一応、倉庫番と言うゲームについて説明します。ジャンルはスライディングパズルです。倉庫の中にいる人[人]を操作し、荷物[O]を押して格納地点[・]にしまいます。(格納されると[Θ]になります。) 大きな特徴としては 押すことしか出来ない という事があります。単純ですが、この一点だけで難易度は飛躍的に高くなります。簡単に例を挙げてみましょう。
■■■■■■■ ■ 人O・ ■ ■■■■■■■ これは、解けますが |
■■■■■■■ ■ O人・ ■ ■■■■■■■ これは、解けません。 |
そしてさらに、
■■■■■■■ ■ ■ ■■ ■■ ■ ■ O ■ ■ ・ ■ ■ 人 ■ ■■■■■■■そのまま下に移動することは出来ないので、一度左に動かしてから下に移動させます。(右図参照) |
■■ ■■ ■ ■ O人 ■ ■ ・ ■ |
■■ ■■ ■ ■ 人 ■ ■ O ・ ■ | |
■■ ■■ ■ ■ ■ ■ 人Θ ■ |
ということになります。
上に書いた「押すことしか出来ない」という制限から、いくつかの定石がうまれています。それぞれに名前がついているようなので、例を出して説明してみましょう。なお、初級では簡単なもののみの説明です。
荷物の組み合わせかたによっては、それ以上動かせない状態というのが発生します。俗に「田の字固め」といわれるものがそれで、さらに変形のパターンもあります。具体的には以下の状態です。
■■ O■ ■■ OO ■■ OO ■■ ■ OO O■
ただ、面白いのは右のパターンは崩せるのです。上のパターンとは壁が荷物に変わっただけですが、そこがポイントとなっています。
■ OO OOまた、手詰まりの一歩手前や抜け出せない状態というのもあります。具体的には以下の通りです。この状態になるとどうすることも出来ません。
以上の様にならないためには、動かした荷物を元に戻せるかどうかで判断するといいでしょう。ただ高度になると、感覚で判断しないといけない場合もあるので、ある程度は慣れが必要です。
■■■■ O ■ O■ ■ ■■■■■ O O OO ■■■■■ O O ■■■■■ ■■■■■ ■ O ■