アー大事なことは  君に言いそびれていた

駆け引きしてるわけじゃない 困らせたいわけじゃない
意地を張る気もないままに いいわけするのが下手なだけ
俺は世界で一番間の悪い男なのさ

Ah,大事なことは  いつも言いそびれていた
Ah,無くさなければ 分からないことばかり


ロックンロール・アスホール
                    作詞作曲:志田歩

波さえ寄せぬ岸辺に 取り残された魚みたいだな
泳ぎ方を忘れちまったのかい ひからびるより 溺れてしまいたい
ずっと探してた幸せの種は 一番恥ずかしい場所で眠ってた
いつもこの胸がざわめく方へと アクセルを 踏むだけさ

快楽でつながれた僕らを  いつか愛が引き裂いていくだろう
それでも懲りずにまた繰り返すのさ この忌まわしき病を

成り行きまかせ デタラメなしぐさを 言い訳する気はさらさらないけど
あぁ うんざりするほど卑劣な素顔を さらけ出せるのは きっと君にだけ
そんな風にうそぶいて 泳ぐんだ

快楽でつながれた僕らを  いつか愛が引き裂いていくだろう
それでも懲りずにまた繰り返すのさ この美しき病を

本当のことを言っているだけさ 本当の歌を歌っているだけさ
心を揺らして 体を揺らして  命を揺らして 世界を揺らして
心を揺らして 体を揺らして  命を揺らして 世界を揺らして
それでも懲りずにまた繰り返すのさ この美しき病を
それでも懲りずにまた繰り返すのさ この美しき病を



BORN TO BE A FOOL

             作曲:荒武靖  作詞:志田歩

鍵の壊れた 扉を開けて
ガラス外れた 窓際座る
きしむ階段 慌てた足音
あいつ遅刻の 木曜日

ボロい店だけど なぜか集うよ ここは下北 アホでいきましょう
へべれけ マスター ビールを追加 今日も ママさん 苦い顔

こんな店だけど 歌になるのさ ここは下北 アホでいきましょう
ボロい店だけど 愛があるのさ ここは下北 アホになりましょう

俺のボトルを 空けたのどいつじゃ?
どいつもこいつも BORN TO BE A FOOL
BORN TO BE A FOOL
BORN TO BE アホ〜〜!!



ハッピーエンドを蹴飛ばして

                     作詞作曲:志田歩

短距離走者のような 無謀なスピードで
アイツは いつもこの街を 駆け回っている
つじつまなんて  合う分けないんだ
こじれたところで なんぼのもんだ

アイツの閃きは 竜巻みたいに
何もかも巻き込むぜ 厄介なヤツだ
でも へたりこむ寸前の  ゆがんだ笑顔が
みんなを虜にする チャーム・ポイントだ

生き急ぐもの  死に急ぐもの   
生き損なったヤツも  死に損なったヤツも  
1000年も経ったなら 50歩100歩さ

生き物はみんな ナマモノなんだな
こんな気持ちも いつか消えていく
“ハッピイな結末”を 眺める特権は 
何世紀も彼方の 歴史家に任せて 

生き急ぐもの  死に急ぐもの   
生き損なったヤツも  死に損なったヤツも  
1000年も経ったなら 50歩100歩さ 

いま  この夜を  永遠(とわ)と 刺し違えてゆこう
さあ  この日々を 永遠(とわ)と 刺し違えてゆこう
いま  この夜を  永遠(とわ)と 刺し違えてゆこう
さあ  この日々を 永遠(とわ)と 刺し違えてゆこう



アモーレ下北

                     作詞作曲:志田歩

ステキに広い空の下      フリマに行こうよピュア・ロード
あずま通りでレコード漁り   ネヴァーであいつと出くわして
一番街をはしご酒       駅前市場で朝になる

迷路の中にごっちゃりと    隠れ家みたいな店がある
路上で歌っているヤツも    芝居にはまっているヤツも
いつの間にやら顔見知り    みんながアホでいれる街

区長さん  都知事さん  みんなの声を聞いとくれ
踏切無くすは良いけれど  街を壊してどうするの?
守れ 守れ アモーレ下北  守れ 守れ アモーレ下北
守れ 守れ アモーレ下北  守れ 守れ アモーレ下北

だれもが知ってる大物も    正体不明の怪人も
みんなここでは無礼講     電車の時間は気にすんな!
飲んで騒いであるがまま    いかしていかれたパフォーマー

土日は確かに混むけれど    カッコつけるよな場所じゃない
普段着のままでええじゃないか アホ&ピースでええじゃないか
それでも肩が凝ったなら    青空赤ヒゲ・マッサージ!

