(^^)__うちの盲導犬


***うちの盲導犬は落ちこぼれ***

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1. 我輩はバロンである


バロン君:_ 「我輩は、バロンである。本名はアウグスタ、名前は2つもある。だから偉いんである。 我輩は最近流行落ちこぼれでもある。だから、ますます偉いんである。フン。」

家主:_「うちのバロン君は、そもそも、アイメイト協会塩屋先生の所で盲導犬になるはずでした。でも、家にきた時から、から飛び降りて中吊りになるは、そそっかしいのと気が良いのを絵に描いたようなってのは、こんな犬のこと。

_こんなのが盲導犬になれるなら、 盲導犬なんか世の中あふれてるんじゃないかと思っていたら、 やはり電話がかかってきて、案の定「落ちこぼれました」って。
__妹の「メリッサ」の方はちゃんと就職して働いているのだから、お前はナンタルチアなどと言ってみても、そんな難しい日本語なんか分かるわけがない。

__以後楽しく我が家に就職してるってわけ。」

_でも、バロン君はちゃんと盲導犬の本モデルを務めました。その分盲導犬としてお勤めを果たしたと言えるのか。」

バロン君:_言えます!!。」

家主:_「本の名前は、あかね書房の「やってみたいな、こんな仕事」という本で、盲導犬の訓練士を紹介した本です。バロン君7ページの下にだけ写っています。よく見てやってください。

_抱かれている方は、妹のメリッサ、バロン君よりはズット出来の良い犬でチャント盲導犬に就職して働いています。それにつけても、お前はナンタルチアだ。」

バロン君:_「まあいいから、ほっといて、ほっといて。


2. チビが来た


バロン君:_「そんな天国のような我が家に、ある日トツゼン暗雲が垂れ込めたんだ。変なチビがやって来たと思ったら、こいつ気が強いのなんの、ひとの尻尾は引っ張って噛み付くし、鼻の頭を引っかくし、マッタクなんだよ、こいつは。」

家主:_「まあバロン君は、盲導犬に落ちこぼれたって、猫導犬くらいは勤まるだろうってわけ、それにしても大分テコズッテいる様子。」

バロン君:_「チョット頼むからコイツ少し離しといてくれない、昼ねもできやしないじゃないのよ。」

家主:_「まあいいから、ほっときな、ほっときな。

バロン君:_「それでも、まあというのか、最近は少しはおとなしくなったようで、それでもねえ、こんなんと一緒にやっていくのは楽じゃあないよ。まったく。

_世の中に性格の違いってのは、あるんだぜ、こっちが我慢してるっていうの、わかってんの。」

家主:_「ぼやくな、ぼやくな


3. バロン君のお友達


バロン君:_僕のお友達を紹介しようってわけ、このクロプルート君で、いっしょに良く遊んだぜ、元気でイイやつだった。今も麻布にいるのかな、元気でやっていると思ってるぜ。

_この写真はヤツが家に遊びに来たときの写真だよ、良くタオルを引っ張りっこして遊んだんだぜ、面白かったな。

家主:_プルートは、レポビッチさんの所の犬で、頭の良いラブ、ラブは黒い方頭の良い犬とのこと。

バロン君:_それは差別発言だ。絶対違う、そんなことはない。

家主:_そうか。それじゃ、お前が頭が悪かっただけか?

バロン君:_ ??.....!!

バロン君:_公園に一緒にいるのは、ミカちゃんだ。レナさんの所にいたんだよ。よく耳を噛まれて引っ張られたよ。彼女は可愛いかったな。

家主:_こいつ。話題を変えたな。

バロン君:_車に一緒に乗っているのは、ジェイミーだよ。アイツは頭が一番良かったな。本当に負けたよ。

家主:_ジェイミーは平野さんの所の犬で、ボーダーコリー世界で一番頭の良い犬で、沈着で、人の言うことを良く聞く犬で有名です。競技会で、シェパードを負かすことの出来る唯一の犬種とのことです。

バロン君:_このクロ友達には違いないけど、こいつには弱いんだよ、なにせ血の気がぜんぜんないんだ、それに冷めてえのよ、おとなしいのは、まちがいないけどさ。これで立川の高島屋の番犬なんだぜ、でっけえよなあ

家主:_わかったよ、それくらいにしとけよ。

バロン君:_あっ、このトイ・プードルは、鳥海さんとこのワニ君だ、俺より年上なんだぜ、そのくせ俺より元気なんだから負けるぜ。

_最近は年寄りパワーだよな。こうなったら、年寄りパワーで頑張ろうぜ。

家主:_??.....!!

バロン君:_オーイ、みんな元気にしてるかあ。


4.バロン君遊びに行く


バロン君:_外に遊びに行くのは悪くないね。気分がはれるぜ。

_これは富士山だ、箱根から見たけしきだぜ、富士山に月見草もいいけど。富士山にラブラドールってのも、悪くはないね。いけるぜ

家主:_おいおい。

バロン君:_俺はが好きなんだぜ、水がありゃあねえ、海でも、川でも、いいんだぜ、これは海だったかな、川だったかな、また行きたいなあ。

_そうだよなあ、最近行ってないものなあ、ストレスがたまってきたなあ。噛みつきたくなってきたぜ。

家主:_わかったよ、連れていってやるよ。

バロン君:_これは昭和記念公園か。あそこは広くていいなあ。なんだこの花は、サルビヤか、ちよっとすまして見たんだ。サルビヤに似合う犬か。あっ、これもいいねえ、これはコスモスだ。花が咲いたときはウキウキするぜ。

家主:_へえ、お前色は分からなかったんじゃないの。

バロン君:_あ、これはパークトレインだ。だけどこれ、待っててもこないしね、犬は乗せないっていうし。

家主:_乗れます。保護者がいれば乗れます。

バロン君:_はあ、あんた保護者?、保護してくれたなんて覚えてないなあ。

家主:_保護者です。!!

バロン君:_これは、バード・サンクチュアリだ、カワセミがいるっちゅうから、良く見たんだけど、見えなかったんだな。いなかったんじゃないの。

家主:_いました。お前近眼だったんじゃないの。

バロン君:_そうなんだ。だけど俺、メガネ似合わないの、だからコンタクト買ってくれよな。な、イイだろ。

家主:_いいかげんにしなさい。

バロン君:_あ、この飛んでるの俺だぜ、いいねえ、かっこいいねえ。

家主:_昔の話でしょ。

バロン君:_.....、


5.バロン君のプロフィール


  • 当年_とって13歳
  • 体重_洗濯機と同じ
  • 出身_静岡県
  • 国籍_ラブラドール・リトリーバー
  • 趣味_昼寝
  • 好物_煮干とカステラ
  • 気に入らないこと_家主がバカにすること


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アップデート:1998年7月25日
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