鉄塔

  1. 境内に鉄塔
    1. 境内に送電線の鉄塔が立っていて3年に一度地代が入る事例があるのを聞きました。
    2. 収益事業をしているわけではありません。それで法人税課税対象になるのかならないのかです。
  2. どの事業に該当するのか。
    1. 駐車場経営ならともかく何か積極的に事業をしているわけではありません。事業開始をしているわけではないので、届出を求めるのは意識がついていかないと思われます。
    2. 一方で、宗教法人課税でいわれるのは、一般の課税対象法人とのバランスです。この送電線で宗教法人に入金されたものについて法人税をかけるのかどうかという点からすると送電線の鉄塔の地代や送電線が通る空間の利用についての使用料については、宗教とはまったく関係ありません。不動産貸付のカテゴリーで整理できるのだろうと思われます。
  3. 教示の必要性
    1. 送電設備を寺院や墓地で利用するのは電力会社と思われます。宗教法人側はまさか法人税がかかると思っていないかもしれません。(もっとも新規に送電設備設置とかは現状では考えにくいのでもう古い問題かもしれませんが)
    2. 電力会社が宗教法人に支払う場合には、法人税の課税対象になることの教示が必要なのだろうと思います。宗教法人側で知らないことがあると税務調査で指摘されたりする可能性があります。

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