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JIS Pinyin 対応表/Unicode 漢字 Pinyin+ Perl script

Unicode org においてある UNIHAN.TXT (Unicode version 2.0; table version 1.1) をもとにして、JIS 漢字と Pinyin の対応表「JIS_Pinyin_2」を作りました(パッケージのダウンロード (35K to download))。たとえば
丁	1 DING1 2 ZHENG1
七	QI1
万	1 MO4 2 WAN4
丈	ZHANG4
三	1 SAN1 2 SAN4
上	1 SHANG4 2 SHANG4 3 SHAAANG3
下	1 XIA4 2 XIA4
不	1 BU4 2 FOU3 FOU1
与	YU3 YU4 YU2
丐	GAI4

というようなものです。各読みのあとの数字は四声を表します。「1 DING1 2 ZHENG1」などとなっているのは、1つ以上の音があることを意味します。

UNIHAN.TXT に JIS と Pinyin の読みの両方が記されたものだけのリストなので、全部の JIS 漢字のリストにはなっていません(たとえば「一」は入っていません)。また、並び順は Unicode の順番です(おおむね部首順・画数順になっているはずです)。

また、おまけとして、JIS 漢字を渡すと Pinyin の読みを返す Perl (MacJPerl)のスクリプトを2種類同梱しました(「jis2pinyin_a」と「jis2pinyin_b」)。すごく単純なもので、漢字以外の文字を入れた場合の処理など何もしていません(単純に何も返さないだけです)。また、スクリプト内の

$pinyinFile = "Data:Code/Unicode:JIS_Pinyin_2";

の行の右辺は、対応表「JIS_Pinyin_2」のファイルのフル・パス名です。御自分の環境に合わせて書き直して下さい。

このスクリプトに、漢字の文字列、たとえば「弥永信美」を渡すと「MI2 + YONG3 + 1 XIN4 2 SHEN1 + MEI3」が返ります。

「jis2pinyin_a」はふつうの MacJPerl のドロップレットで、ダブルクリックすると漢字文字列を入力するダイアローグが出るので、それに答えて好きな漢字文字列を入れると、MacJPerl のウインドーに答えが返ります。

もう一つの「jis2pinyin_b」はたんなるスクリプトのテキストファイルで、AppleScript などと連動して動作します。その例として、Style というエディタの AppleScript メニューで動かす AppleScript のスクリプト「style_equivalent to pinyin」も同梱しました。これは Style の Scripts というフォルダーに入れて下さい。そこで、Style の文書の中で漢字の文字列を選び、AppleScript メニューから「style_equivalent to pinyin」を選ぶと、答えが選択された文字列のあとにインサートされます。たとえば

あいうえお弥永信美かきく
のなかの「弥永信美」を選択してこのメニュー項目を選ぶと、
あいうえお弥永信美 = MI2 + YONG3 + 1 XIN4 2 SHEN1 + MEI3かきく
という形になります。

なお、「style_equivalent to pinyin」のスクリプトの中の

set theScriptFile to "Data:Desktop Folder:jis_pinyin f:jis2pinyin_b"
のダブル・クォートの中は、MacJPerl のテキストファイル「jis2pinyin_b」のフル・パス名です。これも御自分の環境に合わせて書き換えて下さい。
このスクリプトも、エラー処理など何もしていませんので、注意して使って下さい。

以上、何かお役に立てれば幸いです。


この Pinyin スクリプトをアップロードしてから、すでに4年ほどの年月が経ちました。筆者自身はそれなりに便利に使ってきました。今度、Unihan.txt (Unicode version 4.0.1, table version 1.1) を使って、pinyin の発音が記載されているすべての Unicode 4.0.1 の漢字についてのテーブルを作り、Perl のスクリプトに埋め込んで、簡単に検索できるようにしました。TextExtras のスクリプトとして使えるようにしたものと、Nisus Writer Express のマクロとして使えるようにしたものがあります。TextExtras のものは、
/Users/[your_account]/Library/Application Support/TextExtras/Scripts/ に入れ、Nisus Writer Express のものは、 /Users/[your_account]/Library/Application Support/Nisus Writer/Macros/ に入れてお使いください。どちらも、選択された文字列を対象に動作します。

ダウンロードはこちら (200K to download)から。


これらのファイルの内容、あるいは動作には、保証はありませんが、御感想、改善案などありましたら、ぜひ御一報下さい。


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This page was last built with Frontier on a Macintosh on Sun, Sep 19, 2004 at 3:27:44 PM. Thanks for checking it out! Nobumi Iyanaga