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バロン君:_
「我輩は、バロンである。本名はアウグスタ、名前は2つもある。だから偉いんである。
我輩は最近流行の落ちこぼれでもある。だから、ますます偉いんである。フン。」
家主:_「うちのバロン君は、そもそも、アイメイト協会の塩屋先生の所で盲導犬になるはずでした。でも、家にきた時から、崖から飛び降りて中吊りになるは、そそっかしいのと気が良いのを絵に描いたようなってのは、こんな犬のこと。
_こんなのが盲導犬になれるなら、
盲導犬なんか世の中にあふれてるんじゃないかと思っていたら、
やはり電話がかかってきて、案の定「落ちこぼれました」って。
__以後楽しく我が家に就職してるってわけ。」
_でも、バロン君はちゃんと盲導犬の本のモデルを務めました。その分盲導犬としてお勤めを果たしたと言えるのか。」
バロン君:_「言えます!!。」
家主:_「本の名前は、あかね書房の「やってみたいな、こんな仕事」という本で、盲導犬の訓練士を紹介した本です。バロン君は7ページの下に頭だけ写っています。よく見てやってください。
_抱かれている方は、妹のメリッサ、バロン君よりはズット出来の良い犬でチャント盲導犬に就職して働いています。それにつけても、お前はナンタルチアだ。」
バロン君:_「まあいいから、ほっといて、ほっといて。」
2. チビが来た
バロン君:_「そんな天国のような我が家に、ある日トツゼン暗雲が垂れ込めたんだ。変なチビがやって来たと思ったら、こいつ気が強いのなんの、ひとの尻尾は引っ張って噛み付くし、鼻の頭を引っかくし、マッタクなんだよ、こいつは。」
家主:_「まあバロン君は、盲導犬に落ちこぼれたって、猫導犬くらいは勤まるだろうってわけ、それにしても大分テコズッテいる様子。」
バロン君:_「チョット頼むからコイツ少し離しといてくれない、昼ねもできやしないじゃないのよ。」
家主:_「まあいいから、ほっときな、ほっときな。」
バロン君:_「それでも、まあ年というのか、最近は少しはおとなしくなったようで、それでもねえ、こんなんと一緒にやっていくのは楽じゃあないよ。まったく。
_世の中に性格の違いってのは、あるんだぜ、こっちが我慢してるっていうの、わかってんの。」
家主:_「ぼやくな、ぼやくな」
3. バロン君のお友達
バロン君:_僕のお友達を紹介しようってわけ、このクロはプルート君で、いっしょに良く遊んだぜ、元気でイイやつだった。今も麻布にいるのかな、元気でやっていると思ってるぜ。
_この写真はヤツが家に遊びに来たときの写真だよ、良くタオルを引っ張りっこして遊んだんだぜ、面白かったな。
家主:_プルートは、レポビッチさんの所の犬で、頭の良いラブ、ラブは黒い方が頭の良い犬とのこと。
バロン君:_それは差別発言だ。絶対違う、そんなことはない。
家主:_そうか。それじゃ、お前が頭が悪かっただけか?
バロン君:_ ??.....!!
バロン君:_公園に一緒にいるのは、ミカちゃんだ。レナさんの所にいたんだよ。よく耳を噛まれて引っ張られたよ。彼女は可愛いかったな。
家主:_こいつ。話題を変えたな。
バロン君:_車に一緒に乗っているのは、ジェイミーだよ。アイツは頭が一番良かったな。本当に負けたよ。
家主:_ジェイミーは平野さんの所の犬で、ボーダーコリー、世界で一番頭の良い犬で、沈着で、人の言うことを良く聞く犬で有名です。競技会で、シェパードを負かすことの出来る唯一の犬種とのことです。
バロン君:_このクロは友達には違いないけど、こいつには弱いんだよ、なにせ血の気がぜんぜんないんだ、それに冷めてえのよ、おとなしいのは、まちがいないけどさ。これで立川の高島屋の番犬
1. 我輩はバロンである
__妹の「メリッサ」の方はちゃんと就職して働いているのだから、お前はナンタルチアなどと言ってみても、そんな難しい日本語なんか分かるわけがない。