_今年の防災航空祭と書こうと思っているうちに、もう昨年のと書かなくてはいけなくなってしまいました。昨年の防災航空祭です。多分今年も11月に開催されるものと思っております。とにかく、昨年の11月9日に立川防災航空祭が立川飛行場で開催されました。
_天気の良いと言っても、行った人以外はもう覚えていらっしゃらないと思いますが、素晴らしい秋晴れの日曜日、立川駐屯地24周年、東部方面航空隊の5周年の記念祭で、立川駐屯地と、立川市防衛協会が主催し、立川の商工会議所、観光協会、商店街振興組合が共催し、立川防災基地連絡協議会が協力して開催されたものです。
_当日は、記念式典の後、中心行事である防災医療訓練の他、航空自衛隊、警察等による訓練展示がありました。昨年はあいにくの台風でしたが、一昨年は25000人の見学者があり、今年も20000人を超える多数の見学者で賑わいました。
_会場となった立川駐屯地は、陸上自衛隊の駐屯地で、広域防災基地の中核となっている立川飛行場があります。立川飛行場は大正11年(1922)に旧陸軍の飛行場として開設され、昭和48年(1973)より東部方面航空隊が移駐して立川駐屯地が開設されました。現在は新立川駐屯地の建物が完成し、広域防災基地の全施設が完成しています。
_ところで、駐屯地の中にも、かの有名なSMAPがあるようです。通信業務(シグナル:S)、整備業務(メンテナンス:M)、管制気象業務(ATCおよびWx:A)、飛行(パイロット:P)だそうです。
_もちろん見ていてもあまり面白くはありませんが、当日の式典は朝10時から開催され、自衛隊、消防庁等の幹部の祝辞の他、元国務大臣の小沢潔先生の祝辞があり、立川市、国分寺市、地元の自治体の議会の議長、市町村長が出席して行われました。
_式典は立川駐屯地の各部隊が整列して行われ、式典の最後に国旗敬礼、国旗退場、各部隊の退場の後、警視庁第8方面交通機動隊の白バイ隊による模範演技が披露されました。
_町で見掛ける白バイの警察官は、制服が変わってから非常にカッコイイ存在になっていますが、日常の訓練の成果は大変立派で、当日の演技走行は、慣熟走行の後、リボン走行、すれ違い走行、スプリング走行、噴水走行、クロス走行等があり、最後はパニック走行で終了しましたが、750cc、350kgの重量の白バイが70km/hでクロス走行するのは、相当なド迫力でした。
_第8方面機動隊の交通機動隊に所属する白バイ隊が演技走行を披露している途中の11時頃に、OH−6指揮偵察用ヘリ、AH−1S対戦車攻撃用ヘリ、大型輸送用ヘリ等からなる、20機のヘリコプター編隊が離陸して、会場周辺を一周してから11時15分に会場上空を編隊で通過し、さらに上空を一周してから、11時25分に再び記念祭の開催されている会場に着陸しました。
_次いで偵察ヘリコプターであるOH−6D型ヘリによる演技フライトが行われました。
但し、4色のケムは、上空では奇麗で良いのですが、ケムは油性のものですから、戦闘機の演技飛行と比較すると低空で低速のヘリコプターのケムの場合は、会場内に飛んできて往生します。ケムが風で飛散するまでの間は悲惨です。___広域防災基地の全施設
_ここは、不幸にも東京を含む関東地方に大災害が発生し首都機能が麻痺したときには、ここに政府首脳を含む災害対策本部が設置されて、災害救助・復旧の中心的な役割を果たすことになると思われます。
_立川駐屯地に駐屯する陸上自衛隊の全編成は、東部方面航空隊長兼立川駐屯地司令のもとに、東部方面航空隊、第1飛行隊、その他の部隊等が駐屯しています。___立川駐屯地の編成
_防災航空祭の当日はこの他、宇都宮にある航空学校、御殿場にある音楽隊の参加もありました。
、_演技フライトは4色の煙を吐いた4機の編隊飛行と、指揮用1機による演技飛行で、快晴の秋空を飛行するヘリコプターは、ブルーエンゼルス・ブルーインパルス等、戦闘機による演技飛行とは一味違った演技飛行で、市街地の飛行場で開催する航空機の演技飛行としてはキマッテいる飛行と思われます。
_対戦車ヘリコプターであるAH−1Sによる展示飛行は対戦車攻撃訓練で、会場内にバルカン砲などを向けられのは余り気持ちの良いものではありませんが、マアそれでも、ミニ航空ショーの気分はあります。
_ただ第4対戦車ヘリコプター隊の任務ですが、思うに東京地方