お話のないシナリオ

これはシナリオではなく、以前行なったSWでのプレイの覚書です。
そのときのSWは学校の放課後で2ー3時間くらいの時間でおこなわれるものでした。
いちおう簡単なシナリオをつくっていましたが、できあがったキャラたちをみて実験をおこなってみる気になりました。
彼らは能力的には無茶苦茶いいというわけではないが、そこそこ高めの能力値をもっていました。
異常だったのは所持金の額です。生まれ表で蛮族だったものや、2Dで2や3をふるもの続出し、武器および粗末な鎧をかったら所持金がほぼのこっていない状態でした。

ここに
>サバイバルSWが行われたのです。

まず、マジックのカードをデッキごと机にふせ、つぎにおこる状態やイベントはめくったカードがキーになるというシステムです。 
PCたちは荒野のど真ん中から歩き始めました。
めくった1枚目は黒いカードで、いきなり夜になりました。

    PC:たき火をします。

    GM:薪は?

    PC:、、、、、、

レンジャー技能フル稼働で3時間分ほどなんとか集め、だましだまし8時間燃やしていくことになりました。
次のカードは動物でした。

    GM:怪物に襲われたよ。

    PC:火をこわがらないの?

    GM:その程度の火じゃねー

次の日、

    GM:あ、昨日の分の食料減らしといて。

    PC:今総計でのべ20日分(PC6人)しかないんだけど?

    GM:飢え死にするかもね。狩りでもすればー(無責任)

狩りのために引いたカードは食人植物。

    PC:食えるんか!食えるんだな!!

    GM:セージ技能かな。

    PC:1ゾロ

    GM:むっちゃうまい

バカです。

    GM:そろそろ夕方かな

    PC:薪をあつめる。

    GM:なんでそんなに(6ゾロ*2人)あつめるかな。

    PC:もちあるけるぶんだけもってあとは盛大に燃やす。

輪になってねているPCの中心でなく、周囲で盛大に炎をあげるファイアーウォール。
見張は、その時間に矢をつくる。弓もつくる。レンジャー技能がもっとも偉大だった瞬間。見張はどーした。
バカです。

次の日

    PC:まちだー

    GM:村だよ、村。

    PC:近くの小川で魚を釣る。6ゾロ。

    GM:でーっかいのがつれた。

    PC:食う!

以後、遠くにちらりと見えたユニコーンを”角”でなく”肉”のために追い回す。
めしべが美しい彫像で、高く売れる食人花に挑むヤツら。
ファイアーウォールで猛獣を撃退したり、逆に食い付いたり、楽しいプレイになりました。
与えた経験点はすべてレンジャー技能かフィッシャー技能へと変化しました。

プレイは、生き残るためPCが考えた手段をGMが否定することのくりかえし。
釣りざおにするための木の枝をぶち折ったといってNPCにおこられ、釣った魚は半分以上没収。
弓や矢は2Dで2ー4で破壊され、すでにPCとGMの真剣勝負でした。
TRPGのシナリオではなかったけど、全員が楽しめたプレイでした。

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