政治屋さん 土建屋さん  ここはあんたのものじゃない
でかい道路が無くたって  僕らはみんな生きている
守れ 守れ アモーレ下北  守れ 守れ アモーレ下北
守れ 守れ アモーレ下北  守れ 守れ アモーレ下北

最近やたらと工事が多くて    なんだかそわそわ落ちつきゃしねぇ
どさくさ紛れにあざといプランが 人目をしのんで進行中
何でもかんでも税金つぎ込みゃ  丸く収まると思ってるんだろ
そいつは大きな判断ミスだぜ   アホ&ピースをなめんなよ
守れ 守れ アモーレ下北  守れ 守れ アモーレ下北
守れ 守れ アモーレ下北  守れ 守れ アモーレ下北



バースデイ・ソング
                          作詞作曲:志田歩

10年がかりで   こじれた絆が
ほぐれることなど あるのだろうか
困らせるのは   いつものことだから
喜ばせるのは   無理だと思ってた

かっこ付きの笑いで お茶を濁しては
時が経つごとに   すれていく心
いくつになっても  惑ってばかりで
むじゃきなセリフは どこかに忘れた

たまたま今日だと  思い出したんだ
ウソではないけど  ほんの思いつき

ハッピー・バースデイ ハッピー・バースデイ
ハッピー・バースデイ トゥ・ユー
ハッピー・バースデイ トゥ・ユー
今夜 あなたに

こんな言葉が  受けてしまったら
なんだか無性に はしゃぎたくなる
こんな言葉で  喜ばれるなら
毎日あなたに  言えたらいいのに

ハッピー・バースデイ ハッピー・バースデイ
ハッピー・バースデイ トゥ・ユー
ハッピー・バースデイ トゥ・ユー
今夜 あなたに

ハッピー・バースデイ ハッピー・バースデイ
ハッピー・バースデイ トゥ・ユー
ハッピー・バースデイ トゥ・ユー
今夜 おまえに
ハッピー・バースデイ


真冬の太陽     作詞:志田歩 作曲:加藤志乃ぶ


12月の朝     消えたあの娘は
書きかけたままの 手紙を 残していた

終わりの合図は  とっくに気づいてた
もっとまどろむ  時間が欲しかった
触れてしまったら 何かが壊れてく
届かぬ場所から  見つめていたかった
憧れは 憧れは 遠く輝く 真冬の陽射し
憧れは 憧れは? 惨たらしいほど 無邪気な笑顔

白い雪野原    汚す足跡を
わたしは ずっと  憎み続けていた
宝石のような   二人の秘密は
夢から醒めた時  罪へと変わっていた
憧れは 憧れは 太陽に羽ばたく 愚か者の羽
憧れは 憧れは? 熱に溶かされ  虚空に砕け散る

年老いる前に 自殺するって あの娘は言うけど
口にしちゃいけないよ そんなセリフは
欠けてゆく月の下   僕らはすれ違い
振り返ることもなく  互いを忘れても
憧れは 憧れは 遠く輝く 真冬の陽射し
憧れは 憧れは? 惨たらしいほど 無邪気な笑顔



カウンターの中で     
         作詞:志田歩 作曲:志田歩、久保昭二

調子が悪いのは いつものことだろ
今さら気に病む ほどじゃない
お前はなんだか 急ぎすぎだな
腹立ちまぎれに 自分を責めるなよ
だらしないのは 生まれつきだとしても
生まれたことを 悔やんじゃつまらんぜ

ちっぽけな舞台に 明かりが灯され
今日もこの店で  ステージが始まる
情けない輩だと  お前を指さした
傍聴者の群れが  目を伏せた先で
行き場を無くした 落伍者の群れよ
絞り出すように  ブルースを歌え
堕落して 溺れて 生き延びていけ
そして儚い  夢を見ようぜ

カウンターの中で 俺が聴いてるよ カウンターの中で 見守っているから
カウンターの中で 俺が聴いてるよ カウンターの中で 見守っているから

有罪判決を  憐れむやつらも
法廷の外で  つながれたままだ
行き場を無くした 落伍者の群れよ
絞り出すように  ブルースを歌え
堕落して 溺れて 生き延びていけ
そして儚い  夢を見ようぜ

