ウルムチとはウイグル語で「美しい牧場」を意味し、古くから遊牧民たちの放牧地となっていました。ウルムチから南に60km離れた天山山谷のなかにある南山牧場は、遊牧の民カザフ族の放牧地です。


夏場は一面に緑の草原が広がり、民族衣装を着てパオで生活する彼らの暮しぶりを見ることができます。

カザフ族は夏には伝統的なパオでくらし、羊を放牧しミルクを飲み、そして季節が変わると移動して行きます。パオには手作りのパッチワークがあり、子供たちも大自然の中でおおらかに暮しています。

カザフとは「自由人」「放浪者」という意味で、コーランを読む彼らは遠来の友をもてなすのが信条です。

遊牧騎馬民族の彼らは「ディヤオヤン」というゲームを楽しみます。

これは馬に乗った2チームが、首を落とした羊をうばい合うもので、羊をひっぱり2つに裂いて、肉の多かったチームが勝者となるものです。青年だけでなく、老人までもがこのゲームに参加します。











求婚の仕方も、いかにも遊牧の民らしく、男女2人がそれぞれ馬に乗り、女性が男性を追います。
女性がその男性を気にいっていて女性の鞭が、みごと男性の帽子を落としたら、求婚が成立します。女性のほうに選ぶ権利があり、「クーニャンジュイ」と呼ばれています。

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