屋敷の悪魔

このシナリオは基本的に女神転成ー覚醒編ーのために作ったものです。
その他にも戦闘メインのシステムなら流用できます。



屋敷に到着して。

    屋敷の近くに行くと強い雨が振ってくる。車がないならHP,MPを半分にすること。逃げ込むように屋敷につくと、主人が女の子といっしょに暖かく出迎えてくれる。
    女の子は主人の娘と紹介される。人形のようで、主人の後ろに隠れている。
    主人は、悪魔召還ということに対して、半信半疑であるが、本(偽物)を渡してくれる。

    本にはそれっぽい言語が書いてあり、PCたちは本物だと思ってしまう。
    主人はPCたちに食事と宿泊を勧める。

    宿泊する。部屋2-5から選択。全て3人部屋。
    食堂   部屋9、食事をするとMPを少し回復。


    宿泊していると、深夜、雷が響きわたる。
    突然ノックの音がする。のぞき窓(玄関にあるようなやつ) から廊下をみると女の子の姿が見える。

    PCがドアを開けると女の子の姿はなく、紙切れとチェスの黒駒(ルーク)が落ちている。
    紙切れ:「この屋敷の謎が解ければこの子も救われるのに。」
    そのとき、悪魔が出現。


ロビー:A,Bともにヨロイ。PCが捜索しようとすると襲ってくる。
  メダルをはめるくぼみがある。メダルをはめると地下への階段。

部屋1:コックの部屋、料理の本などがある。

部屋2ー5:宿泊部屋。

部屋6:執事の部屋。

部屋7:図書室、ポルターガイスト現象により本がぶつかってくる。全員敏捷チェック。失敗すると2D6ダメージを防護点無視で。

部屋8:台所、調味料や料理道具がある。シロウリあり。

部屋9:食堂、長いテーブルに花瓶。瑞々しいバラの花。

部屋10:倉庫、地下への扉(ワイン蔵)やいろんなものがある。

部屋11:パーティールーム、悪魔出現。

部屋12:遊戯室、ビリヤード台やチェス台。チェス配置図
  チェスをチェックメイトにすると白いキングが銀の絵の具に変わる。

部屋13:客室、こまごまとした装飾品くらい。

部屋14:ドアを開けると強い力で吸い込まれる。

部屋15:普通の部屋。よく調べると隠し扉。

部屋16:普通の部屋。金庫がおいてある。

  金庫は6桁の数値をいれるようになっている。(111013)
  金庫の中身は茶色い絵の具。

部屋17:奥さんの部屋、高価そうな人形や衣服、装飾品。あさろうとすると、 人形がおそってくる。

部屋18:主人の部屋、机、ベッドや衣装だな。机にはノートパソコン。
  金庫の番号はBADというのがわかる。(16進数)
さらにペナルティつきでコンピュータ技能に成功すると悪魔召還プログラムを得る。

部屋19:この部屋はアトリエに使われていたようで描きかけのキャンバスや画材道具が並んでいる。
  絵の具セットはある。赤い絵の具はあるが、茶色と銀の絵の具はここには無い。

部屋20:カギがかかっている。銀の鍵で開く。
  部屋の中にはヘキサグラムのメダルがある。
部屋J:壁に文字。祭壇のようなものがあり、丸いくぼみ。
      文字:いずみにみずなくして、りうかえる。
      (泉から水をとって白、りうをひっくりかえしてうり。シロウリ。)
  シロウリを祭壇のくぼみにはめると何かいいアイテムが手に入る。

部屋B:女の子がいる。まえにキャンバスがある。
  「赤い絵の具が足りないの。赤い絵の具が足りないの。
  絵が描けない。絵が完成しない。赤い絵の具が足りないの。」
  キャンバスは全くの白紙。

  PCたちが赤い絵の具を持ってくると、
  「これで絵が描ける。絵が完成する。」
  と言って、赤い絵の具をキャンバスにぶちまけると、PC達が血塗れになっている絵が浮かんでくる。
  PC達に「天罰」様にダメージ。
  女の子は悪魔に変身する。

部屋H:女の子がいる。まえにキャンバスがある。
  「茶色い絵の具が足りないの。茶色い絵の具が足りないの。
  絵が描けない。絵が完成しない。茶色い絵の具が足りないの。」
  キャンバスは白紙。

  PCたちが茶色い絵の具を持ってくると
  「これで絵が描ける。絵が完成する。」
  と言って、茶色い絵の具をキャンバスに塗りたくると、
  ドアの絵が浮かんでくる。
  ドアが音を立てて開き、悪魔が襲いかかってくる。
  倒すとチェスの黒駒(ビショップ)

部屋D:女の子がいる。まえにキャンバスがある。
  「銀の絵の具が足りないの。銀の絵の具が足りないの。
  絵が描けない。絵が完成しない。銀の絵の具が足りないの。」
  キャンバスは白紙。

  PCたちが銀の絵の具を持ってくると
  「これで絵が描ける。絵が描ける。」
  と言って、銀の絵の具でキャンバスに鍵を描くと、
  それが現実化する。女の子はPCたちに
  「これを持っていって。役に立つから。」
  といい残して消える。

地下:部屋があり、そこに主人。
  「この本のおかげで死んだ娘が生き返ったんだ。この本は渡さないー。」と悪魔に変身し、襲ってくる。


主人を倒すと、どこからか女の子が現れて、主人の魂を迎えにきます。
二人は手を取り合って消えていきます。
依頼人に会いにもどると、報酬をくれます。




プレイヤーさんの感想
参加プレイヤーは、ヒート・グレイブ使い、速剣使い、 魔界魔法、神通力、シューティング、剛 剣使い、コンピュータ&シューティングの7人でした。

 途中、チェスの謎にミスがあったりもしましたが(改訂済み)、大筋で問題は無かっ たと思います。
 ただ今回、「一部のプレイヤーだけしか謎解きに参加しない」という現象が、以前のときより緩和されていましたが、ここらへんはメンツやノリ ・雰囲気のお陰ですね。
 それと、もうちょっと各イベントの結果によるボーナス・ペナルティー がゲーム性を持って絡み合っていれば(HPを減らされた後で戦闘になる とか、パズルに間違った解答を入力するとシャレにならないダメージを被 るとか)良かったと思いますが、それを要求するのは酷と言うか、プレイ ヤーの我侭ですね。

 オチに関しては、私は唐突に感じてしまいました。
遠藤の説明では「主 人は二重人格に陥り、表人格は魔導書の存在を通報して引き渡そうとする が、裏人格はそれを妨害して死者蘇生に用いようとしていて、それでPC を招いておいて、後で邪魔をしたのだ」との事で、納得したプレイヤーも いました。
しかし、オチに至るまでに「二重人格に関する伏線」は一切ありませんでした。主人を挙動不信に描いたり、娘(の霊)に「パパを止め て」と言わせるだけでも、終了後感は変わったと思います。

(始めの紙切れの女の子か、銀の絵の具の女の子に「パパを助けて」等言わせるのがいいでしょう)

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