カウンターの中で 俺が聴いてるよ カウンターの中で 見守っているから
カウンターの中で 俺が聴いてるよ カウンターの中で 見守っているから
カウンターの中で



懲りない夜に
            作詞作曲:志田歩

枯れること無い 泉求めて
さすらう日々を 風が笑った
あくびまじりで ため息もらす
懲りない夜を  俺も笑った

甘い夢など   買い占められた
星は見えるか  君の場所から
もう会えぬ人は 遠く輝き
また帰る人は  空に焦がれる

裂けた心を   焚いて踊ろう
すえた大地を  揺らし続けて
裂けた心を   焚いて踊ろう
すえた大地を  揺らし続けて
  



裸のワルツ
              作詞作曲:志田歩


落とし穴だらけ ワナに落ちた人々の
声に耳をふさぐ 沈黙のパレード

破れたパラシュート 背負った子供達
落ちてゆくスピード 競い合っていくよ

wooo 僕は あの人のことを
wooo いつまで 気にして いられるのかな
ahah あの人は この僕のことを
ahah いつまで 覚えて いてくれるかな

降り止まぬ この雨が 何を奪い去ろうと
無くしたものなど どうでもいい 今はもう
どんな詐欺師の仕草でも 本当の痛みなら
きっと信じられるだろ  そして声を放つだろう 

監視カメラを突き抜けて さらけ出された あの歌が
のたうち回り罪を越えて 響き始める   空の彼方

落とし穴だらけ ワナに落ちた人々が
声を礫に変えて 生存のパレード



唄のアジト
               作詞作曲:志田歩


さぁ 早くおいで ここは唄のアジト
声をあげる 仲間達の 願いが集う

寂しそうに笑う  そんな君の声で
聴かせておくれよ 書きかけの唄   
ちょっと顔上げ  恥ずかしがらないで
次はいよいよ   君の出番だ

高鳴る鼓動   胸が詰まりそうだ
馳せる想いで  愛ははじけそうだ
奏で始めた   調べにのせて
秘めた気持ちが 羽ばたき出すだろ

さぁ 早くおいで ここは唄のアジト
声をあげる 仲間達の 願いが集う

哀し過ぎて笑う  そんな君の声で
紡いだばかりの  新しい唄   
みんなが見ている 舞台の上から
客席の中へ    飛び込んでいけ

たった独りで 掘り下げたブルーズ
その深みで  繋がりあえたら
闇の帳を   照らすその声に
重い心も   踊り出すだろう

さぁ 早くおいで ここは唄のアジト
声をあげる 仲間達の 願いが集う
さぁ 早くおいで ここは唄のアジト
声をあげる 仲間達の 願いが集う

浮かれ過ぎた日々に  (君は)何を無くしたんだ
沈みこんだ夜に    (君は)何をつかんだんだ
無くすものも無けりゃ (君は)何を恐れるんだ
ハイな時もロウな時も  すぐに過ぎ去るんだ

さぁ 早くおいで ここは唄のアジト
声をあげる 仲間達の 願いが集う
さぁ早くおいで ここは唄のアジト
揺れるグラス かざしながら 今を祝おう
さぁ 早くおいで ここは唄のアジト
声をあげる 仲間達の 願いが集う
さぁ早くおいで ここは唄のアジト
揺れるグラス かざしながら 今を祝おう



ビヨンド・ザ・フレーム
                作詞:志田歩 作曲:六弦詩人義家

裏切りより別れを選ぶあなたは どこまでも流れゆく
キラキラと光を放ち      頂きを下る雪解けの水
まだら模様の残雪を穿つ    気高き孤独よ
放浪の中にだけ
あなたは 安らぎを見いだす       

焼け落ちた灰の痕に      残されたものは
さらさらと指をすり抜け    黒い衣をまとう純白の砂
炎を越え 意識を越え 時を下る 
まばゆい虚無の旅を 意気揚々と続けているんだね

甘美な追憶で  汚されることを拒み
形を捨てたあなたを とらえられる者はいない
流星のまばたきを 愛でるしか術のない 愚か者の群れに 
せめて寛大な微笑みを 

今日も登山者たちは      手に白い息を吹きかけ
自分の温もりを確かめながら  あなたの痕跡を探しているよ


陽気なプリズナー
               作詞作曲:志田歩

きっとどうにも  ならないだろう
なす術も無いまま おちていくだろう
なんとかなるさと 強がっても
結局どうにも   ならないだろう

でも反逆の天使から    また手紙が届く
どうってことないさ    気にすんなよ
湧き出る言葉まき散らす  無邪気な語り部よ
どんな檻に閉じ込めても  その魂は縛れない

