ここは昔、「絹の都」と呼ばれ、ホータン人が絹を織るのにたくみなことや、その質のよいことは東西ひろく知られていました。


かつて、中国人は、特産物であった絹の独占を続けるために、糸と織物の形での輸出は行っても、蚕の輸出は硬く禁止していたのですが、唐の時代、ホータンの王に嫁いだ中国の姫が、密かに持ち込んだのがホータンの養蚕の始まりと言われています。

ホータン郊外にあるジャアデレス工場は、完全手作りのシルク工場です。

繭を大鍋で茹でながらほどいていき、糸を紡いで庭に干します。美しく染色された糸を素朴な機織機で織り上げる迄、全て昔ながらの手法が受け継がれています。



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