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地球温暖化の真犯人が分かった(IPCC第4次報告書のまやかし)
2008,6,9
地球温暖化の容疑者は二酸化炭素などの温室効果ガスである、といわれている。これはIPCCの第4次報告書に裏付けられている。
しかし、国立天文台教授の常田佐久教授が、NHKのサイエンスゼロの番組で、
「黒点は太陽活動の源である。周期的に数が変化する。黒点は過去において50年とか100年間全くなかった時期があり、その時地球は寒冷化した。黒点の活動と地球の寒冷化が割と対応している。」と発言していること。
また、先の私のブログで紹介したとおり、ロビンソン教授をはじめアメリカの学者は地球温暖化の原因を太陽活動に見出している人が多いということ。
さらに、今年の5月に幕張メッセで開催された「日本地球惑星科学連合2008年大会」(日本学術会議 文部科学省 国土交通省等後援)において、IPCCの発表と異なる地球温暖化の原因についての研究発表がなされ、特に東京工業大学の丸山茂徳教授は、地球温暖化の原因は太陽活動にあるとしたこと。
これらの意見により、どうやら地球温暖化の原因は太陽活動の変化によるものと思わざるを得ないが、IPCCがノーベル平和賞を受賞したばかりである。それを簡単に否定することができるのか。
そう思ってもいたのだが、IPCCの報告書に瑕疵が見つかったのである。IPCCの報告書では、二酸化炭素の増加と温暖化の傾向に相関があると発表しているが、どうやら統計的な捜査に過ぎないことが分かったのである。よって、地球温暖化の原因は太陽活動の変化と結論せざるを得なくなった。(IPCCの報告書でも確固とした原因は見つかったとは言っていない)
多分ここ10年のうちに本当の意味での地球温暖化の原因は分かるだろう。しかし、今は人類がいまだかつてないぐらい一体となって、化石燃料の使用=地球温暖化といっている。そのような環境で、地球温暖化の原因は太陽活動といっても、それはアンデルセンの裸の王様に登場する子供のように、無邪気に「王様は裸だよ」といっているに過ぎないのかもしれない。
以下、IPCCの報告書を検証したものを掲載する。
報告書の地球温暖化の原因というところには素人でも分かってしまうような驚くべき「からくり」があった。
IPCCの第4次報告書は、
1.気候変化とその影響に関する観測結果
2.変化の原因
3.予測される気候変化とその影響
4.適応と緩和のオプション
5.長期的な展望
の五つの主題のもと、第1〜第3作業部会報告書を分野横断的・有機的にとりまとめたものである。
その一つ一つにコメントしよう。
主題1 気候変化とその影響に関する観測結果
・気候システムの温暖化には疑う余地がなく、大気や海洋の全球平均温度の上昇、雪氷の広範囲にわたる融解、世界平均海面水位の上昇が観測されていることから今や明白である。
・地域的な気候変化により、多くの自然生態系が影響を受けている。
→確かに最近の気候の変化は、ちょっと異常と感ずるところもある。これも温暖化の原因である。特に北極海の氷はほとんどが解けてしまったし、日本の国内でも温暖化の原因で桜の開花が遅れたりしている。
主題2 変化の原因
・人間活動により、現在の温室効果ガス濃度は産業革命以前の水準を大きく超えている。
・20世紀半ば以降に観測された全球平均気温の上昇のほとんどは、人為起源の温室効果ガスの増加によってもたらされた可能性がかなり高い。
→この主題2は、温暖化の原因が二酸化炭素などの温室効果ガスが原因であるといっているが、結論が飛躍しすぎている。これこそがIPCCの報告書のまやかしなのである。
主題3 予測される気候変化とその影響
・現在の政策を継続した場合、世界の温室効果ガス排出量は今後二、三十年増加し続け、その結果、21世紀には20世紀に観測されたものより大規模な温暖化がもたらされると予測される。
