Free JAMAL Campaign

以下は、B5版8ページで発行したもののHTML・バージョンで、
ネット上にリソースがあるものはURLにして略してあります。

ジャマルさんを支援する会ニュース HTML Version
「アザディ」No.1 
2004年6月1日発行 100円
(題字はジャマルさん筆、ペルシャ語で自由を意味する)

4月15日ジャマルさん解放!入管は再収容を断念せよ!強制送還を止め難民認定を!ジャマル裁判に勝利しよう!裁判闘争への支援・カンパを!

◎入管が不当にも高裁に抗告 ジャマルさんに、再び収容の危険

 4月15日(木)、東京地裁がジャマルさんを解放すべきとの画期的な決定をし、当日午後、ジャマルさんは茨城県・牛久の収容所(東日本入国管理センター)から釈放されました。しかし、その喜びもさめやらぬ4月22日(木)、入管当局はこの決定を不服として、東京高裁に抗告しました。
 このところ行政追随の判決が多く、評判がきわめて悪くなっている裁判所でさえ、ジャマルさんが送還されれば、迫害、死刑等に直面する危険性が高く、難民として認められる蓋然性が高いと判断しているというのに、何という官僚主義的で排外主義的な対応でしょうか。高裁では、何の弁論も行われないまま、7月ごろには判決が下されるとのこと。これまで高裁で、この種の問題で、強制送還の対象者が有利な判決を得た例は、1件しかないとのことです。
 6月15日(火)には、本裁判のほうの2回目の審理もあります。私たちは、何としてもジャマルさんの再収容、強制送還を阻止し、難民認定をかちとらなくてはなりません。すでにジャマルさんの闘い、裁判闘争への賛同者は、6月1日現在で420名に達しました。これからも、みなさんの熱い支援をお願いします。(酒井)

◎第2回公判 6月15日(火)午前10時30分〜

東京地裁606号法廷(地下鉄霞ヶ関駅A1出口からすぐ)
公判に先立ち、午前8時15分から地裁前で情宣しますのでご協力を!
公判後は交流会

◎入管の人権抑圧に抗議します ジャマル・サーベリ

5.9「第15回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会」でのジャマルさんのスピーチ
http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/fjc/04/05/09.htm

◎支援運動の今後の見通し、課題など

 支援運動は、ジャマルさんに対する難民不認定と強制送還令書を取り消し、難民認定を獲得して、ジャマルさんが、私たちと同様、普通に、あたりまえに日本に居住できることをめざすものです。
 そのために、公判をめぐっては、第一に、難民不認定と強制送還令書との取り消しを求める公判に勝訴して、法務省・入管に難民認定を行わせることが中心になります。
 第二に、ジャマルさんは現在、強制送還と収容についての執行停止の判決を受けて釈放を勝ち取っています。詳しい内容は、掲載した北村弁護士の説明を参照してください。しかし、現在、法務省が高裁に抗告を行っていて、反動化している上級審では、収容についての執行停止が取り消される可能性が非常に高い危険な状態にあります。この間、上級審で収容についての執行停止が認められたのは、留学生の一例だけということです。
 弁護団は、審理を引き延ばして3ヶ月ほど期間を確保したいと述べています。
 再収容を許さない活動が必要です。また、この声を広げ強めることが出きれば、万が一再収容されても、仮放免を早期に実現する圧力になると思います。
 このほかに、難民認定の再申請などの方策もあります。数度目の再申請で認定された中国難民の例もあり、有利な状況で取り組むことを検討しています。
 公判は、執行停止をめぐる高裁判決は短期になりそうですが、地裁の本訴の方は、場合によっては2〜3年かかる見通しです。
 公判の勝利のためには、公判をめぐる支援(証拠になる資料の翻訳、他)とともに、ジャマルさんの背後に大衆的な力があることを裁判所や入管・法務省に認識させることが重要です。裁判は、外部の圧力を受けないことがタテマエですが、実際は、大衆が背後にあると、いい加減には扱えない、という姿勢になる、と弁護団が繰り返し述べています。 署名など支持・運動の拡大や、傍聴などへの取り組みをお願いします。
 今後も、引き続き、賛同署名を拡大し、様々な場で支持・理解を求める活動を展開してゆくことが必要と考えています。
 また、ジャマルさんは、牛久収容所内で、イラン政府のコブラさん処刑への抗議の署名を集めて提出したり、待遇改善を求める署名を広く集めたり(79名)して、他のイラン難民・在日イラン人や、他国の難民などと連携した活動を行っています。
 支援運動も、ジャマルさんへの支援を通じて、同様の境遇にある在日イラン人、在日外国人への理解を深め、ジャマルさんと共に、必要な取り組みを考えてゆきたいと思います。
 長期戦になる可能性がありますが、一層の支援。協力をお願いします。

