電装品の構造とリペアのヒント

スタータ及びダイナモなど


スタータモータの構造と、配線の基本

スタータモータの内部構造です。

一般的なもので、ピニオンギヤを

ソレノイド(電磁石)でレバーを

操作すると同時に電源のリレーも

スタータモータに装着されています

以前のスタータはピニオンの

ソレノイドは背負っていますが、

メインのリレーは別体構造(DS/IDの

多くはこの形式)であったり、

それ以前のタイプは、ピニオンギヤは

モータのシャフト上のネジの上を

慣性で飛び出し、リングギヤに飛び込む

仕組みでした。


スタータモータの配線の基本


一般的なスタータモータの分解図


リペアのヒント、ピニオンは飛び出すものの、モータの回転が悪い場合は、コンミュテータのアンダカットが

ブラシの粉、や銅粉で埋まってしまうことがよくあります。

左のように、コミュテータは日々ブラシとの接触で、局部的な磨耗

偏磨耗によるブラシのジャンピングが発生し、一段と・・・


コミュテータは通電部と絶縁部に別れていて、通電部の方が絶縁部よりも高く本来は設定されています・・・


参考文献

ヘインズ1654 Automotive electrical manual

Vintage Motorcyclists'Workshop