ここではMaximaを使って遊ぶ話を述べる。因にMaximaは数式処理システム の中で古い汎用数式処理システムの一つであるDOE-MacsymaをCommon Lisp 処理系のgclに移植したものである。現在、GPLに基づく数式処理として開発 がMailing Listを軸として進めらている(当初の中心的人物であった University of TexasのW.Schelter氏は2001年の7月末にロシアで亡くなった との事)。MaximaはCommon Lisp処理系としてgclを標準的な環境としているが、 gcl以外のclisp、cmuclやAllegro等のCommon Lisp処理系でも動作する。 又、これらのLISPとTCL/TKが動作する環境であれば移植が可能である。
他の様々な数式処理に関しては 数値・数式処理システム概要に概要等を纏め ているので、興味があれば参照されたい。又、Maximaの虫に関しては、 虫取り物語に虫取りの試行錯誤の過程を 載せている。尚、ここでは主にCLISP環境でMaximaを用いる話を述べている。 これは、5.6以前のMaximaではGCLが標準の環境であったが、これはGCL環境 でMaximaを構築するのが割と難しい事とCLISP環境の方が扱い易い事に加え て、GCL以上に幅広い計算機のアーキテクチャに対応している事が大きい。 このGCL環境でMaximaを利用する話は、山内さんの有名なWebペイジ 数式処理システムMaximaを参照されたい。但し、山内さんのペイジ では、Maxima-5.6辺の話である。より新しいGCLのインストールとそのGCL環境 にMaxima 5.9pre版をインストールする話は安宅さんが私宛に送って頂いた レポートに詳しく記述してあるので 参照されたい。最新版の5.9.0ではCLISPやCMUCLが標準的な環境となっている。 インストールは従来の5.6や5.9pre版と比較してconfigureを実行すれば インストールが可能なものとなっている。但し、5.9.0は実質的に5.6の 虫取り版であるものの、十分に虫がとれていなかったり、share library が十分に検証し切れていない問題がある。その為、以下に記述した虫取り の話等がまだ役に立つ。
Maxima本体は一昔のMathematicaと似ている。現在、幾つかのmaxima 専用、或いは利用可能なフロントエンドがあり、それらを用いると、 商用のものと同様の見栄えとなる。以下にrxvt上で起動させた通常の maximaの様子と、GNU TeXmacsをフロントエンドとして用いた場合を示す。
この様に、GNU TeXmacsを用いると一見して商用のものとの違いが分らなく なる程である。但し、GNU TeXmacsで日本語の利用は無理らしい。少なくとも、 デフォルトの状態に何らの手を加えずに使えそうも無い。このGNU TeXmacsに 関してはMAXIMAのインストールに インストール方法やCLISP上のMaximaで利用する場合の修正点を載せている。
尚、MaximaはMacsymaをCommon Lisp系の一つであるGCLに移植したものである。 このGCLにもMacsymaを記述したLISP(MacLisp?)との互換性に問題があり、 これがshareイブラリに含まれるパッケージで顕在化する。更に、他の Common Lisp、例えば、CLISPで利用する場合には、GCLとの互換性に注意が 必要になる。その為、Maximaの結果は確証が得られる迄は過信しない方が 良い。尚、 http://www.ma.utexas.edu/users/Wfs/pub/maximaから入手可能な Maxima-5.6は更新が止った状態で、 SourceforgeにあるMaxima のプロジェクトから入手した方が良い。現在は5.9.0が正式版である。
Maxima本体と関連プログラムのインストールについて。 Maxima-5.6を主体としているが、5.9.0でも関連するものがある。
How to install maxima and some useful applications. (broken?)English version of the above.
次期maxima-5.9.1の開発版のインストールメモ
gcl-2.4.3のインストールとMaxima-5.9pre版をgcl環境にインストール する話。安宅さんから送って頂いたレポートを公開したもの。
の話。maxima-5.6と比べ、ディレクトリ構成等に変更多し。
グラフ表示に関するあれこれ。
雑多な話やメモの類い。
はめてのMaximaの簡易マニュアルの原稿を基に,グラフ処理と文字列処理, 及び簡単な改造について解説しています.HTML版は 電子無料本から入手出来ます.
修正点:訳文と誤訳の修正。
マニュアルの*.texiファイルをtarで纏めたもの: 平成14年9月16日(月) 版
htmlファイルへの変換は安易にtexi2html -split_chapter maxima.texi を実行すれば十分です。尚、他のdviやinfoへの変換が正常に行えるかは 保証しません。一応、makeinfoでエラーは出ない様にしています。 猶,このマニュアルの保守は行わず,簡易マニュアルを主に拡張します.
maxima-5.6に含まれるshare,share1,share2,sharemのshared file の一覧。ファイル内部のコメント等を載せたもの。未完成!
maxima-5.6の虫と覚しき個所について。主にclisp上のmaxima に関して。尚、5.9pre-cvsに関しても幾つか虫が残っており、 ここでの修正が有効の様です。