★★★ディスコグラフィー★★★ 1964 - 1968 |
1964年 |
The Capital Records Sessions (In The Beginning) Produced by Randy Sparks Capital Records: (デモ用レコーディング) |
●恩師・ランディ・スパークス(大編成フォーク・グループ、ニュー・クリスティ・ミンストレルズの主宰者)が、ジョンをキャピタル・レコードに売り込むために制作したデモ録音。80年代には海賊盤化され『In The Beginning』のタイトルで出回った。B−2「Four Strong Wings」は1995年にCEMAから発売されたオムニバスCD『Folk Essentials』に収録されている。
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1965年 |
That's The Way It's Gonna Be /The Mitchell Trio Produced by Milt Okun Mercury Records: SR 61049 / MG 21049 (アルバム) |
●ジョンが加入した新生ミッチェル・トリオ(ジョー・フレイジャー、マイク・コブラック、ジョン・デンバー)の第1弾LP。自作曲含まず。タイトル曲はジョンのプロとしての初録音曲となった。プロデューサーのミルト・オクンとの初コラボレーション。従来のトリオの持ち味を保つ一方で、ボブ・ディラン、エリック・アンダースンといったコンテンポラリーなライターの作品も取り上げている。(1965年8月発売) Side A 【参加ミュージシャン】ギター:Jacob Ander 12弦ギター/バンジョー: Paul Prestopino ベース: Bill Lee, Clyde Lombardi 他 ★1965年録音。エンジニア: Jack McMahon。 |
1965年 |
Violets Of Dawn /The Mitchell Trio Produced by Milt Okun Mercury Records: MG 21067 / SR 61067 (アルバム) |
●矢継ぎ早に発売されたミッチェル・トリオJD参加第2弾アルバム。初の自作曲B−4収録。(作者名のクレジットはH. J. Deutchendorf, Jr.)A−6では12弦ギターの腕前を披露。トム・パクストン作品を3曲も取り上げているのが目を引く。前作同様、従来路線とコンテンポラリーな楽曲が共存している。(1965年11月発売) Side A 【参加ミュージシャン】ギター/バンジョー: Paul Prestopino ギター:Jacob Ander、12弦ギター: John Denver ベース: Bill Lee 他 ★1965年ニューヨークBell Sound Studioにて録音。エンジニア: Harry Yarmark。 |
1965年 |
Dark Shadows & Empty Hallways / Stay With Me /The Mitchell Trio Produced by Milt Okun (Side A), Milt Okun and Herb Bernstein (Side B) Mercury Records: 72591 (シングル) |
●アルバム未収録の幻のシングル。1998年に発売されたCD『The Best Of The Chad Mitchell Trio: The Mercury Years』に2曲とも収録された。 Side A Dark shadows & Empty Hallways (Willett Enzel) |
1966年 |
John Denver Sings Produced by John Denver (自主制作デモ・アルバム) |
●JD自らのプロデュースで制作された幻のデモ・アルバム。わずか200〜250枚のみプレスされ、音楽業界人への商談用、友人・親戚へのクリスマス・プレゼントとして配布された。ザ・ビートルズ、エヴァリー・ブラザーズといったフェイヴァリットに混じって、自作曲「Babe, I Hate To Go」(のちに「Leaving, On A Jet Plane」に改題)が収録されている。 Side A 【参加ミュージシャン】ギター/タンバリン/バンジョー: Bob Hefferan ベース/ギター/バンジョー: Paul Prestopino ギター/ベース: Jacob Ander、12弦ギター: John Denver ★ロサンゼルスGoldstar Recording Studios、ニューヨークBell Sound Studiosにて録音。エンジニア: Doc Siegel, Stan Hess, Harry Yarmark |
1966年 |
Something To Sing About /Various Artists Produced by Milton Okun (オムニバス・アルバム) |
