彌永信美著作一覧
（１９７３〜２００８）
論文
- 古代インド仏教説話文学における「願」の諸相
『駒澤大學佛教文學研究』第１０号、２００７年３月
p. 21-52
- 神話と連想——『道成寺縁起』から『信貴山縁起絵巻』まで
『文学』２００６年５〜６月号 特集「古典知——想起する力」
p. 28-48
- Barbara Ruch, ed., Engendering Faith: Women and Buddhism in Premodern Japan, 書評
『日本仏教綜合研究』３、２００４年度号
p. 119-126
- 立川流と心定『受法用心集』をめぐって
『日本仏教綜合研究』２、２００３年度号
- 二つのデジャ・ヴュ
『図書』２００２年９月号
p. 36-39
- 非オリエンタリズム的な東アジア研究は可能か——国境を越え、個人の方向へ
『中国』（中国社会文化学会・編）２００２年６月 シンポジウム 二十一世紀の日本に東アジア文化研究は必要か？
p. 7-17
- <近代>世界成立史の中のイエズス会——イエズス会史をめぐるいくつかの断章
『文学』２００１年９〜１０月号 特集「十字架とアジア」
p. 24-35
- 如意輪観音と女性性
『インド哲学仏教学研究』Studies in Indian philosophy and Buddhism, Tokyo University（東京大学大学院人文社会系研究科インド哲学仏教学研究室・編）２００１年３月号
p. 3-17
- ネット・コミュニケーションと東洋学研究
『人文学と情報処理』（勉誠出版）１９９９年９月号
p. 69-73
- 日仏会館図書室——個人的経験から／図書室友の会の経験から
『日仏図書館情報研究』１９９９年
p. 3-6
- 第六天魔王と中世日本の創造神話・上
『弘前大学國史研究』１９９８年３月号
- 第六天魔王と中世日本の創造神話・中
『弘前大学國史研究』１９９８年１０月号
- 第六天魔王と中世日本の創造神話・下
『弘前大学國史研究』１９９９年３月号
- 「対を絶する絶対」と日常世界——グノーシス主義の論理構造に関連して
『現代思想』１９９８年４月号 特集「聖書は知られているか」
p. 163-173
- 「狗国」から「邪宗門」まで——エグゾティシズムの認識論・近世‐近代日本のエグゾティシズム
『ユリイカ』１９９７年８月号 特集「エキゾティシズム」
p. 106-115
- オウム・サリン・国家
（特集：オウム真理教の深層）
イマーゴ imago〔1995.8〕p. 48-64.
- 「私的」本と「公的」図書館——ある「ビブリオテコフォーブ」の経験から
（特集：私の図書館論——歴 史・イメージ・現実）
現代の図書館〔1994.12〕p. 265〜270.
- “死者の書”の提起するもの——魂の唯物論的起源をめぐって
対談 中沢 新一／彌永 信美
（特集：死者の書）
ユリイカ〔1994.12〕p. 116〜139.
- 他者としてのインド
（特集：インド的なるもの）
現代思想〔1994.6〕p. 172〜186.
- 「変成譜——中世神仏習合の世界」山本ひろ子（書評）
思想〔1994.4〕p. 94〜98.
- バルトルシャイティス——怪物たちの宴
（特集：幻想の博物誌）
ユリイカ〔1993.1〕p. 167〜182.
- 世界図（マップモンド）と地図
Jurgis Baltrusaites著、彌永 信美・訳・解題
（特集：幻想の博物誌）
ユリイカ〔1993.1〕p. 52〜65.
- 閉塞世界とグノーシスの<光>
（特集：グノーシス主義）
現代思想〔1992.2〕p. 120〜135.
- グノーシス・反—宇宙的思考へ—2—グノーシスとパルメニデース——または「属性ある絶対」とはなにか
現代思想〔1991.3〕p. 246〜265.
- グノーシス・反—宇宙的思考へ—1—「異なるもの」への飛躍
現代思想〔1991.1〕p. 169〜187.
