陸上撮影(テスト編)
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【5】陸上撮影(陸撮テスト編)

お待たせしました、前置きが長かったのでやっとという感じの方もいらっしゃると思いますが、ものがものだけに今後購入を検討されている方の参考になるように説明を入れました。
ここから実撮影の陸上・水中と続きますので、既にお持ちの方、また他メーカーの同等のデジタル一眼レフをお持ちの方は参考にして下さい。
最初は、陸上のテスト撮影での状況を記載します。
※通常のポートレイトやマクロ撮影では綺麗に再現されるのは分かっていますので、水中を想定して敢えて厳しい条件で撮影しております。
従って、テストの中心は色再現性と色の無段階変化(アナログ的な色変化)の状況を確認することを主目的としています。

< 色の再現性・明暗についてのテスト >
実際に色の再現がどの程度なのか、また明暗がどのように再現されるのかをテストしたものです。
色の偏りとグラデーション(アナログの無段階の色の変化)の再現性を試したものです。題材は、夕焼けの風景、夜明けの空です。
いずれもマニュアルは、その時の状況に合わせて絞り・シャッター速度を決定しています。
また、比較しやすいように補正は両者で合わせてあります(夕景2を除く)。
説明の前にまず実際の写真を見て下さい。

夕景の比較1
プログラムオート マニュアル撮影
プログラムオート撮影
20m/m f3.2 1/40 +2/3補正 オートWB ISO200
マニュアル撮影
20m/m f5 1/15 +2/3補正 オートWB ISO200

ぱっと見では、あまり違いに気付きにくいですが、プログラムオートの方が若干暗めに上がっています。
また両右隅のグラデーションの再現が少し早く周辺減光(減衰)しているのが気になります。
※このあたりのことが、この後に掲載している写真では少し顕著になります。 とは言えここまでオートで再現できるのは凄いと思いますが。

夕景の比較2
プログラムオート マニュアル撮影
プログラムオート撮影
28m/m f5.6 1/125 +0補正 オートWB ISO200
マニュアル撮影
28m/m f6.3 1/60 -2/3補正 オートWB ISO200



夜明けの空の比較1
プログラムオート マニュアル撮影
プログラムオート撮影
20m/m f6.3 1/160 +2/3補正 オートWB ISO200
マニュアル撮影
20m/m f8 1/100 +2/3補正 オートWB ISO200


夜明けの空の比較2
プログラムオート マニュアル撮影
プログラムオート撮影
60m/m f6.3 1/160 +2/3補正 オートWB ISO200
マニュアル撮影
60m/m f7.1 1/80 +2/3補正 オートWB ISO200

この写真でもやはり、オート撮影の場合若干暗めの上がりです。
マルチパターン測光で撮影していますが、どうもこのあたりはどこに中心を置くかによって変化しているようです。


こういった、テスト撮影を幾度か実施し(実際には数百カット撮影してますが)、通常の銀塩カメラと同様に、絞り・シャッター速度の適切な設定によって銀塩同等の撮影が可能と実感したのです が。
これには、落とし穴があって後の水中撮影ではまってしまいました。・・・このあたりは水中テスト編に記載します
※デジタルのデジタル所以の問題ですね。(銀塩にはない問題)
少しそのあたりの問題のヒントになる陸上写真をここに掲載しておきます。

少し、画角が異なりますが典型的な例ですので敢えて記載します。
※ここまで、オートは暗めと記載してきましたが、これはその反対になった例です。(ここで問題の本質に気付けば良かったのですが・・・)


問題写真
プログラムオート マニュアル撮影
プログラムオート撮影
60m/m f13 1/640 +1補正 オートWB-1 IS1600
マニュアル撮影
38m/m f22 1/1000 +1補正 オートWB-1 IS1600
プログラムオート マニュアル撮影
プログラムオート撮影
42m/m f3.5 1/50 +2/3補正 太陽光WB IS200
マニュアル撮影
42m/m f3.5 1/15 +2/3補正 太陽光WB IS0200


見て、直ぐお分かりかと思いますが上の写真では、オート撮影では完全にオーバー写真になっています。
オーバーの出方も単に露出オーバーと言うより、全体的に白っぽくペタっとした上がりになってます。この段階では私自身まだ通常の露出の対処で問題なく撮影可能と考えていました。
※良くある銀塩のプログラムオートの露出決定の問題と考えていましたし。
また、下の例ではプログラムオートではライト部分が強調されバックは真っ黒けになっています。
※マニュアル撮影では、全体のバランスは良いのですが(実際に近い)ライト部分が若干オーバーになっています。

問題写真2
プログラムオート マニュアル撮影
プログラムオート撮影
38m/m f9 1/320 -2/3補正 太陽光WB IS200
マニュアル撮影
38m/m f11 1/30 -2/3補正 太陽光WB IS200


これは、全くどうしようも無い上りの写真です。プログラムオートでは全くと言って良いほど使い物になりません。
当然ながら、マニュアル撮影の方が実際の光景に近いのですが
しかし、何でしょうね この1/320 っていうシャッタースピードの選択は・・・
この問題は、前出のホワイトバランスの問題とは異なるようです。プログラムオートの分割測光の問題でしょうけど、おそらく銀塩カメラではここまでひどくはならないと思います。
この問題は、デジカメにありがちなホワイトバランスの調整ではどうにもならないようですね。明るさの不足する(または明るさが場所により極端に異なる場合)ようなワイドではこんな問題も発生するようです
参考に曇天モードのホワイトバランスでの結果を掲載しておきます。WB変えても結果は同じですか?若干明るめになったのはホワイトバランスの調整が入ったからでしょうがシャッタースピード、絞りは変らずです
※当然このあたりは、水中でも問題になりますのでご用心をって言っても、通常であればTTLは使えないのでマニュアル撮影することになるので問題はないでしょうけど
D100の場合、現在発売されている水中専用ストロボでは通常TTLは利用できません(INONのZ220はできるらしい)
まあこの結果でいくと、TTL撮影は問題だと私は思いますが、無理があるし

プログラムオート
プログラムオート撮影
38m/m f9 1/320 -2/3補正 曇天WB IS200



【6】陸撮おまけ

陸撮テストのおまけとして、高感度撮影の実力と加えて再現力の実力をここに掲載しておきます。
ISO1600は普段あまり使うことは無い感度ですが(私は通常銀塩撮影では、ISO50、ISO100のポジフィルムを使います)どの程度の撮影ができるのか少し興味もあったので
まあ、一般にこんなシーンで使うことが多いのでしょうね。

ISO1600撮影/夜間撮影の再現力
ノーストロボ撮影 再現力テスト
ノーストロボ(Pオート)撮影
38m/m f3.5 1/40 +1補正 オートWB-1 IS1600
再現性テスト(ノーストロボ、M撮影)
38m/m f3.5 1/15 +2/3補正 太陽光WB IS0200

ISO1600撮影(花火)
花火撮影1 花火撮影2
花火1:ノーストロボ撮影
125m/m f4.5 1/60 補正無し オートWB IS1600
花火2:ノーストロボ撮影
155m/m f5 1/60 補正無し オート光WB IS1600


花火の写真の中の文字は、撮影データを書き込んだものです。ゴミではありませんので 念のため。
※花火や夜景の遠景では、当然ノーストロボですよ。良く簡易カメラでストロボを焚いて遠景を撮っている方を見かけますが、こういった撮影の場合ストロボを照射するとシャッタースピード・絞りがそれに合わせられるので写りません。

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