Free JAMAL Campaign

9.3東京地裁:クルド人難民エルダル・ドーガンさん裁判
「家族が許可してないのにトルコ軍と法無省・入管職員が押し入った」

 2004年9月3日(金)、午前11時28分より約25分、東京地方裁判所611号法廷にて、クルド難民エルダル・ドーガンさんの裁判が行われ、20数名が傍聴しました。裁判に先立ち、午前10時より東京地裁前にて12名が参加して、バナーをひろげ、ビラを配布して、クルド難民支援、ジャマルさん再収容を止めよ!を訴えました(以下の写真参照)。マイクで繰り返し「私は死んでもいい、自殺してもいいんですよ」と切々と語るドーガンさんの絶望の深淵、その切り口で年間3万数千もの自殺者を生む日本社会の歪みにも切り込む舌鋒、胸に響きました。
 で、裁判のほうは、なんだか傍聴しててもわけのわからん事務的な書類のやり取りですぐ終わるのかと思いきや、あにはからん、とても重要な問題が俎上に登りました。つまり、法無省・入管当局がトルコ治安当局(軍・警察)に情報提供し、日本で難民申請しているトルコ在住クルド人難民家族を現地調査し、危険きわまりない状況に追い込んでいる事実が大問題になったのです。
 弁護士から、すでに非難されている現地調査を二度と行わないこと、また前回裁判の時点で実家に日本人が調査に入っている事実について問いただしたのに法務省・入管側が「何も知らない」と返答したのは虚偽にあたり、最低限の信頼関係をそこない裁判の公正を崩すものだと追及。さらに、トルコに在住するクルド難民家族が許可もしてないのに、トルコ軍人とともに入管職員が押し入ったという事実も指摘されており、法務省に国際的な難民条約や人権条約などの法など無く、すなわち、難民を迫害する側で法を超越した独裁を行使している実態が赤裸々になりました。
 法務省・入管が国際的な守るべきルール、守秘義務などおかまいなしに、難民申請者とその本国の家族を危険きわまりない状況に追い込んでいる現実にたいして、弁護士からだけでなく、裁判長側からも、さみだれ式ではなく、全容解明を促す訴訟指揮があったように思えました。
 今回の公判終了時点で、すかさず傍聴者から「法務省・入管の方、ここにいるドーガンさんに謝罪しなさいよ」等々の追及の声が挙がったのはしごく当然のことです。この問題は、絶対に風化させずに、一人一人の日本人が徹底的に追及していくべきとても重要な問題だと思います。私たちが抗議に立つ法務省の入り口ですでに法は死に絶え、文字通り法なき法無省。こんな非道を絶対に許してはなりません。

 がまんならないので追加:原告側弁護士1人に対して、法務省・入管側弁護団6名。ほとんど意味不明の答弁しかできない被告側にいったいどれだけ無駄な血税が浪費されていることか・・・Shame On You!!!