- オリエンタリズムから南北問題へ——「情熱としての政治」分析の視点から
（特集：イスラーム——オリエンタリズムと現代）
現代思想〔1989.12〕p. 220〜227.
- アメリカの怪物たち
（特集：ラテンアメリカ——増殖するモニュメント——アメリカの発見）
現代思想〔1988.8〕p. 54〜60.
- イカロスたちの孤独——または「できごと」の（無）意味
（特集：ガルシア=マルケス——フォークロアの幻想世界）
ユリイカ〔1988.8〕p. 96〜111.
- 「貧しき者」は幸せか——全体主義前史における「貧者」および「人民」
（特集：ファシズム——<精神>の宿命）
現代思想〔1988.3〕p. 222〜233.
- 死に至る人種主義……?——差別問題をめぐる断章
（特集：AIDS——アイデンティティの病い）
現代思想〔1987.9〕p. 32〜37.
- 問題としてのオリエンタリズム——「歴史」からの撤退に向けて
現代思想〔1987.7〕p. 33〜47.
- 哲学と精神病理学の接点を求めて—3—存在へのノスタルジー
または<非在>の充満（プレーローマ）——分裂病的フェノメナリズム、「トマソン」的無意味、そしてグノーシスの世界
現代思想〔1987.4〕p. 231〜243.
- 日本の「思想」と「非思想」——キリシタンをめぐるモノローグ
（総特集：江戸学のすすめ）
現代思想〔1986.9〕p. 181〜209.
- 「歴史」の発明——エロス的認識論における「普遍史」と「個人史」
（特集：ユダヤのノマドたち——極限のアジア・極限のヨーロッパ）
ユリイカ〔1985.8〕p. 188〜205.
- 雑談・オバケの存在学—2—仏教の超−存在論と魔術的宇宙 ユリイカ〔1984.9〕p. 235〜251.
- 明恵上人の「夢の記」——解釈の試み
Frédéric Girard 著・彌永 信美 訳
思想〔1984.7〕p. 20〜37.
- 雑談・オバケの存在学—1—「第三項」としてのオバケ
（特集：妖怪学入門）
ユリイカ〔1984.8〕p. 214〜229.
- 瞬間と瞬間のあいだ——笑いと子どもをめぐる断章
（特集：笑い）
現代思想〔1984.2〕p. 84-99.
- エティエンヌ・ラモット教授——その業績と蔵書
Hubert Durt 著、彌永信美訳（原文を含む）
『日仏文化』１９８４年３月号
p. 4-14
- ベルイマンと神の国
『現代詩手帖』１９８２年１０月号 特集「イングマル・ベルイマン」
p. 95-97
- 東洋への幻想
本（講談社）〔1982.10〕p. 34-37.
- 中国とフランスの田園詩——桑摘みの女と羊飼いの乙女
Jean-Pierre Diény 著、彌永信美訳
『文学』１９７８年１０月号
p. 1300-1315
- カナダのランボウ＝ネリガン
詩学〔1973.5〕p. 40-52.
