このシナリオはPC間での対立こそが新たな楽しさとして考えていると同時に、自由度を高めようとしています。そのためすかすかですが自分たちの仲間にあわせて変更・付け足しをして下さい。
結婚式が行われます。

真相
    高空を飛行していたのはケープの最新鋭戦闘機で、結婚式によって得られた実験場へと最新兵器を運搬する最中でした。ケープ、レベリルに関連するPCのうち、知っていておかしくない地位であれば、この飛行機のことは知っています。認識としては実験第一号です。

    爆発は上空飛行中のステルス機との接触です。このステルス機はケープの商売がたきの軍需産業”アリル”の所属であり、お互いが機密、ステルス機であったために高空で接触をおこし、爆発しました。
    爆発位置は街から離れたところですが、高空で風もあったために機械の破片や部品は周囲に広く飛び散っています。破片の一部が結婚式上に落下しました。

    ケープ、アリルともにステルス機同士の接触という情報は持っていないために自社の飛行機の事故だと考え、原因究明のため破片の回収に動いています。この2社に属するPCは破片の回収に動員されるでしょう。


    PCが戦闘できるなら、破片回収で撃ちあっているケープ、アリルの戦闘を目撃します。この2社の人間は銃撃戦の下からPCを雇おうともちかけます。受けるならPC側が勝利し、破片を回収します。そして、「上空の事故で飛び散った破片を回収している」とだけ教えられます。
    見ているだけなら流れ弾チェックをし、ケープが勝利し、なにか破片のようなものを回収しているのを目撃します。

    PCが情報系なら、ネット上で空から破片が落ちてきたことを耳にします。メディア系ではスラムに破片が落ち、屋根に穴があいたことを聞きます。情報は時間がたつとケープ、アリルが動いていることがわかります。(ロールが必要)
    こちら側の人間が手早く動くようなら、ケープ、アリルともに感知外の破片をPCが回収できます。
    もしくは、見にいった目の前で工作員に白い目でみられるかのどちらかです。

    破片はロールに成功すれば兵器の部品であることが解ります。
    ここで拾ったPCの道としては
    1:ケープ、アリルのどちらかに売り払う。
    2:第3者の会社ないしは組織に持っていく。
    3:だんまり
    4:想像もつかないこと。
    があるでしょう。

    対処としては、
    1:どちらかの会社に持っていくと、その会社は調査のため人を派遣するといいます。
    同時に、もう片方の会社もかぎつけたようで、なんらかのアプローチをしてきます。
    具体的には、ケープの人間とアポをとると、すぐアリルから電話がかかってきて、「ケープは取引をする振りをして実際には君たちを消すつもりだ。こちらは君たちをガードする準備がある。」という。
    実際取引現場では重装備をした工作員がいたり、情報も双方の会社の情報戦で裏をとれる情報が得られかったりする。
    戦闘系のPCにケープ/アリルからの仕事ということで、取引現場でPCたちを殺害して破片を回収する仕事の依頼がきたり、PC自身が部隊を率いて他PCの所持する破片を回収したりと、PC対決をさせることができるでしょう。

    2は1とほぼ同じですがたぶんPCのいる会社にいくのが普通でしょう。
    これもほぼ1と同じです。取引にいく途中でケープ/アリルの工作員(偽装かも)におそわれるのがはじめでしょう。

    3:人質などをとり、それと交換にしましょう。もしくは、いきなり襲われまきこまれる感じで。

    4:想像もつきません。
    破片を拾ったPCはいやでも中心となりかねないので破片側PCでないPCは会社からの依頼ないしは仕事で破片を追い求めてください。仲間だと解らないように。
    PC対決がいやなら、PCをまとめて、会社からの妨害をクリアして目的を達成するようにしてください。
    このシナリオのハッピーエンドは生き残り、金(破片)を手に入れることです。

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