●ミッチェル・トリオのプロデューサーで、トム・パクストン、エリック・アンダーソン、JDの楽曲出版者でもあったミルト・オクンが編纂した同名のソングブックに付随して制作された3枚組のオムニバス・アルバム。キングストン・トリオ、ジョーン・バエズやジュディ・コリンズといった面々によるフォークの名演(主に既製録音)を収録しているが、JDはこのアルバムのために新録音したフォークの古典を3曲提供している。 (JD参加曲) |
1967年 |
Alive /The Mitchell Trio キャンパス・コンサート Produced by Milton Okun Reprise Records: RS-6258 (ライブ・アルバム) |
●マーキュリーからリプライズ・レコードに移籍してのJD参加ミッチェル・トリオ第3弾アルバムは、ワシントンDCとペンシルバニアの大学でのコンサートのライブ録音。メンバーはジョー・フレイジャーがトリオを脱退、代わりにデイヴィッド・ボイスが加入。JDのライブ・パフォーマーとしての才覚は、この時点ですでに明白。「悲しみのジェット・プレーン」は、一般にはこのライブ盤が初出。蛇足だがミキサーをつとめたフィル・ラモーンは、後にビリー・ジョエルのプロデューサーとして有名になった。また、これもあまり知られていないことだが、JDはこのレコードで密かに日本デビューを果たしていたのだ。(日本ビクターより昭和42年発売。「ジェット・プレーン」の邦題に注目!) Side A 【参加ミュージシャン】12弦ギター: John Denver ギター/バンジョー: Paul Prestopino ギター/バンジョー: Bob Hefferan ベース: Bill Lee ★ワシントンDCのAmerican University、フィラデルフィアのThe University of Pennsylvaniaにて録音。エンジニア: Ed Green。 |
1967年 |
Leaving, On A Jet Plane / Baby That's Where It Is /The Mitchell Trio Produced by Milt Okun and Herb Bernstein Reprise Records: 0588 (シングル) |
●A・B面とも、どのアルバムにも収録されなかった幻のシングル。「ジェット・プレーン」はこのシングル用の別バージョン。アップテンポでコマーシャルな仕上がり。 Side A Leaving, On A Jet Plane (John Denver) |
1967年 |
She Loves You / Like To Deal With The Ladies As Sung In The Shower By The Mitchell Trio Accompanied By A Twenty-Seven Piece Band /The Mitchell Trio Produced by Milt Okun and Herb Bernstein (Side A), Milt Okun (Side B) Reprise Records: 0630 (シングル) |
●A面ザ・ビートルズのカバー(『Alive』と同バージョン)。B面は『Alive』でも演奏しているジョンの自作曲をさらにコミカルに仕立てたスタジオ・バージョン。ホーン・セクションもバッチリ入ってビッグ・バンド風。なぜかシャワールームの中で歌っているという設定が馬鹿馬鹿しくて面白い。(このバージョンはアルバム未収録。のちに発売された『Beginnings』に収録のバージョンとも別。) Side A |
1967年 |
Ex-Trio Demo Tape /John Denver & John Stewart (デモ録音) |
●ミッチェル・トリオ、キングストン・トリオの両トリオが解散後、二人の「元トリオ」が相まみえて自作曲を数曲ずつ録音したというデモ。存在することは確からしいのだが、詳細はまったく不明という幻の録音。 (収録曲)Leaving On A Jet Plane, Daydream Believerほか(不詳) |
1968年 |
Take Me To Tomorrow / '68 Nixon (This Year's Model) / Denver, Boise & Johnson Produced by Milton Okun Reprise Records: 0695 (シングル) |
●遂に最後のオリジナル・メンバー、マイク・コブラックがトリオを脱退したため、「ミッチェル・トリオ」の名前が法的に使用不可に。代わりにマイケル・ジョンソンが加入し、グループ名を「デンバー、ボイス&ジョンソン」名義に変えての初リリース。JDによると、このメンバーでのレコーディングが最も出来が良かったらしいが、このシングル曲以外はすべてお蔵入りになってしまった。A面は後にソロ2ndアルバムのタイトル曲となったものの原型。B面はコミカルな風刺曲。 Side A Take Me To Tomorrow (John Denver) |
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