Free JAMAL Campaign

4.17ジャマルさんを支援する会第1回総会報告


(左:ジャマルさんを支援する会の顧問=雨宮さん 右:クルド難民二家族を支援する会の東さん)

第1回総会の簡単な報告

詳細についての総括は、必要に応じて次回事務局会議で行う。
参加者:17人
(前半)
雨宮先生の記念スピーチ
東先生(クルド人2家族を支援する会)の連帯挨拶
ジャマルさんアピール
(生協労組挨拶−金さん既報)
(後半)
経過報告
会計報告
活動方針案
規約改正案
<討論>
−牛久入管による、イラン人収容者名簿の大使館への引渡しがあったとされること。UNHCR、アムネスティも問題視。事実調査をして議員に伝える必要。
−入管調査官の尋問におけるジャマルさんへの発言。
−第3国出国の可能性を真剣に考える。カナダ(WPI)の意向確認の必要。ジャマルさん本人の意志確認。
−UNマンデート追求の準備。
−社会的アピールの必要性。ビラまき、HPなど。
討論に踏まえて、必要な修正、採決を行い、上記議案の活動方針(既報)と改正規約を採択しました。
<人事>
事務局員の選任:以下の9人を事務局員に選任しました。
伊藤、川音、コトリ、酒井、田中、津村、藤本、ブルキッチ加奈子、細木
ほかに2人が就任について態度を保留しています。
支援する会の顧問:雨宮剛先生
ご本人の承諾を得て、総会で確認しました。
(文責:川音)

ジャマルさんを支援する会の経過 05・4・10 伊藤一

ジャマルさんを支援する会 第1回総会活動方針2005.04.17.

 現在日本政府の入管・難民政策は、安価な外国人労働力の導入とその効率的な管理を目的として大きく変わろうとしているように見えます。これは憲法九条改悪にみられる政治の反動化、米英に追随したイラクへの自衛隊派遣の示す対外侵略などの近年の動きと軌を一にしたものでしょう。その転換を前に、むちゃくちゃな超過滞在者のたたき出しが進められています。長年にわたって日本の社会で働き生活してきた一人一人の人間の尊厳が、無理やり奪い取られて良いわけがありません。昨年9・22不当逮捕、先日の3・18東京地裁有罪判決がおこなわれる中でのジャマルさんの闘いは、日本社会の大きな逆風の中にあります。しかし、他方では、現在の日本社会とその変化を息苦しいものと感じ、ジャマルさんの闘いに希望を読み取る少なからずの人々も現れています。カザンキランさん、ドーガンさんのご家族との出会いと連帯も生まれました。会の発足のときには知る由もなかった新しい仲間もできました。

この状況の中で、私たちは会の設立の趣旨に基づき、ジャマルさんの思想・表現・行動の自由と人間的な生活の権利を守るために、いっそう力をいれてできる限りの活動を行おうと思います。当面の主な活動として、具体的には以下の課題に取り組みます。

1 日本政府・法務省に対する要求の活動
ジャマルさんを強制送還・強制収容をしないこと、難民認定を行い人間的な生活と権利を保障することを求めて活動します。
1−1 上記要求のための政府・法務省宛署名活動。
1−2 ジャマルさんの強制収容を止めさせるための抗議と要求行動。収容政策の改善と廃止のための行動。

2 上記要求のための裁判の活動
弁護団とともに退去強制令書発付処分取り消し・難民不認定処分取り消しの裁判を進めます。

3 ジャマルさんの闘いへの支援・交流・学習を通じて、彼の置かれた立場への理解を深めます。また外国人を対等の立場で受けいれることのでき
る日本社会のあり方を考え、めざします。
3−1 生活と闘争を支えるカンパ、激励など(面会、差し入れ)
3−2 日本社会の中での、超過滞在者、難民、外国人労働者の状況を知り、その生活と権利を守るための活動を行う。
3−3 日本政府の入管・難民政策の問題点を知り、国籍を問わない労働者と人間としての権利の擁護のための活動を行う。
3−4 日本政府に対して入管・難民政策の改善とジャマルさんの救援のために働きかける各級議員への支援要請。

4 ジャマルさんの闘争への支援の拡大。広範な世論に訴え、労働者、市民の行動によってジャマルさんの要求が実現されることを目指します。
4−1 支援する会の会員募集。
4−2 入管難民政策の改善、外国人労働者の権利を守る活動と取り組む諸団体との提携協力
4−3 署名活動などを通じて支援・協力を呼びかける活動
街頭(定点・定例)/地域・職場/労働組合/市民運動など
4−4 さまざまな媒体を通じて支持を呼びかける活動。
ビラ、リーフレット、パンフレットによる情宣、出版、インターネット、既存の雑誌への寄稿など
4−5 国際的に支援を呼びかけ、交流を進め、支援活動の実際的な基礎を準備する活動、国連など国際機関への支援要請。