会員、賛同者の皆様へのお願い

 会員、賛同者の皆さんに、次のようなことを(あるいはそれ以外でも)、できるところから、できることがあれば取り組んでいただくことをお願いします。皆さんの置かれた状況で、具体的な取り組みはなかなかできない方も多いと思いますが、少しでも協力・支援を戴ければありがたく思います。

 @、ジャマルさんを支援する会の会員になって下さい。
 A、ジャマルさんについて、難民問題について、イランをめぐって、理解を深めて下さい。それを、会の活動に還元したり、周囲の人たちの説得に活用したりしてください。
 B、周囲の人に、積極的に話し、理解を広めてください(ビラ、署名用紙などの手渡しも使って)
 条件があれば、集会などへのビラの配布。集会への置きビラなどを行ってください。
 現在のところ、首都圏を中心に全国的に拡大し取り組んでいる集会へのビラ入れ、署名集めなどにご協力下さい。
 また、各地で、集会などにビラ入れできる条件があれば取り組んでください。
 (署名用紙、ビラなど必要分を要請してください。実務的に可能な限り送ります。
 集会の多くは、主催者に断れば、ビラを置かせてもらえます。可能性がありそうなら
ば、追求してください。断られてビラが無駄になっても構いません。可能性があれば要請してください)
 C、賛同署名を一人でも拡大してください。
 D、難民認定をめぐる問題、在日外国人としての様々な問題など、同じような問題に取り組んでいる人・運動が周囲にあれば、ジャマルさんの運動を紹介して
ください。また、そのような活動を会に紹介してください。
 E、支援運動のためのカンパをお願いします(会計報告は、『ニュース』2号から行います)
 宣伝と財政活動をかねて、ジャマルさんのイラスト入りのTシャツをつくる予定です。購入・販売などをよろしくお願いします。
 F、公判への傍聴をお願いします。
 G、ジャマルさんを支援する会の例会に積極的に参加してください。
 H、ジャマルさんへの手紙など(ジャマルさんへの激励の手紙、ジャマルさんと意見交換・討論の手紙など)、ジャマルさんを励ますいろいろな活動を行ってください。ジャマルさんは、日本語を読むことができます(漢字も、それほど難しくないものは読み書きできるまでになっています)
 I、その他、できることを考えて、積極的に取り組み、また会に提案してください。

(補足)『ニュース』1号の発送について

 このニュースを、今回は、会員と賛同署名を頂いた皆さんに可能な限り送りました。
 『ニュース』では、ジャマルさんをめぐる状況、運動情報などを報告してゆく予定で
す。こうした内容なので、賛同を頂いたすべての皆さんに郵送したいのですが、郵送費
用が大きく、毎回、全体に送ることは財政的に困難です。
 そのため、申し訳ありませんが、次回から、会員およびカンパを送っていただいた方を中心に送ることとします。
 (ただし、財政困難な方、多くの運動に支出していて、やはり会費納入が困難な方などには当然配慮いたします)(伊藤)

◎7月上旬に支援する会で学習会を行いますテーマ:

イランの政治状況/入管・難民問題お問い合わせのうえ、ご参加のほどを。

◎難民への迫害は遠い海外での話ではなく日本国内でも起きています

 ジャマル・サーベリさんは、米国が悪の枢軸とよんだ中東イスラム体制下のイランを1990年に出国して、海外での反政府活動の場を求めて来日しました。
 イランイスラム共和国は、1979年労働者民衆の力によって、親米パーレビ王制が倒されましたが、その後ホメイニ師によるイスラム体制が敷かれ、神権政治に異議を唱える者は次々と投獄、処刑され、数百万人の人々が海外へ逃れて行きました。現在イランは宗教者と資本家が結びついて富を得るイスラム資本主義体制下にあるといえます。
 ジャマルさんが、所属するWPI(「労働者共産党」)は、国内で非合法化され海外に活動の拠点を置き、資本主義の廃止、労働者階級、全ての者の自由と平等をめざす社会主義政党です。ジャマルさんは、WPIのメンバーとして、イランの神権政治による人権抑圧を批判し、言論の自由を訴えてきました。イランでは、反政府活動をする者に対する弾圧が激しく、強制送還されればたちまちイラン警察に捕えられてしまいます。

 私たちが暮らす日本社会の身近な所でも難民が迫害されています。母国から逃れた難民は日本では難民として認められず、不法滞在者として強制送還の対象者でしかありません。就労許可がおりず、母国に帰ることができない難民は生存権さえありません。日本は1981年難民条約を批准しています。条約は迫害の恐れのある本国には送還しない、とあります。けれども実際には日本政府は出入国管理法及び難民認定法によって排外主義政策をとり、難民受け入れを拒否してきました。今国会で改正案が成立しましたが、今までとあまり変わらずむしろその運用によっていくらでも厳しく取り締まりを強化することが可能です。
 「第15回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会」で、東京外語大の藤田進氏は、日本にいる難民たちの訴えを聞いて「パレスチナの状況と重なる。国をもたない人々には人権がない」と語られました。そして中東諸国の人々は第二次大戦前後の英米国の石油の確保と支配のための犠牲者といえる人たちです。オーバースティの外国人が日本に残留したくても、難民認定を受けるか、在留特別許可を受けるかについて、その認定基準もなく非常に困難なのが実情です。滞在への合法化が必要とされています。

 ジャマルさんは、4月15日東京地裁第3部で退去強制の執行停止の決定が出て、東日本入国管理センターから釈放されて以来、精力的にイラク反戦、労働組合、反入管の集会などに参加し、難民認定裁判への賛同署名を集めています。しかしながら在留資格が無く就労が禁止されているため、就労が厳しく生活は困窮しています。国連難民高等弁務官事務所(「UNHCR」)日本委員会は、難民申請者への調査さえまともに行なおうとせず、難民保護の責任を果たしていません。皆さまには、署名・カンパ協力をいただきましたが、なお一層の支援をお願いしなければならない状況です。法務省は、難民の蓋然性が高いとして収容を認めない地裁の決定を何が何でも容認するわけにはいかず、高裁へ抗告しジャマルさんを再収監しようとしています。ジャマルさんは裁判を支援してくれるに皆さんとともに、また「不法滞在」外国人と連帯して最後まであきらめず闘い抜く覚悟です。
(菊地)

◎執行停止についての北村聡子弁護士の説明
 4.15ジャマルさん解放にあたって:その画期的意義
 解放にあたってのジャマル・サーベリさんの談話(抜粋)

http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/fjc/04/04/19.htm

◎法務省・入管に抗議し、難民受け入れを求める声明

http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/fjc/04/03/12a.htm

◎他の支援運動のご紹介 クルディスタン日本語NEWS

http://postx.blogtribe.org/?bid=postx
のカテゴリー「入管/難民/定住」で包括的な情報が提供されています。ぜひご参照のほどを。ジャマルさん解放のニュースも掲載していただき感謝!(津村)

◎入管牛久収容所内79名連署の要求と希望

http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/fjc/04/04/ushiku79.htm

◎連絡先:

東京都千代田区富士見2-2-2東京三和ビル303
スペース303内 ジャマルさんを支援する会
電話・FAX:03-3264-4341 
042-998-5501(酒井) 090-9143-7831(伊藤)
電子メール: pyonpyon@cap.bekkoame.ne.jp 
http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/fjc/j.htm
救援カンパを 
郵便振替口座番号:00160―2―647700
口座名:ジャマルさんを支援する会