Free JAMAL Campaign

2.13第3回学習会『難民迫害大国日本:その実情と国際比較』報告

2月17日(木)ジャマルさん9.22
不当逮捕「傷害」容疑事件裁判
第3回公判


2月17日(木)10時〜12時  (ジャマルさん尋問)

東京地裁425号法廷


※午前9時45分から、傍聴券の配布があります。

一般の傍聴席は39席。先着順です。
傍聴券は、門を入って左手の、一番交付所にて配布します。
公判後に簡単な交流会、地裁前情宣を予定してます。
ご参加、ご協力をお願いいたします。

 2005年2月13日(日)午後1時半より5時近くまで、浜松町の海員会館にて、昨年7月、9月に引きつづき第3回学習会『難民迫害大国日本:その実情と国際比較』を開催しました(ジャマルさんを支援する会・ジャマルさん救援会共催)。別途会議などの取り組みが重なり、23名の参加でした。

 最初に、甘粕さん、小鳥さんが、画像データを含め、2月3日のサンフランシスコ日本領事館ピケット行動について特別報告。甘粕さんは、日本から強制送還抗議の国際アピールが伝播し、様々な協力の連鎖が生まれ、またたくまに行動が取り組まれていった経過からその後にいたる波及、画期的成果をつぶさに説明。2月8日にサンフランシスコの北米毎日新聞に掲載された記事を紹介し、 カリフォルニア・インスティテュート・オブ・インテグラル・スタディーズ社会および文化人類学プログラム 助教授 のAngana Chatterjiさんのピケットへの賛同メッセージを読み上げました。(資料集に掲載間に合わなかったので下に転載)

 ついで、津村が、報告1:「日本の難民迫害―国際比較を通して異様さを告発する」を、富永さんが報告2:「難民、在日、不法滞在―外国人の法的地位と3つのゲートに即して戦略を考える」を、資料集に基づき発表。

 休憩をはさんで、活発に質疑応答、意見交換がなされ、最後に二家族を支援する会から「クルド人難民強制送還」について、報告とアピールをいただきました。

 終了後は参加した半分以上で交流会をし、様々に意見交換を重ねました。

 なお、今回の学習テキスト:外国人差別ウォッチ・ネットワーク編『外国人包囲網 「治安悪化」のスケープゴード」』(現代人文社GENJINブックレット44 2004年 800円+税)は、その場で18冊売り上げがありました。(文責:津村洋)

「・・・発表、ものすごーく勉強になりました。行ってたいへん良かったです。お誘いいただいてありがとうございました。カザンキランさんの件を契機にインディメディアを通じて、突然、アクティヴに難民送還阻止に関わったのですが、今日伺ったお話で今までの問題点と対抗する活動の経緯、これからの活動の可能性など、だいぶん明確に考えが広がりました。」(いただいた感想mailより抜粋)

2005年2月3日のサンフランシスコ日本領事館前におけるピケへの賛同

Angana Chatterji

 前世紀、日本は第二次大戦で、帝国主義国として数々の大罪を犯して加害者となり、広島・長崎が大被害をこうむることで被害者ともなった。アメリカでは日本人は強制収容所へ収容される目にあった。こうした過去の痛い教訓から、現代の日本は本来、良心を行使しなければならないはずである。

 しかし、日本の小泉政権はクルド難民の亡命申請を拒絶して人権をふみにじり、先ごろ、クルドの政治難民をトルコへ強制送還、さらに他のクルド難民たちをも送り返そうとしている。日本が国連での常任理事国入りを目指しているならば、当然、小泉政権は人道的信条に従って行動せねばならず、クルドの政治難民たちを庇護するべきなのに。

 トルコでは、2000万人以上のクルドの民が人権のために戦っている。イラン、シリア、イラク、その他の中東および地中海地域でもだ。クルドの民にとって、自由と尊厳を求める彼らの戦いは、人としての生活と自治を求める彼らの戦いは、常にさまざまな国や手段からの暴力、拷問、虐待と立ち向かうことを意味してきた。第一次大戦以来、クルドの民族主義者たちの反乱は常に鎮圧され、各国はクルド人を自分たちの文化に無理やり同化させ、そのために多くのクルド人が亡命者として逃れる悲哀を味わい、自分たちの文化の消滅にうちひしがれた。長年のクルドの民に対する文化的および政治的抹殺は、まさに精確で、入念なものである。

 アメリカの湾岸戦争時の裏切りによって、また最近では違法な戦争によって、イラクでの大量虐殺はより悲惨さを増している。NATOの同盟国でありアメリカから軍事支援を受けているトルコは、クルド人への残虐な圧制の手をゆるめず、クルド語を話すことでさえをも罪とみなている。近代国家が先住民に対し、国家使命の名の下、先住民に対する虐殺を正当化し、制度的に実行してきたように、国際社会はクルド人の人権を確保する責任を逃れ続けてきた。

 これらクルドの民の人道に対する罪は、国際コミュニティが築き上げてきた倫理的統治とその原理の基本となる規範を傷つけ続けてきた。こうした罪は、先住民とその土地と暮らし、文化、生存に関する国際的協定に反するものである。

Angana Chatterji

カリフォルニア・インスティテュート・オブ・インテグラル・スタディーズ
社会および文化人類学プログラム 助教授