航海日誌

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99/11/28(日) GPSテスト運用兼クルージング

今回も1月以上の間があいたEoBだが、このたび、 バビロニア人倶楽部会員・鐘ケ江家よりハンディGPS:エンペックス 気象計(株)製ポケナビGPS65EZ が寄贈され、そのフッティングと テスト運用を兼ね、成田と二人で今までで最も遠く、東京港まで 行ってみることとした。

GPSのオプション品として、シガーライタ電源アダプタ・外部アンテナ・ホルダ を購入。インパネにホルダを固定してセッティングした状態のポケナビ。
海上は寒くなると覚悟していたが、またも穏やかな好天。午前中は 風も弱く、波・うねりともに小さい良コンディション。 10:45出港。まずは視界不良時や夜間、帰港の目標となる根岸No1ブイを GPSのポイントとして登録。
根岸No1ブイから30度方向で横浜シーバースへ。横浜シーバースで60度に 変針して扇島シーバース を左に見て通過、アクアラインの上(浮島−人工島間)で0度に変針、 羽田沖ブイで345度に変針して東京西航路に沿って東京港へ入港。 ついに右手に臨海副都心が見えてきた。
正面はレインボーブリッジ。ここをジャンボジェットでくぐろうと したハイジャック犯もいたが・・・。
12:30お台場海浜公園前に到着。公園にはたくさんの人出。海にも、 我々以外に2隻のプレジャーボートと、数隻の屋形船がいた。 アンカーをうたなくてもほとんど流れないので、流したまま昼食に。 フジテレビ・ニッポン放送本社をバックにコンビニで買ったナポリ タンとピラフのコンビネーションプレート(大盛)を食う成田。
13:00にお台場を出発、シーバス攻略本に紹介されていた、品川埠頭 水上署前、若潮橋(日航本社前)の2箇所で少しルアー(低層ねらい のバイブレーションプラグ)を投げてみたものの、アタリなし。 あきらめて京浜運河(東京地区)を帰る。環七までモノレールと 併走するなど、東京の運河クルーズは景色の変化があって面白い。 大井埠頭と京浜島の間の京浜大橋をくぐって大井船舶信号所へ出て 後は元来た航路を戻ることに。
15:35YBMの給油バースへ着岸。今回、巡航中は4000回転程度の 経済走行をしていたというのもあるが、それでも昼食中や釣りの間も アイドリングさせたまま燃料を消費したにもかかわらず、5.3時間稼動で 給油は70.6リッタ、時間あたり燃費は13.3リッタ。好結果と思われる。
一方GPSだが、これまでのハンディ製品は、現在位置の緯度経度を 時分秒で表現するものがほとんどだったが、このGPS65EZは簡易マップ 画面がついている。工場出荷のポイントデータとして、扇島シーバース や東京灯標が登録してあるし、 県境、海岸線などの表示はアバウトなもので 目安にしかならないが、軌跡記録機能があって、視覚的に往路の ルートと復路のルートのずれなどを見ることができて画期的。 これならば、昼間視界の良い時に通った往路を、夜暗くなってから 正確にトレースして戻るなど、(ELバックライト付きで暗い場所でも 使用OK)安全性が高まると思う。 普通のディスプレイ付船舶用GPSは高くて(数十万円)手が出ない という小型船オーナには、チャートとの照らし合わせや測深計との 併用という手間と引き換えだが、この機能で この価格(本体定価39800円税別)はお奨め。

感想ノート:
成田です。 さすがにこの時期に海に出たら寒いだろうと覚悟して横浜に向かった。 しかし、なんと穏やかな天気。寒さもさほど感じることなく、航海に出発。 前回の東夫妻に刺激されてか船長は釣行となった。前回の反省から 船長しっかり、シーバスのポイントの研究をしていて、今回は そこに行こうと、レインボーブリッジの手前(お台場)まで行きました。 そんなわけで、帰りこそ少しうねりが出ましたが鐘ヶ江夫妻提供の GPSのすばらしい威力もわかった今回の航海でした。 教訓、釣り人とは仲良くね。

本日のコース。
YBM->根岸No1ブイ->横浜シーバース->浮島沖->羽田沖->東京港西防波堤西 (大井船舶信号所)->お台場->品川埠頭->京浜運河(東京区)->京浜大橋 ->大井船舶信号所->羽田沖->浮島沖->横浜シーバース->YBM

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