| 偽札は世界中で横行しています。 |
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ヨーロッパ、アメリカ、中国、台湾、韓国、もちろん日本も例外ではありません。偽札を見抜く力が必要な時代になりました。 残念なことですが、組織犯罪のターゲットになりやすいのが紙幣です。歴史的には、戦争により敵国の攪乱をまねくために国家が偽造紙幣を作ったこともあります。為替管理を狂わし、国益をも壊しかねない偽札に対抗するため、現代の紙幣にはさまざまな防止策が組み込まれています。ここでは、偽造防止に役立つ機能の一部をご紹介します。 |
| 凹版印刷 |
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一般の印刷は平版凸版などの手法を用います。 紙幣印刷では、一部を凹版と呼ばれる凸版とは逆に彫刻された(判に傷を付けた)部分にインキを流し込み印刷しています。印刷後は、インキ部分が盛り上がるために手触り印刷部分を感じることができます。 下の写真は2004(平成16年11月1日)発行の野口英世、樋口一葉、福沢諭吉の紙幣(E券)の凹版部位です。特にインキが盛り上がった印刷を深凹版印刷と言います。「壱万円」のように額面が印刷されている部位に採用されました。 |
<E券 表面左右上>
<E券 表面左右下>
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| 特殊インキ印 |
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必ず印刷されている朱色の丸印。これは日本銀行総裁の印章です。特殊なインキで印刷されていて、紫外線(ブラックライト)をあてると輝きます。 ちなみに裏面は、発券局長の印章です。 |
| 彩紋模様 |
| コンピュータを使った彫刻機で模様を描いています。微細な模様が偽造を困難にしています。 |

| 色合い |
| ハデな色彩を使わず中間色を多用することで複写機やスキャナー等による安易な複製を防ぎます。D券の壱万円札の表面には10色ものインキが使われているよです。 |
| パールインキ |
| 平成12年7月19日に発券された二千円札、平成16年11月1日に発券されたE券の一万円札と五千円札と千円札に採用されている偽造防止技術で、傾けるとピンク色が見えるようになります。 |

| ホログラム |
| 平成16年11月1日に発券されたE券の一万円札と五千円札にはホログラムが採用されています。このホログラムは既にクレジットカードなどではおなじみの偽造防止技術です。光の当たり具合で模様や色がキラキラと変化します。 |


| 潜像模様 |
| 平成16年11月1日から流通を開始したE券には潜像模様が採用されています(既に二千円札には使われている偽造防止技術です)。見る角度により数字が見えてきます。 |
| マイクロ文字 |
| 通常の複製技術ではコピーできない、小さな文字。紙幣には肉眼では見えにくい文字が用いられています。例えばE券1万円札表の右上「10000」の下にある線は「NIPPON GINKO」と印刷されています。10倍以上のルーペで見ることができます。 |

| 二千円札の光学的変化インキ |
| 見る角度で「2000」の色(青緑と紫色)が変化する。 |

| <メモ> |
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カラー複写機の技術は日進月歩と云えます。そのクオリティーは、オリジナルとの違いを無くしています。さらに、最近ではパソコンの普及に伴い、カラー印刷も容易になりました。犯罪防止として、カラー複写機では紙幣など証券の複写ができないように工夫されています。仮に複写を試みると印刷物が真っ青になったりし、警告メッセージが表示されます。
個人でカラー印刷をする場合、その多くはカラーインクジェット方式やインパクト方式による安価な手法となります。クオリティは悪くひと目で真券でないことがわかります。 |
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発光インキによる印とマイクロ文字による偽札防止策は、平成5年からのD券で追加された技法です。 それ以前のD券には採用されていません。 |