7世紀の吐蕃王国時代 、ソンツェン・ガムポ王は拉薩市の北部に1000の城を築きました。

王は唐とネパールから女王をめとり、彼女らを通じて仏教に帰依するようになります。チベットに入った仏教は、それまで行われていたボン教を取り入れるなどして、チベット仏教という独自の形態となり、観世音菩薩の化身、ダライ・ラマを最高の法主として仰ぐようになりました。


それから約1000年後の17世紀、吐蕃時代の城跡の一部を利用してつくられたのがマルポリの丘にそびえるポタラ宮です。

ポタラ宮は、17世紀ダライ・ラマ5世によって現在の規模になりました。「観音菩薩の住む山」を指すポタラの名をもつこの建物は、17世紀半ばから今世紀半ばまで、300年にわたってチベットを支配した法王ダライ・ラマの宮殿として建てられました。









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