今後の夢は何かと     訊かれた天使は
やり残したことなど    何も無いといった
びくともしない日々を   私は見つめてる
無防備に報いを受けるのさ ちっぽけな誇りに賭けて
びくともしない日々が   夢のなれの果て
泣くがいい 叫ぶがいい  最後に 笑い飛ばせばいい

もしも天使が大富豪だったら 媚を売りますか?
    スーパースターだったら 憧れますか?
もしも天使がジャンキーだったら シカトきめますか?
    不治の病で死にかけていたら 憐れみますか?
もしも天使が犯罪者だったら 唾をかけますか?
    ホームレスだったら 目を伏せるのですか?

天使はプリズナー    陽気なプリズナー 
夜明けのプリズナー   プリズナー 
檻の中のプリズナー   檻の外のプリズナー 
天使はプリズナー    プリズナー
檻の中のプリズナー   檻の外のプリズナー 
天使はプリズナー    プリズナー
天使はプリズナー


恋のホットスポット
               作詞作曲:志田歩

ニクいあいつから 逃れられない
あの日を境に   僕は捕らわれた
目には見えない  信じられるかい
風向きしだいで  未来が揺れる

Ah 愛は容赦ない 放射線のように
尽きることなく  降り注ぐ
君の爆心地    どこにあるんだろ
ホットスポットを さぐり続けて

僕の測定器   振り切れそうだよ
あの日の光が  僕らを変えた
どこに隠しても 溢れ出していく
法律も 道徳も 関係無いんだ

Ah 愛は容赦ない  放射線のように
尽きることなく  降り注ぐ

まだまだシラを切るの? こんなになっているのに!
まだまだ隠してくの?  こんなになっているのに!

Ah 愛は容赦ない  放射線のように
尽きることなく  降り注ぐ
君の爆心地    どこにあるんだろ
ホットスポットを さぐり続けて  ほじり続けて
ねぶり続けて   身を焦がしてゆく



優しすぎた獣 〜tribute to はらだようへい〜
               作詞作曲:志田歩

世界で一番   優しい獣は   獲物も捕らずに 夢だけを喰ってた
清すぎる泉に  ひそむ魚は   世界の憂いを  背負いこむらしい
フェアじゃないよな そんなボヤキが 不意に聴こえてきそうな気がする
僕は道化師になれば良かったな 誰も傷つけず ただ笑わせるだけだ

あぁ痛みに満ちた  この日々を
あぁ笑い話に    してやるさ
あぁうまくいかない この日々を
あぁイキなジョークに できるかな

あばよ妖精   君は妖精  獲物も捕らずに 夢だけを喰ってた
あばよ妖精   君は妖精  透き通る瞳   無防備な笑顔
生き延びていくには優しすぎた  君と僕らは いかれた仲間
落伍者をなのり 口ごもる想い  君の痛みを もっと分かりたかった 

あぁ君と過ごした  あの日々を
あぁ笑い話に    できたなら
あぁもう返らない  あの日々を
あぁイキなジョークに したかった

あばよヨウヘイ 君は妖精 透き通る瞳 無防備な笑顔で
おやすみ



手頃な免罪符
               作詞作曲:志田歩

今年最大のヒット商品は
モバイル用の新型免罪符
後ろめたさから逃げ切りたいなら
ダブルポイントでゲットできるんだ

憧れの免罪符 無知の免罪符
ひとつ欲しいな のり遅れないように
手頃な免罪符 便利な免罪符
俺も欲しいな 嫌われたくないから

ここにいるのは善人ばかりで
アリバイ作りに精を出している
不謹慎より無関心だろ?
イヤミな詩など 無視すりゃいいんだ

麗しの免罪符 綺麗な免罪符
ひとつ欲しいな 手を汚さないように
手頃な免罪符 便利な免罪符
俺も欲しいな 嫌われたくないから

ウラハラを歌って いい気になって
何かやったような気になってるんじゃね〜よ ボケ!
匿名希望の 無罪の証明
犯行現場は さらされたままだ
手頃な免罪符 便利な免罪符
俺も欲しいな 嫌われたくないから
麗しの免罪符 綺麗な免罪符
俺も欲しいな 手を汚さないように