単行本
- 幻想の東洋上・下
ちくま学芸文庫、２００５年
- 大黒天変相——仏教神話学・１
京都、法藏館、２００２年
- 観音変容譚——仏教神話学・２
京都、法藏館、２００２年
- 幻想の東洋新装版
青土社、１９９６年
- 歴史という牢獄——ものたちの空間へ
彌永信美著
東京 青土社
1988.12 390p
20cm
折り込図1枚 2600円
- 幻想の東洋——オリエンタリズムの系譜
彌永信美著
東京 青土社 1987.1
569p 20cm 3600円
- ピーターと狼
彌永信美文 津守たたえ絵
東京 公文数学研究センター 1981.5
27cm （漢字で読める世界の名作絵本） 780円
- 子どもとの会話
R.D.レイン著 彌永信美訳
東京 海鳴社 1979.7
218p 20cm
Conversations with children.の翻訳 1400円
- 通過儀礼
アルノルド・ヴァン・ジェネップ著 秋山さと子・彌永信美訳
東京 思索社
1977.7
212, 126p 20cm
巻末：ヴァン・ジェネップ著作目録 2000円
- グノーシス主義
『哲学と哲学史』、「哲学の歴史」別巻
中央公論社、２００８年 p. 195-205
- 神話／儀礼／王権——中世日本から
岩波講座「哲学」第１３巻
『宗教／超越の哲学』２００８年 p. 103-128
- 唯一の神と一つの世界——近代初期日本とフランスにおける比較神話学のはじまり
研究代表者・中川久定編『「一つの世界」の成立とその条件』
高等研報告書０７０１、京都、２００７年 p. 165a-240a
- 〈近代〉世界と「東洋/西洋」世界観
高知尾仁編『表象としての旅』
東洋書林、２００４年
- イメージの思考力
岩波講座「宗教」第５巻
『言語と身体』２００４年
- 神話の引用と再話
山本ひろ子編『神話と歴史の間で』
「歴史を問う」１
岩波書店、２００２年
- 魂と自己
坂口ふみ編『「私」の考古学』
「宗教への問い」３
岩波書店、２０００年
- 〈アジア〉という差異化・差別化
栗原彬編『現代世界の差別構造』
講座差別の社会学・３
弘文堂、１９９７年
- 「永遠の一瞬」の光輝（解説に代えて）
秋山 さと子著『ユング・ブッダの夢』
法蔵館、一九九四年 p. 201-232.
- 子どもと「無対象の愛」（解説に代えて）
秋山 さと子著『永遠の子どもたち』
法蔵館、一九九四年 p. 217-249.
- ＜十八世紀——世俗化革命＞論の意味
モーツァルト全集１０、宗教音楽・２
小学館、一九九二年
- 仏教と「古代神学〔プリスカ・テオロギア〕」——ギヨーム・ポステルの仏教理解を中心として
新田大作編『中国思想研究——欧米思想よりの照射』
雄山閣、一九八六年 p. 51-96.
欧文による著作
- Secrecy, sex and apocrypha: Remarks on some paradoxical phenomena
Bernhard Scheid and Mark Teeuwen, ed., The Culture of Secrecy in Japanese Religion, 2006, Routledge, Taylor & Francis Group, London and New York, 2006
p. 204-228
- The Logic of Combinatory Deities: Two Case Studies
Mark Teeuwen and Fabio Rambelli, eds, Buddhas and Kami in Japan: Honji-suijaku as a Combinatory Paradigm, London and New York, Routledge Curzon, 2003
- Tantrism and Reactionary Ideology in Eastern Asia: Some Hypothesis and Quetions
Cahiers d'Extrême-Asie, vol. 13 (2002-2003), Moines, rois et marginaux: Etudes sur le bouddhisme médiéval japonais.
- Ḍākinī et l’Empereur: Mystique bouddhique de la royauté dans le Japon médiéval
VS (Versus), no. 83/84 — Quaderni di studi semiotici, maggio-dicembre 1999 —, special issue with the title “Reconfiguring Cultural Semiotics: The Construction of Japanese” , edited by Fabio Rambelli and Patricia Violi
p. 41-111
- Le Roi Māra du Sixième Ciel et le mythe médiéval de la création du Japon
Cahiers d'Extrêeme-Asie, IX, 1996-1997, Mémorial Anna Seidel. Religions traditionnelle d'Asie orientale, II,
Kyoto, p. 323-396.
- Daikokuten 大黒天
Hōbōgirin 法宝義林 VII,
Académie des Inscriptions et Belles-Lettres, Institut de France,
Paris, Tokyo, 1994, p. 839-920.
- Daijizaiten 大自在天
Hōbōgirin 法宝義林VI,
Académie des Inscriptions et Belles-Lettres, Institut de France,
Paris, Tokyo, 1983, p. 713-765.
- Récits de la soumission de Maheśvara par Trailokyavijaya,
M. Strickmann ed., Tantric and Taoist Studies in honour of R. A. Stein, III, [Mélanges Chinois et Bouddhiques, XXII] Bruxelles, 1985, p. 633-745.
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