5 ジャマルさんの生命の安全のための第3国出国の可能性を検討をします。

6 臨時財政活動
 赤字解消と、裁判費用の準備のためのカンパを呼びかけます。

7 上記活動を行う会のあり方を整えます。
会員(登録確認、会費の値上げ、MLと通信)
総会(年1回)
会計(預金口座作成、口座作成のための「規約」作成の必要性の検討)
事務局(実務分担、事務局会議運営、総会準備)
 裁判、面会、印刷・情宣、渉外(市民運動、労組、マスメディア、UN、各級議員)、通信、ML、HP、署名集約、パンフ販売、など。

ジャマルさんを支援する会の趣旨と会則

 2003年11月12日(水)ジャマルさんを支援する会発足会議=第1回例会で発議され、同11月26日(水)第2回例会で修正。2005年4月17日第1回総会にて修正。

趣旨:

突然の退去強制令で収監されたジャマルさんの釈放、難民認定を!

 10月30日(木)、難民としての認定を求め、入管・法務省の不認定に対する異議申し立てを行い、証拠提出を準備していたジャマル・サーベリさん(35歳、男性)は、横浜出入国管理局へ、月1回の確認印を受けに、審査室に入ったところ、すでに異議申し立てが却下され、退去強制令書が発布されたことを知らされ、そのまま収監されてしまいました。

 この突然の収監は、石原都知事らの「不法外国人一掃」発言をはじめ、反動政治家や政府の差別主義、排外主義的な言動、政策が強まっていることの現れと思われます。

 ジャマルさんは、13年前にイランから日本に入国し、建設現場や工場その他で、不安定で劣悪な労働現場で働きながら、外国人労働者組合など組合運動にも参加してきました。

 また、こうした活動のかたわら、人権と言論を抑圧するイランのイスラム原理主義政権を批判し、圧政から逃れて亡命を求めるイラン人難民への支援や、差別され、弾圧されているクルド人救済を訴えてきました。さまざまなデモや集会などにも参加してきました。

 イランでは、イスラム神権政治のもと、イスラム教やイスラム政権を批判する者は、選挙に出ることはできませんし、しばしば雑誌の編集者などが逮捕・投獄されたり、処刑されたりしています。つい最近も、自由な投票による政治制度の変更を求めて、学生たちが右派グループや警察の弾圧に抗し、立ち上がっています。
 
 もしも、強制送還ということになれば、ジャマルさんも、どんな仕打ちを受けるか分かりません。だからこそ、ジャマルさんも、難民としての認定を求めているのです。それが分かっていながら、日本政府は難民としての認定を拒否し、強制送還しようというのです。

 ジャマルさんは、日本で生活すること、闘うことを強く希望しています。私たちは、ジャマルさんの釈放、さらには難民認定を勝ち取るために活動していきます。そのために、仮放免申請ならびに、難民不認定処分取り消し請求訴訟、退去強制令書発付処分取り消し請求訴訟の裁判を起こします。

 同時に、裁判費用などの救援カンパを募るとともに、ジャマルさんの強制送還をさせないためのキャンペーンを展開していきます。

会則:

1.「ジャマルさんを支援する会」は上記の趣旨に賛同する会員を募ります。

2.会費は年一口2,000円(分割可)とし、何口でも歓迎します。

3.会は、年一回をめどとして総会を開催します。

4.会の実務の中心を担う事務局を総会で選出します。

5.会の意志決定は、総会ならびに事務局会議を通じて合議で決めていきます。

6.会は、通信とメーリングリストその他により日常的な打ち合わせ、意見交換をはかります。

7.会則は、総会での合意にもとづき必要に応じて変更していきます。

ジャマルさんを支援する会 第1回総会 会計報告

2005年4月17日
会計・川音 勉

【会計報告書】  03年11月12日(支援会発足)〜05年2月28日
支出  1,034,307 円
 内訳 ジャマルさんへ(生活、活動費)…… 516,194
       印刷、紙代          …… 135,910
       コピー、郵送費、会場使用料、賛同費
                        ……  82,203
       弁護料             …… 300,000
収入  1,213,523 円
 内訳  ジャマルさんの預金口座から …… 139,000
       県央コミュニティユニオンから
       解決金として保証金に充てられて
       いたもの            ……  308,000
       会費(37人)          ……   37,000
       パンフ、資料代        ……   77,630
       カンパ              ……  451,893
       Kの立替            ……  200,000
残金    179,216 円
負債  弁護料 20万円 /  K 20万円(弁護料の立替)

補足(3月1日〜4月16日)
繰越 179216円
収入  15000円(缶バッチ一括買取12000円+カンパ1000円×3)
支出  21370円
収支 172846円

