戦前の車に関する本


French Vintage Cars

Jhon Bolster 著 1964年初版

フランスのビンテージカーに関する事典の様な本

1930年代までのフランスには驚くほど多くの自動車

メーカが存在していたんですね。(350社余)

戦後の復興のためであるとは言っても懲罰的とも言える

税制の影響による小型車主体とは違う、ハイテク満載、

豪華絢爛、百花繚乱とでも言いましょうか。

ちなみに私が1963年生まれですからほぼ生まれた年の

本が比較的容易にWeb検索して自宅に居ながら入手できる

21世紀の幸せを感じてしまいました。

表紙はChenard et Walcker 直8気筒OHC ルマンのスタート風景

1923年のルマンでは3.0L、OHCモデルが1.2.3位を独占したとあります。

上は1922 Sizaire-Freres

4輪独立懸架サスペンション搭載、足周りには今でいうピロ足組んであります。

エンジンはOHC直打式を採用し、カムのコジリの影響と打音の低減を考えた構造

この時代カムチェインの耐久性の問題から殆どがベベルギヤ、シャフト駆動の

OHCなんですがなんとチェイン駆動です。


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