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MY PHILOS

医療不信
2002,7,14

 東京女子医大の事件を筆頭に最近の医療に対する国民の不信は増加している。

 私も医療に対して不信を抱いているひとりである。

 昨日長男が「胸が痛い」と苦しんでいた。しかし、よく聞いてみると食道当たりが痛いと言う。いつもならほっておけば直ってしまうが、昨日は時間がたつにつれ痛みが激しくなるようである。土曜日の夕方なのでどこの病院も開いていない。やっとの事でO病院の内科が開いていると言うことで電話をかけてみると、院長が診察してくれるとのことである。ただし、原因がよくわからないため、直すことはできないかもしれないとも付け加えられた。まあ、そこまで正直にいってくれれば分からなくて誤魔化されるより良いだろうが、直せなければ病院に行っても無駄だろうと家内に言ったが、聞きはしない。とにかく病気になれば病院ということは頭にこびりついている。また、内科は風邪の時しか役に立たず、分からない病気には何の対応もしてくれない、と付け加えたが家内は聞く耳を持たない。

 案の定、院長の診察結果は「原因不明」であった。それだけならばまだ良いのだが、2千円もとられたあげく、子供に対しては「これは末期ガンの症状と似ている。」といい、子供はショックを受けてしまった。

 無駄な時間と思いながら、家に戻りもう一度病院探しを始めた。病院は外科の方がまだましだといい、今度は私の忠告を受けてくれた。

 探し当てたのはM医院。そこの診察は的を得ていた。詳しい症状を子供から聞き出し、食後に痛みが激しくなったということを聞き出すと、それは食道の痛みではない(食道は痛みを感じない器官であるらしい。)、胃の上部であるのではと。試しに冷たい水を飲ませ、今の瞬間痛いところは、と子供に聞き、そこをさわってみると確かに胃の上部である。結局「胃けいれん」であることが分かった。その治療法は胃を空にするしかないそうで、その日は点滴をし入院である。ただし、これらの対応は医師が忙しいため全て看護婦の手によるものである。

 私の言ったことは奇しくも当たってしまった。内科医は勉強不足で原因が分からない病気に対しては何の対応もしてくれない。患者から何々の病気ですが、と言わなければならない。しかし、本来担当が違う外科はあらゆる手を尽くして原因を突き止めてしまった。それも看護婦がである。

 医療に対する私の不満はまた大きくなってしまったが、原因を突き止めた外科医の腕(いや看護婦の腕)は信頼に値すると感じている。