予算については、立てられません。
現在17万円余の資金がありますが、他方では、弁護料計40万円か借り入れ金になっています。
今後の活動資金の準備をも考慮して、特別カンパの取り組みを検討してくださいますようお願いいたします。

総会に参加されたみなさんへのアピール
       2005.4.17 ジャマル・サーベーリ(牛久収容所内)

 まず最初に、総会に参加されたみなさんに、心からのお礼を申し上げます。
自分がそこに参加できないのは、とても残念です。しかし、みなさんがご承知のように、私がいま置かれている状況からすれば、それは仕方のないことです。座り込みについて議論をすることは、大いに必要なことです。しかし、いまの状況では、私は、それに全体的にかかわることはできません。もしも、私が意見を述べる必要があれば、いつでも私の意見を申し上げる気持ちはあります。
  ただ、自分がなぜ座り込みに参加したかということについては、少し申し上げておきたいと思います。それは、第一に私の難民として認定してほしいとの要請が否定され、不認定となり、5ヶ月半にもわたって、収容所に収容されてしまったことです。このことは、精神的にも大きなプレッシャーとなり、また犯罪人なみの取り扱いを受けました。 法務省の不認定の理由は、私の政治活動がほとんど知られていない、難民であることの証拠が足りない等々でした。私は、それで自分のことをアピールするために、座り込みに参加しました。
 UNHCRにも真剣に対応してくれることを期待したのですが、UNは、その期待を裏切りました。それが自分が座り込みに参加した理由です。カザンキランさんたちも同じように厳しい状況があって、座り込みに参加していました。
 
 しかし、72日間の座り込みにもかかわらず、国連はちゃんとした対応をしてくれませんでした。その一つの理由は、もしも私たちの願いを受け入れたら、この後次々と難民たちが国連前で座り込みをすることになるというのが心配だったということです。
  しかし、そういう言い方をするのなら、カザンキランさんらのように犠牲になってもいいのかと云わざるをえません。法務省がどこまでひどいかは、カザンキランさんの強制送還のことで、国連もいくらかはわかったのではないでしょうか。しかし、 残念ながらあまりにも遅すぎます。
 座り込みにも、欠点や問題があったことは、事実です。たとえばちゃんとした組織があれば、それらの弱点を防ぐことができたかもしれません。しかし、そんな組織はありませんでしたし、また日本国内での難民問題への関心もあまりに低いものでした。
 あの座り込みには、10年分くらいの報道を、マスコミもしたと思います。難民問題が大きくとりあげられるようになりました。

 しかし、事態はますます厳しくなっています。たとえば4月8日に、難民としての再申請をしたことに関して、入管の調査官が調査にやってきました。しかし、これは、調査などというものではありませんでした。「座り込みは失敗だったろう」、「カザンキランさんの強制送還は正しかった」、「みんなオーバー・ステイなのだから、強制送還は当然」、「日本は国民の安全を優先しているのだ」、「犯罪の増加は外国人のせいだ」等々、ひどいことを大声をあげて繰り返すばかりでした。
 アムネスティも入管に抗議していますし、フェリさんの支援者の稲本さんも抗議し、入管側も謝罪しました。支援する会としても、ぜひ申し入れをしていただきたいものです。

 最近は、難民問題というより人権尊重のレベルも下がり、人間の価値観も権力側に無視されるるようになっています。難民問題は、難民だけの問題ではなく、国際的な社会の問題になっています。そういう風に、対応するすべてを議論していただきたいものです。
 私は、イスラム聖職者の支配するイランに戻る気持ちは、全くありません。全力をあげて、難民性を主張していきたいと思っています。そのためにみなさんのご協力をお願いします。私も、できるだけイランの情勢、改革派の挫折などについて、情報を支援する会に送るようにしたいと思っています。
 私は、支援する会の活動もっと広い範囲に広げていただきたいと思っています。運動に加わってくれた新しいメンバーも含めて、いろいろ意見を出し合って、方針を考えてください。本日の総会の結果をぜひお知らせください。そうすれば、私、自分なりの対応をしたいと思います。みなさん熱心な討論を行っていただくこと、それにもとづいて、これから支援活動を広げていただくことを、心から期待しています。

首都圏コープ職員評議会のアピール

         2005年4月17日
         首都圏コープ職員評議会

総会開催おめでとうございます。社会保障や税制の改悪の一方でイラク、アフガンでの戦争に参戦するなど私たち労働者の生活を破壊する動きがあります。日本政府は戦前戦中への逆コースを目指し排他政策と統制を強化しようとしています。難民も日本人も問わず生存権がないがしろにされる政治、社会の流れを変えなければ私たちに未来はありません。共に力を合わせ闘っていきましょう。