あるホンダ89RS125の場合


かっこいいんだよね

89のRS125は左排気になった最初のモデルで、アルミフレーム、18インチホイル、ちょっとグラマラスなシートカウルなんかがルックス上の特徴です。

さて、この個体が来たときにはクランキングが出来ず、さんざん引き摺り回しましたが、クランクは回りませんでした。

なんとなく、冷却水を抜かずにしまい込んだらしく、シリンダも焼き付きの跡はないものの、抜けませんでした、なんとかシリンダを抜くも、クランク回らず めでたく全バラとなりました。

今思えば、クランクケースに灯油じゃなくて、お湯を入れれば良かったかななどと思っております、クランクが回れは 点火系の点検が出来ますので・・・・

乗り終わったら キャブのガソリンと冷却水は抜きましょう。

では 全バラ後組み立ての模様を少し紹介します。

もうここまで来てしまいました、でもここに来るまでには 約半日、部品を洗ったり、メインベアリングを圧入したり、クランクの芯を測定したりクランクケースの当たり面をオイルストーンで当たったり、クランクインストーラなどSSTを製作したり結構な期間楽しめます。

クランクは規定値では 2/100ミリの振れですが、0.7/100ミリ程度と良好でした。


こういったユニットタイプのエンジンをやり直す時にいつも思うのは 別体式は良いなと思うことで、エンジン、ギヤボックスを別に作業出来るので、部品を無駄にしなくていいんですよね、まあ今はまた別体になってますけど

左ケース、クラッチ、ACG、もついて、ほっと一息です。

さて、いつのまにかエンジンを積んでしまいました

カウルレスですが 全体の画像をご覧ください。

こんな感じです、一応試運転も無事済みました

ただ現在 適応サイズのタイヤが入手難なのが不安要素なんです・・・


続く・・・

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