愛艇 East of Babylon号紹介

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East of Babylon号:ヤマハSRV23EX/F100(平成11年式)


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→航海日誌
外観 船名  エンジン 操縦席  バウバース ヘッド(トイレ)  姉妹船
進水式


外観

横浜ベイサイドマリーナ(YBM)をホームポートとし、イーストピアB区画に 係留されるEast of Babylon。 実測全長は8m弱、定員8名、100馬力船外機仕様。
日本プレジャーボート・ヨット製造のトップメーカー、ヤマハが 「海のRV」と銘打ってエンジンセットの低価格パッケージとして 発売したSRV。全長のフィート数により、SRV17、SRV20、SRV23が ラインナップされ、この23は操縦席の屋根と船首側に船室を持つ。  
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船名

船名は「East of Babylon(イーストオブバビロン)」。由来は、 オギノメちゃんこと荻野目洋子さんの歌に出てくるナイトクラブの名前。 (「Route246Connexion」の「Babylon A Go Go」(作詞:売野雅男)) ちなみにBabylonは英和辞典で引くと、バビロニアの都、という他に 「華美と背徳と堕落の都」という意味が。横浜には現代のバベルの塔、ランド マークタワーがそびえ、その東に横浜港・東京湾が広がっているので。 当然ながら、クルーの座右の銘は「目には目を」である。  
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エンジン

SRV23は、従来2ストロークガソリン船外機の80馬力(ps)、90ps、 115psの3クラスのバリエーションを持ち、115psの上級装備版と してEXというグレードが設定されてた。2スト船外機には ・機構が簡単・吹けあがりの良さ という長所があったが、 ・排ガスが黒く、臭い・オイルの補給が必要・音がうるさい という短所もあった。昨今の環境ブームで注目されてきたの が4ストローク船外機。
SRV23に4スト100psの設定が追加発表されたのが99年2月の東京ボート ショー。その会場で仮発注をしたため、3/1発売の4ストバージョンを 3/27に進水できた(ヤマハの営業の村澤さんのおかげ)。 それも、日本初。1号艇。
ヘッド部分が大きくなったこともあり、 従来排ガス、騒音対策として付いていたエンジンカバーが省略 された(左)。エンジンカウルをはずすと、カム機構がある分 2ストより複雑な感じ(中)。しかし重量は2スト115psと比較 するとさほど重くなっていない。仕様、エクスステリアは2スト EXと同様だが、 サイドのSRVロゴの下に「4stroke」のロゴが追加された(右)。  
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ヘルムシート・インパネ(操縦席)

ステアリングホイールはステンレス、デストロイヤー型。ヤマハ自慢の 油圧操舵システムを備える(EXに標準)。 シートはクッション付だが、前後上下の調整は無く位置固定。 (前後の向きを変えて、停泊時後部デッキ方向を向くことは可能) 私は身長175cm程度だが、立って寄りかかっても、座って足をステップ に掛けても、位置に不満は無い。右のリモコンレバーの位置も問題 無し。リモコンレバーの親指部にトリム&チルトのスイッチが有る。 インパネには魚探やGPSなどの航法装置を後付けする領域が確保 されている。標準装備以外にはインパネ上部にコンパス(シルバ)、 インパネ左下にシガーライタソケットを追加。  
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バウバース(前部船室)

操縦席左の入り口からバウバースを見たところ。このクラスでは、 限界サイズとおもわれるが、奥行きは180cm程度。大人一人が寝 そべったら終わり。壁にもたれて座れば、(無理すれば)3人が 仮眠できるか。さらに体育座りなら5人入れるかも。現実には 大きなドライストレージ(濡れない物入れ)でしょう。私は 独身なので、一人用別荘としては合格。 この角度の右手前がトイレ。  
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ヘッドコンパートメント(トイレ)

このクラス(23フィート以下)では、通常トイレはバウキャビン やカディ内のクッションや床板をはがすと便器が現れるものが 多いが、この艇は、珍しく独立トイレルームを持っている。 (EXは電動マリントイレが標準装備) 女性込みの花火見物などを考えると、有れば緊急避難となるか。 高さも140cm位、大人の男性ではチョット狭いし、 女性もここで着替えられるのは余程小柄な人。 YBMで使用する場合、トイレはピアハウスまで行けばあるし、 着替えは イースト(センター)ハウスまで行けばシャワー付きでできる ワケで、(そもそもホールディングタンク無しなので港内使用 禁止)通常は水タンクやデッキブラシなど、倉庫として活躍。  
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姉妹船

East of Babylonは99年の3/27に進水したが、翌日、お隣さんが 進水しました。なんと同型艇。井村さん所有のSRV23EX 2スト115psバージョン。名前はSincere(シンシア)号。夕闇迫る桟橋で 仲良く並ぶ姉妹船。左EoB、右Sincere。
(ちなみに前述のごとく、SRVはメガヒット商品なので、YBMのB区画 には1列に数隻ずつ、あそこにもここにもという感じで存在する。ただし 4ストは、3月末現在YBMでも2艇しかいないというのがいちおう自慢・・・)  
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進水式

1999年3月27日土曜日。前日夜に降った雨は朝は小止みに。 船台の上で進水を待つSRV23。ヤマハのメカさんに雨を拭いてもらい、 今日だけは船首にリボンをつけておめかしをしている。 これからは海上係留保管艇として、フジツボとの戦いが待っている。 こんなにキレイな船底を拝めるのは最初で最後。  

YBM自慢の40t対応トラベラーリフトでゆっくりと着水の瞬間を迎える SRV23。  

YBMセンターハウス前のビジターバースに無事着岸したSRV23。 アウトレット&レストランツのお客さんたちにも見守られながら、 East of Babylonと命名。  

ヤマハさんの用意してくださったシャンパンでお祝い。船体に かけるとべとべとになるので、船首にかけるふりして海中に どぼどぼしてます。このあと皆で乾杯。  

自バースにおさまって、バビロニア人倶楽部の記念撮影。 (左から山本、山本妻、まっつん、おの、鐘ヶ江妻、鐘ヶ江)  
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