・分野毎の影響やその発現時期、地域的に予想される影響、極端現象の変化に伴う分野毎の影響など、世界の気候システムに多くの変化が引き起こされることが具体的に予測される。
→温室効果ガスの発生量の増加は、間違いないだろう。しかしその結果が温暖化というのは疑問である。しかも、温暖化の原因が温室効果ガスというのは、主題2から単純に引き継いだものである。
主題4 適応と緩和のオプション
・気候変化に対する脆弱性を低減させるには、現在より強力な適応策が必要とし、分野毎の具体的な適応策を例示。
・適切な緩和策の実施により、今後数十年にわたり、世界の温室効果ガス排出量の伸びを相殺、削減できる。
・緩和策を推進するための国際的枠組み確立における気候変動枠組条約及び京都議定書の役割将来的に向けた緩和努力の基礎を築いたと評価された。
→主題3以降は、主題2であいまいに定義した温暖化の原因をそのまま受けている。話にならない。
主題5 長期的な展望
・気候変化を考える上で、第3次評価報告書で示された以下の五つの「懸念の理由」がますます強まっている。
1極地や山岳社会・生態系といった、特異で危機にさらされているシステムへのリスクの増加
2 干ばつ、熱波、洪水など極端な気象現象のリスクの増加
3 地域的・社会的な弱者に大きな影響と脆弱性が表れるという問題
4 地球温暖化の便益は温度がより低い段階で頭打ちになり、地球温暖化の進行に伴い被害が増大し、地球温暖化のコストは時間とともに増加。
5 海面水位上昇、氷床の減少加速など、大規模な変動のリスクの増加
・適応策と緩和策は、どちらか一方では不十分で、互いに補完しあうことで、気候変化のリスクをかなり低減することが可能。
・既存技術及び今後数十年で実用化される技術により温室効果ガス濃度の安定化は可能である。
今後20〜30年間の緩和努力と投資が鍵となる。
→話にならない。
以上のようにIPCCの報告書は、主題2において地球温暖化の原因は二酸化炭素などの温室効果ガスの発生量の増加が原因としている。
主題2の「変化の原因」は、次のようなくだりで始まる。
「産業革命以降、人間活動のため、世界の温室効果ガス(GHG)の年間排出量は増加し、1970年から2004年の間に70%増加した。」
→この表現は非常に的確である。次のグラフを見ると、1970年以降化石燃料の消費量の増加とともに二酸化炭素が増加していることが分かる。

IPCCの報告書は、次のように続く、
「世界の二酸化炭素、メタン及び亜酸化窒素の大気中濃度は、1750年以降の人間活動の結果、顕著に増加し、現在では、氷床コアから測定された産業革命以前何千年にもわたる期間の値をはるかに超えている。
20世紀半ば以降に観測された世界平均気温の上昇のほとんどは、人為起源の温室効果ガスの大気中濃度の増加によってもたらされた可能性がかなり高い。過去50年にわたって、南極大陸を除く各大陸において平均すると、人為起源の顕著な温暖化が起こった可能性が高い。」
→報告書は、一転して温室効果ガスの増加は、1800年代の産業革命以降としている。しかし、その後に続く言葉は再び1900年代中期以降という表現となる。(この辺は、言葉を巧みに使いまわしている。)
ここで、以下のグラフを見ていただきたい。これを見るとIPCCの報告書どおり1970年以降温暖化が進んだのだが、同じような傾向で1900年から1940年まで急激に温暖化が進んでいる。そして1940年から1970年までは寒冷化している。

つまり、IPCCが二酸化炭素(化石燃料の使用量の増加)と地球温暖化の関係を結び付けているのは、わずかここ40年間ぐらいの傾向だけ見ているに過ぎないのである。それ以前の温暖化や寒冷化についてはコメントを避けている。
というのも、1970年以前の傾向は、地球の平均気温と二酸化炭素の濃度の相関が低いためである。
ここ数百年間において、温暖化との相関関係が高いものは太陽活動に他ならない。特に北極海の温度変化はほぼ合致するし、先に説明した1940年から1970年の間の寒冷化も説明できる。